スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

北海道スプリントカップ&具体的検証

2009-06-20 19:30:08 | 地方競馬
 今年から門別競馬場に舞台を移して争われることになった北海道スプリントカップ(動画)。グランシャリオナイター初の重賞として一昨日の晩に行われました。
 川崎のスパロービートが僕が思っていたより楽にハナに。かなり押していったヴァンクルタテヤマが2番手に上がり,その後ろが少し離れてポートジェネラル。レースはこのまま直線に入り前2頭の叩き合い。手応えはスパロービートの方がよさそうにも見えましたが,止まったのもスパロービートの方で抜け出したヴァンクルタテヤマが優勝。追い込んできたガブリンがゴール前でスパロービートを捕えて2着。スパロービートは3着。
 優勝したヴァンクルタテヤマは昨年8月のサマーチャンピオン以来の勝利で重賞3勝目。僕はかなり期待していたのですが,その後は少し落ち込みを見せていました。暑い時期の方がいい馬なのかもしれません。レース振りからすると距離はもう少しあった方がいいように思えますので,今夏のダートスプリント路線では目が離せない存在となるでしょう。
 鞍上の藤田伸二騎手は2005年以来2度目の北海道スプリントカップ制覇。安田伊佐夫調教師の死去に伴い管理することになった武田博調教師は初制覇となりました。

 それではこの種の仮説はどのように検証されるのかということを,具体的に考えてみましょう。まず,マスクを着用することによって眼鏡が曇るようになったという事例を題材としましょう。
 この場合,僕の眼鏡が曇るという表象が僕に与えられるわけです。「眼鏡は顔の一部です」というのはあまりにも有名なことばで,僕などは眼鏡をかけたまま顔を洗ってしまうこともよくありますので,これはあながち嘘というわけでもありません。ただ厳密にいうならばこれは自分自身の身体の表象ないしは知覚ではなく,眼鏡という外部の物体の知覚,より厳密にいうなら眼鏡というそうした外部の物体が曇るという現象の知覚でしょう。しかしそれが結果の表象,原因を伴わないような結果の表象として僕に与えられているということは同じですから,このことは問題にしなくてもいいだろうと思います。
 そこで僕は眼鏡が曇る原因として,マスクの着用を仮説として立てるわけです。そこでこれをどのように検証したらよいかといえば,今度は第一部公理三を利用するわけです。すなわち,一切の原因がなければ何らの結果も生じません。したがってもしもある結果が現実的に存在する場合には,この結果の原因が除去されるということになれば,結果の方も除去されるということになるでしょう。ところで仮説は,眼鏡が曇ることという結果に対して,マスクの着用という原因を想定しているわけですから,これを検証するためにはマスクの着用を排除する必要があるでしょう。そこでもしもマスクの着用を排除したとき,つまりマスクを外したとき,眼鏡が曇らなくなるのであれば,それはこの仮説が正しかったということになりますし,逆にそれでもなお眼鏡が曇るということが生じるなら,それは仮説が誤りであったということになります。
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