先週末の記録的な大雪の影響で,初日の開催が中止になってしまった船橋競馬ですが,昨日からは予定通りに行われ,今日の第50回報知グランプリカップを迎えました。
好発からオメガインベガスの逃げ。外の2番手にケイアイヘルメスがつけ,その後ろは内にジェネラルノブレス,外にサミットストーンで併走。さらに内からゴールドバシリスク,外にスマートジョーカーと続きました。最初の800mは48秒1のハイペース。
後方から動いていこうとした馬もいましたが,前までは追いつけず。直線の入口では内からオメガインベガス,ケイアイヘルメス,サミットストーンで雁行。ここからケイアイヘルメスは脱落。早いペースの逃げでオメガインベガスも苦しかった筈で,実際にラップもかなり落ちているのですが,むしろ差は開いていき2馬身差で逃げ切って優勝。ずっと外を回らされたサミットストーンが2着を確保。逆に内を回ってきたゴールドバシリスクが差は詰めたもののクビ差で3着。
優勝したオメガインベガスはここが中央からの転入2戦目。牝馬同士とはいえ重賞で2着があり,斤量も51キロと恵まれていましたので,有力馬だと思っていました。まだ4歳ですから今後の上積みも見込めるでしょうが,今日の内容ですと,必ずしもいつも上位争いが可能というわけではないような印象です。父はスペシャルウィーク。祖母のはとこに2005年の小倉サマージャンプを勝ったフミノトキメキ。
騎乗したのはJRAの戸崎圭太騎手で,先週の金盃に続いて2週連続の南関東重賞制覇。昨年まで南関東に所属していたわけですが,これは珍しい記録でしょう。報知グランプリカップは初勝利。管理している船橋の出川克己調教師は第37回と49回を制していて,連覇となる報知グランプリカップ3勝目です。
第一部公理三が公理の資格を有するのかということを別としても,そこに示されている内容が真理veritasであるということについては間違いなく確認することができました。だからスピノザが何らかの論証Demonstratioで第一部公理三を援用したとしても,とくに問題にする必要はないということになります。もちろんスピノザがそれを用いるという場合に限ったことではなく,僕がこのブログの中である事柄を第一部公理三に訴えたとしても,何ら問題は生じないということになります。
ここまではほぼ前回の復習です。そして今回は,ここからさらに先に歩を進めます。要するにそれは,一定の原因causaが与えられさえすればそこから必然的にnecessario結果effectusが生じるのであり,そのことが神Deusの本性naturaの必然性necessitasによって支えられるのであるとするなら,そこから今度はどんな事柄が帰結してこなければならないのかということです。
最初に僕がどう考えているのかを述べておきましょう。僕はこのことからして,必然のうち第二のタイプのものは,ただひとつ,神の本性の必然というのがあるだけで,それ以外には一切の必然性は存在し得ないということになると思います。おそらくこの場合,必然性は法則といい換えた方がより理解しやすいでしょう。すなわち自然Naturaのうちに貫徹するような法則は唯一であって,その唯一の法則以外には一切の法則は存在しないということです。したがって法則は,あるいは必然性はといってもいいですが,どんな仕方においても区別することが可能なものではありません。別のいい方をするならば,数的な意味において複数の必然性が存在するということを,スピノザの哲学,なかんずく『エチカ』の公理系は許容しないであろうと考えるのです。
『エチカ』のうちで,この僕の考え方を最も支えてくれるのは,おそらく第一部定理一四系一だと思います。
「これからくるきわめて明白な帰結として,第一に,神は唯一であること,言いかえれば(定義六により)自然のうちには一つの実体しかなく,そしてそれは絶対に無限なものであることになる」。
系一なので第一にといわれているのであり,その部分にそれ以上の意味はありません。
好発からオメガインベガスの逃げ。外の2番手にケイアイヘルメスがつけ,その後ろは内にジェネラルノブレス,外にサミットストーンで併走。さらに内からゴールドバシリスク,外にスマートジョーカーと続きました。最初の800mは48秒1のハイペース。
後方から動いていこうとした馬もいましたが,前までは追いつけず。直線の入口では内からオメガインベガス,ケイアイヘルメス,サミットストーンで雁行。ここからケイアイヘルメスは脱落。早いペースの逃げでオメガインベガスも苦しかった筈で,実際にラップもかなり落ちているのですが,むしろ差は開いていき2馬身差で逃げ切って優勝。ずっと外を回らされたサミットストーンが2着を確保。逆に内を回ってきたゴールドバシリスクが差は詰めたもののクビ差で3着。
優勝したオメガインベガスはここが中央からの転入2戦目。牝馬同士とはいえ重賞で2着があり,斤量も51キロと恵まれていましたので,有力馬だと思っていました。まだ4歳ですから今後の上積みも見込めるでしょうが,今日の内容ですと,必ずしもいつも上位争いが可能というわけではないような印象です。父はスペシャルウィーク。祖母のはとこに2005年の小倉サマージャンプを勝ったフミノトキメキ。
騎乗したのはJRAの戸崎圭太騎手で,先週の金盃に続いて2週連続の南関東重賞制覇。昨年まで南関東に所属していたわけですが,これは珍しい記録でしょう。報知グランプリカップは初勝利。管理している船橋の出川克己調教師は第37回と49回を制していて,連覇となる報知グランプリカップ3勝目です。
第一部公理三が公理の資格を有するのかということを別としても,そこに示されている内容が真理veritasであるということについては間違いなく確認することができました。だからスピノザが何らかの論証Demonstratioで第一部公理三を援用したとしても,とくに問題にする必要はないということになります。もちろんスピノザがそれを用いるという場合に限ったことではなく,僕がこのブログの中である事柄を第一部公理三に訴えたとしても,何ら問題は生じないということになります。
ここまではほぼ前回の復習です。そして今回は,ここからさらに先に歩を進めます。要するにそれは,一定の原因causaが与えられさえすればそこから必然的にnecessario結果effectusが生じるのであり,そのことが神Deusの本性naturaの必然性necessitasによって支えられるのであるとするなら,そこから今度はどんな事柄が帰結してこなければならないのかということです。
最初に僕がどう考えているのかを述べておきましょう。僕はこのことからして,必然のうち第二のタイプのものは,ただひとつ,神の本性の必然というのがあるだけで,それ以外には一切の必然性は存在し得ないということになると思います。おそらくこの場合,必然性は法則といい換えた方がより理解しやすいでしょう。すなわち自然Naturaのうちに貫徹するような法則は唯一であって,その唯一の法則以外には一切の法則は存在しないということです。したがって法則は,あるいは必然性はといってもいいですが,どんな仕方においても区別することが可能なものではありません。別のいい方をするならば,数的な意味において複数の必然性が存在するということを,スピノザの哲学,なかんずく『エチカ』の公理系は許容しないであろうと考えるのです。
『エチカ』のうちで,この僕の考え方を最も支えてくれるのは,おそらく第一部定理一四系一だと思います。
「これからくるきわめて明白な帰結として,第一に,神は唯一であること,言いかえれば(定義六により)自然のうちには一つの実体しかなく,そしてそれは絶対に無限なものであることになる」。
系一なので第一にといわれているのであり,その部分にそれ以上の意味はありません。