今夜の山田洋次監督が選んだ日本映画は”トウキョウソナタ”。黒澤清監督作品。閉館した恵比寿の映画館に観に行ったなぁ。ほんの数年前の事なのにとても懐かしい。随分前の出来事のような気がする。前回紹介した小津安二郎監督作品と同様、静かに時間が流れる。時代を反映して父と子のあり方はちょっと違うけど。そこがいい。特に息子たちふたりの演技がなかなかのもの。ちょっと年の離れた兄弟? でしかも個性的。でも静か。そこがちょっと妙な気がしたが・・・・。ま、そんな兄弟もいるのでしょうね、逆があるのだから。父と母、息子ふたり。同じ家庭を築いた身としては親近感大。しかも各自がそれぞれに生きている。でも見ている方向は同じ。だからこそ共鳴出来たのかな? 監督の意図とは異なる部分で一致したのかも・・・・。でもいいんじゃない? 家族映画としての評価は大きかったのだから。これも違う? ・・・・そんな気もする。