政府が唱えた”働き方改革”。本当の事は何も知らない。高齢者が働きたい間は働けるようにする社会を目指すのもその一環か? 15年間、パート社員としてお世話になっている会社では雇われた当初のパートの定年は65歳。それまで働かせて貰えればありがたい、と働き始めた。その頃は適度に仕事があり、週3日~4日でのシフトで望み通りだった。年々、仕事量が減り週2日が定番。閑散期には週に1日もない時期もあり、会社同意の元で他の派遣会社に登録して短期バイトに就くのがここ数年続いている。その働き方には不満はない。同じ場所ばかりで働くのではなく、短期間にしろ他の空気を吸って来るのは刺激になり面白い。いろんな人たちとの出会いもあって楽しいのだ。ただ、パート社員として働く場は年々高齢化が進んでいる。仕事量が減った時期から新しいパート募集を止めた。65歳だった定年は68歳に上がり、現在は政府の方針に従ったのか定年は驚くべき75歳! これでは定年がないのも一緒。もっとも元気な70歳以上は有難がって働きには来る。週2日くらいなら、との思いで出て来るのだろう。しかし、これがいただけない。きちんと働けているのかと言えば、そこは高齢者。時間はかかる、間違いは多い。仕事内容は事務的軽作業で難しい事はない。ただし、正確性は求められるし場合によっては時間も限られる。それにどこまで対応が出来ているのか。ひとりでの作業は殆どなく、チームでこなす。共に働く高齢者以外に負担がかかる。そこはどうあっても否めない。けれど、待遇(時給)は同一。これってどうなの? と会社には何度となく言いたくなったが言ったところで自分の評価が下がるだけ。口には出来ない。(限界に近いけど)もうひとつ大不満なのは、仕事をこなしてしまい時間内に終了した場合には早帰りとなり、時給が削られる。ノロノロと言ったら失礼だが作業が遅い人は時間内まで働くのでその分の時給は貰える。ここもおかしい。遅い方がお得! ノルマ制にして欲しい、と何度願った事か。「これに不満があるならここで働くのを辞めれば」とかつて10歳以上年上の人に言われた。間違ってはいないが納得は行かず、悶々とする日々が続くー。
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