選挙が行われる時期になると毎度感じる事だが、野党は選挙の戦い方が下手。今回に限ってはいろんな人が言っているが、菅総理がこのまま総理大臣の地位に就いていてくれさえすれば野党の勝利もあったったかも。しかし、菅総理は案外あっさりと地位を明け渡した。その為、野党の甘い目論見は消えた。そして最近は自民党の宣伝ですか、と言えるほどメディアは総裁選一色。誰がなっても一緒じゃないか、と醒めた目で見る人は多分、衆議院選挙にも行かない人たち。それ以外の人たちにも自民党は頑張っている風で(そもそもコロナ禍でとんでもない世の中を作り出したのも同じ自民党なのだが、そんな事は忘れられつつある)イメージアップを図る。コロナ感染者数が膨大に増え、とんでもない事態を招いた時期なら自民党なんてー! と思う人が多かった筈。だが、このままだと衆議院選挙は11月になるとか。そんな頃には8月の事なんて忘れた国民がまたしても自民党に票を入れ、あれ? と言う間に彼らの勝利。そして何事もなかったかのようにまたしても似たり寄ったりの右傾化した安倍化した政治色に染まる。どうしてこうなるのか。理由は明確。自民党ごときに立ち向かえるまともな野党がないから。情けない事だ。枝野さんも志位さんもいろいろと話すが内容がイマイチ。本気で与党に打ち勝つ気があるのか。その先、何をしようとしているのか。指針を示し国民を正しい道へ案内して欲しいものだ。