リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2024年1月31日 松本清張・渡された場面

2024-01-31 20:14:32 | Weblog

 2005年制作のドラマを昨夜、見た。主演の三浦友和さんもとても若かった。(それでも50歳くらいだったのか)それと可愛らしい! と思ったのが高岡早紀さん。今では強気の女、って感じだが当時はスタイル抜群のお人形さんのような女優だった。可憐で殺される役(?)に見事にマッチ。しょーもない男に惚れて殺されるなんて役が演じられたのだから、彼女も若かった! この作品では、(売れっ子とは言えないが)純文学の大家とされる作家と、地方で同人誌を発行する作家を夢見る文学青年が登場する。清張先生は彼らをどんな思いで用いて、描いたのだろうか。どちらの気持ちも清張さんなら分かり過ぎるほど、分かっていたはず。故にその思いを聞いてみたかった。純文学の大家は書き始めた数枚の原稿を無防備にも宿泊先の旅館のゴミ箱に廃棄。ココから物語が動くのだが、本来はそんな事しないのではないか。(少なくとも清張さんはしない、と思う)展開としたは面白いが現実にはあり得ない設定。フィクションの世界ではそれらを膨らませてこそ面白くなる、と言う事なのだろうか。ン十年経ってもあせない松本清張観。凄い人だ!


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