2日目の朝は早々に目覚めた。快晴の空に感激。どこまでも青空が続く。ホテルで朝食をいただき、満腹で出発。驚く事に(考えてみれば平日だから当然か)中高年の宿泊客が圧倒的。地震の影響かどこにでもいる中国人観光客の姿はなし。いつもより正直、寛げた。大袈裟に言えばどこへ行っての彼らがホテル及び観光地を占拠している気がして、嫌な気分になる事も多い。地震の被害を受けた人たちには申し訳ないが、有難い思い。帯広を出て知床方面へ向かう。途中の足寄町の広さに驚いた。どこまで行っても足寄町。出身の松山千春さんが🎶大空と~🎵大地と~と歌っていたが正にそれ。彼の寛大さが生まれのもうなずける。鈴木宗男さんも同町出身だそうだが、同じ町と言ってもこれだけ広ければ顔を合わせる事もなかっただろうなーなどとどーでもいい事を思う。ドライブは続き、阿寒湖から摩周湖へ。霧で有名なだけに息子は2度来たが毎度視界不良で湖を見た事がないと言う。私は1度目であおい美しき湖を見ている。今回は? 朝に比べて雲が出てはいたが、湖面は綺麗。写真をバシャバシャ撮りはしゃぐ息子。残念な結果にならなくて良かった。近くのある緑の池、神の子池へ。写真では広そうに感じたが実際には小さな池。神秘的ではあったが摩周湖にはかなわない。暗くなる前に、と先を急ぐ。途中夕立ちのような晴れているのに雨が降る、不思議な現象に遭う。その後、素晴らしい虹が海に向かってかかるのを目撃。大きく海に落ちるように出ている虹には感動。知床峠に着いたのは午後5時半頃。既に薄暗くなり、気温はかなり下がっていて寒い! 羅臼岳が堂々と聳え立ち、怖いくらい。寒さに凍えつつ(薄着なので本当にそんな感じ)ウトロで食事をしようと店を探す。連休明けのせいか休日ばかり。仕方なく斜里へ。とっぷり日も暮れ、薄暗い斜里の町。昼食抜きで過ごしたのでかなりの腹ペコ。車数台が止まっている店を発見。オホーツクの海鮮丼が食べられるとあるので飛び込む。海鮮ちらしに地酒で極楽気分。ドライバーの息子は元々お酒が飲めない体質。彼に一応は「呑んでいい? 」と断り、美酒に酔う。小一時間で平らげ宿のある網走へ。昨夜の帯広に比べれば網走の夜はさほど暗くはなかった。ホテルは満室との事。地震でキャンセルが相次いだと聞いたが来るところには客はいるのだ。お風呂に入り、就寝。大満足の一日。お疲れの息子も早々にお休み。