２０１１年４月１８日 東京電力・行程表

　やっと出た！　との思いが強い行程表。まず３か月で安定冷却、冷温停止には３か月から６カ月を要するそうで。そんな事をしているうちにすぐ１年が経ちそう。なんたってこれを出すまでにひと月もかかったのだし。しかもこれはあくまでも計画だそうでいつどうなるのかは分からないって事なのね、つまりは。一応の案は示したけれどあちらの都合やその他の天災や人災によっては変更あり。これじゃ世間は納得しない。でもこれしかないのでしょうね。さて地元民の方々。安心出来る地になるまでは戻らない、と決意出来る人は少数派。殆どが一日でも早く家の帰りたいと思っているようで。そこで生まれ育って代々の土地と仕事があれば皆、そう思うような。その考えは間違ってはいない。ただ代々のものを持たない者からするとなんでそんなのそこに固執するの？　なんて間抜けな考えが浮かぶ。あとは国と東電のお墨付きがあったからこそなんでしょうけど。原発によって潤っていた町だからこその問題もあるのでしょう。年金＋農作業＋原発関連の下請け工事で生活をしていた人の話が新聞に載っていた。「今後は収入が年金だけになる～」不安を抱えたこの声こそが被災者の多くの声を代弁しているように感じた。