桐野夏生のリアルワールドを読んだ。書き出しからは想像も出来なかった結末に驚いた。女子高生の取り返しのつかない世界。そんな世界が実際にあるかどうかは別にしてあったら面白くて怖いなあと、思わせる事に再びびっくりさせられた。話の発端は隣の家に住む男子高生が、母親を殺した事だった。最近は同じ様な事件が現実にも起きているので、小説の中の出来事とは思えないのが、正直恐ろしくもあったけれど。ありそうでなさそう、でもどっかで広がっているのかも知れない未知の生活。実に上手くその中に私を引きずり込んでくれた。次の作品を読むのが楽しみ。ただ、普段の生活で彼女は一体何を考えて日々暮らしていらっしゃるのだろうかと、余計なお世話でしょうけれど気になった。
最新コメント
- どるみ/2014年10月11日 映画・ふしぎな岬の物語
- トンちゃん/2014年2月4日 楽に生きる若者たち
- Cormier/2013年5月3日 言葉の暴力
- noga/2013年1月22日 埼玉県教職員早期退職
- z/2013年1月25日 アルジェリア人質事件
- ダイスケ/2013年1月11日 飲食店の店員
- 村石太あ&コピーレディ/2013年1月5日 邦画
- noga/2012年12月19日 田中角栄とその娘
- http://plaza.rakuten.co.jp/gfrredk/2009年12月30日 年の瀬
- 11/14(水)・15(木) 人権委員会設置法案絶対阻止!緊急連続国民行動/2012年11月12日 年内解散・総選挙
ブックマーク
- goo
- 最初はgoo