羽生善治さんと同世代で将棋の世界で活躍していたものの、病気の為29歳で亡くなった人をモデルに作られた映画が公開されている。主役を演じるのは自らを田舎俳優と呼ぶ、松山ケンイチさん。10代の頃はミステリアスな雰囲気を持っていて(だからオーデションでグランプリを受賞したのだろう)面白そうな人、と思ったが今は逆。31歳とまだ若いのに妙に落ち着ていてつまらない。3児の父だそうなので、落ち着いているのも無理からぬ事。幸せな家庭を築いていてそれはそれでいいのだが、役者としてはどーなの? この映画にしても本人や羽生さん役を演じた東出昌大さんは絶賛するが自分たちで褒めてどうする、と突っ込みたい。将棋に興味があるなしに関わらず楽しめる作品に仕上がっているそう。以前ならマツケンが出ているというだけで観に行ったが、今回はパス。タイトルももどうにかならなかったのか。そのタイトルじゃ観る気にならないって。監督が誰なのか忘れたが、いただけませんよこれは。