途中から見られなかったけれど、松本清張原作のドラマ。”10万分の1の偶然”を見た。久々の田村正和さんが主演だし。相手役っていうのか犯人役の高嶋政伸さんもそれらしい演技が見事だった。嫌らしい感じがありありでしかも年齢に伴ってのものなのかふくよかになっていて驚いた。なんだか別人みたい。声もドスが効いてていかにも、の悪役っぽかった。松本清張の作品はモロ昭和で、この時代にドラマ化や映画化するのは難しい。時代背景も話しの中に織り込まれているので平成時代には不釣り合い。そんな中でも今回のドラマは善戦していたと思う。清張ファンはまだまだ健在。次につながる作家が出てこないのは寂しいな。どこかにいるのかも知れないが今はまだ不在。何て言ったらミステリー作家の方々に失礼か。