スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

全日本選抜&派生

2006-12-05 20:13:10 | 競輪
 全日本選抜競輪決勝。前受けは荒井選手。合志選手の後ろに市田選手と渡部選手を挟んで中団に関東,後方から手島選手で周回。残り2周から中団の平原選手が上昇,バックで前を抑えると,荒井選手は神山選手の内で粘りに出ましたが,結局3番手まで下げました。このごちゃつきに乗じて残り1周のホームでは今度は外から手島選手の追い上げ。しかしここは神山選手が番手を守り,手島選手は後退かと思ったのですが,兵藤選手が迎え入れました。バックから立て直した荒井選手とさらに後ろに置かれた市田選手が捲りましたがこれは前に届くほどの勢いがありません。直線入口から絶好の番手回りとなった神山選手が踏み出します。さらに,隊列の短くなったバックでするすると上昇した合志選手が外から襲い掛かり,ゴール前では神山選手を捕えて優勝。神山選手が2着で逃げた平原選手が3着でした。絡まれはしたものの,神山選手には絶好の展開だった筈で,この2着は残念でしょう。平原選手にも同様のことがいえ,中団から抑えてすんなり先行なら,駆け方によってはもっと粘れたように思えます。期待した群馬勢は作戦が中途半端でした。優勝した熊本の合志正臣選手は,今日は展開に恵まれたとはいい難いですが,結果的に脚を温存できる形となり,シャープな末脚が生きました。GⅠはこれが初優勝,10月の共同通信社杯に続くビッグ制覇です。これでグランプリ出場の最後の椅子も確保しました。
 明日は船橋でクイーン賞。今年からハンデ戦になって傾向が変化するかもしれませんが,グレイスティアラ◎に期待。それからグラッブユアハート○,レマーズガール▲と、JRA勢を上位に考えます。地方勢ではグリンセレブ△を上位視し,アウスレーゼ△はその後。
 そして明日から竜王戦第五局。勝った方が竜王位に王手を掛ける重要な一番です。

 定理一〇からは次のことが派生してきます。知性がある属性を認識する場合,必要とされるのがその属性の概念だけであるならば,この概念はこの属性によって本性を構成されている実体の概念に依存することもありませんし,かといってそれを含むということもありません。したがってこれを一般的にいえば,知性は属性を認識することによって実体そのものを認識するというわけではないということになると思われます。しかし,属性というのは実体の本性を構成するものであり,かつ,これも一般的に考えれば,事物の本性を認識するというのはその事物を正しく認識する(その事物の真の観念を有する)という意味になる筈ですから,考えてみればこれは変な話のように思えます。しかし,実体の場合にこれが成立するとすれば,それは直ちに,ひとつの実体は単一の属性によってその本性を構成されるということを認めなければならないと僕は思うのです。事物と本性が一対一で対応するから,事物の本性を認識することが事物を正しく認識するということと等しくなるのであって,だからもしも,実体の本性が複数の属性によって構成されるということがあり得るなら,実体の認識と属性の認識はあくまでも別のものであると考えるべきだと思います。
コメント
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