数年前に大学生の保護者が履修のガイダンスに参加したい、との希望がありその為の(保護者向けの)ガイダンスを行う大学があるとのニュースを聞いた。なんてこったい!? とその時は思ったのだが最近ではそれに加えて就活中の息子や娘たちに変わってその手助けを望む保護者が増え、それに応じた就活説明会が実施されていると聞きた。これって聞き間違えじゃないよね? と思っていたらNHKのニュースでも大真面目な彼らの姿が映っていてほんとなんだ、と更にびっくりした。しかもその内容がひどい。「企業側はタフな人材を求めていると言いますがタフに育てるにはどうしたらいいのでしょう? 」と質問する母親。これに対しての大学側のコメントは割愛(?)されていたがこれって幼稚園児の保護者会じぁないよね? と確認したいような話し。マジな顔で今更そんなことを聞いてどないすんのん。それとは別に「きちんとしたあいさつができるかどうか、そんなところを企業は見ています」などと当たり前過ぎてなんとも言いようのないことを本気になって話す大学側。対する親は「普段が大事だと言うことを子どもに伝えます」とこれまた真面目に受ける親。いったいどうなっているのよー。ゆとり教育の賜物がこれかい? これは特別にひどい事例ではなく極々一般的な保護者或いは大学の対応なのだと思うと先行き不安は拡大しそう。でもなぁ、NHKニュースで取り上げているくらいだから平均的なありふれた学生生活の一部なんだよなぁ。駄目じゃん、これじゃ。誰かどこかで立て直してくれ。
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