スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

東京大賞典&謎の解消

2006-12-29 22:42:57 | 地方競馬
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 第52回東京大賞典
 予想通りに好枠からナイキアディライトの逃げ。これをシーキングザダイヤががっちりと2番手でマークし,前半の800メートルが47秒3。稍重を考慮してもこれはハイペースでした。
 この流れをシーキングザダイヤは3コーナー過ぎから動いていき,直線入口では先頭という横綱相撲に出ました。しかし,ハイペースでこの競馬ではさすがにきつく,直線中ほどでは足が上がり気味に。中団を追走して今日はスムーズに外に出したブルーコンコルドが一気に伸び,なんと後続に4馬身もの差をつける圧勝を飾りました。11月のJBCマイル以来の勝利でGⅠ4勝目。昨年は1400メートルでしたがJBCスプリントを制していて,スプリント,マイル,中距離の3階級制覇。これは凄いことで,完全に名馬の仲間入りを果たしました。距離に対する不安から軽視しましたが,血統的にはむしろ短距離で走っている方が不思議な感じですし,騎乗した幸英明騎手もあまり不安視していなかったようです。どうやらジャパンカップダートGⅠの敗因は,直線で前が詰まってしまった点にあったと考えてよさそうです。
 シーキングザダイヤは苦しい競馬を最後までよく頑張りましたが,ゴール前ではクーリンガーにも交わされ3着。
 アジュディミツオーはやはり半年振りが響いたか,18キロの体重増で5着。
 期待したボンネビルレコードは前半最後方から差を詰めたものの6着が精一杯。このクラスで勝ち負けするためには,もう少し前にいけないとダメでしょう。正直,今日のレース振りはがっかりしました。

 明日は競輪グランプリ。今年のベストナインが優勝賞金1億円をかけての一発勝負。並びは,山崎-佐藤-有坂の北日本,手島-後閑の群馬,吉岡-合志の九州,井上が余りますが,小倉はこだわらずに自在戦のようです。先行一車ですので,山崎選手▲と佐藤選手△が有力ですが,脚を矯められそうな合志選手◎と後閑選手○に期待したいです。

 大井では東京2歳優駿牝馬。これは難しいです。軸という意味でグリーンヒルソング◎。ただ,ブラックムーン○とタガタメ▲には魅力を感じます。あと,パチョリ△,カネショウバナナ△,ヒビキウィン△あたりまで。

 『エチカ』に訴えることによっても,属性が自己原因でなければならないということについてはこれで完全に証明できたと思います。したがって,複数の属性が存在する場合に,それがどのように区別されなければならないかということに訴えなくても(あくまでもそれが本線ではあると思いますが),実体Aの本性を属性Xと属性Yが構成し,実体Bの本性を属性Yと属性Zが構成することによって,複数の実体は同一の属性を有しつつ実在的に区別できるというライプニッツの疑問の仮定は,明らかに同一の本性を有する複数(ふたつ)の属性Yが存在するということを前提としていて,しかしその場合には数の問題から派生してきた事柄によって,これらの属性Yが自己原因であるということはできないので,不条理である,すなわちこの仮定は成立し得ないということが明らかになったと思います。
 したがって,単にスピノザが第一部定理五証明する論理からそのことが生じてくるのかどうかということは別としても,同一の属性を有する複数の実体は存在し得ないというスピノザの見解が正しいことは間違いないであろうと考えます。
 このテーマは今日で終了。明日からいつも通りにまとめます。
コメント
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