第52回クイーン賞。
好発から愛知のレイナワルツが逃げ,これをレマーズガールが2番手でがっちりとマークする展開。3番手以降が大きく離されてのレースとなりました。前半の800メートルは48秒9で,これはハイペースには違いありませんが,やや速いという程度で,この展開は意外。
結果,直線の入口でレマーズガールがレイナワルツに並び掛けると,レイナワルツの方は失速して後退したのですが,レマーズガールはよく伸び,後続に6馬身もの差をつける快勝となりました。57.5キロのトップハンデでこの快勝は立派。今日は主戦の武豊騎手が香港に遠征中で,白山大賞典に続き岩田康誠騎手の手綱だったのですが,積極的な騎乗が光りました。この馬,もしかすると岩田騎手の方が手が合うかもしれません。
2着争いは道中は中団の相前後する位置にいた2頭による接戦となりましたが,今回から船橋に移籍したトーセンジョウオーが,グレイスティアラをハナ差で退けています。トーセンジョウオーはJRA時代には重賞勝ちのある実績馬。今日は体重が33キロも増えていましたが,これくらいは走って不思議ではありません。
グレイスティアラはレマーズガールとの差を考えると物足りない結果。
4着は好位にいたグリンセレブで,早めに前を捕えにいって末を失ってしまった感じです。
グラッブユアハートは見せ場なく8着。こちらは自身の体調に問題があるのでしょう。
竜王戦は第一局に続き角換り。この将棋は先手が腰掛銀にすれば,後手も腰掛銀にするか棒銀を選ぶかで,本局のように相腰掛銀を選択すれば先後同型で進むのが相場ですが,佐藤棋聖が早めに☗4五銀とぶつけ,あまり例のない将棋になりました。封じ手の局面の優劣は分かりませんが,先手としては攻めていくほかなさそうです。
一般に,事物の本性essentiaを認識することは,その事物の真の観念idea veraを有するという意味であるのに対して,実体substantiaの本性を構成する属性attributumについては,その属性を認識するということが,その属性によって本性を構成されている実体の真の観念を有するということに直結しないのは,複数の属性というものが,第一部定理四でいわれる区別distinguereのうち,実在的に区別されるからです。もっともこれは逆に,第一部定理一〇でいわれるように,実体の本性を構成する属性というのが,それ自身で認識されるものであるから,複数の属性は互いに共通点をもたず,結果として実在的に区別されるということもできるかもしれません。
ただ,いずれにしても,属性の認識cognitioと実体の認識が必ずしも一致する認識ではないということと,複数の属性が互いに実在的に区別されなければならないということが,何らかの関係をもっているということについては間違いないところだろうと思います。そして僕の考えでは,まさにそのふたつの事柄が関係しているという部分から,今度はひとつの実体が単一の属性によってその本性を構成されるとは限らないということが出てくるのです。
好発から愛知のレイナワルツが逃げ,これをレマーズガールが2番手でがっちりとマークする展開。3番手以降が大きく離されてのレースとなりました。前半の800メートルは48秒9で,これはハイペースには違いありませんが,やや速いという程度で,この展開は意外。
結果,直線の入口でレマーズガールがレイナワルツに並び掛けると,レイナワルツの方は失速して後退したのですが,レマーズガールはよく伸び,後続に6馬身もの差をつける快勝となりました。57.5キロのトップハンデでこの快勝は立派。今日は主戦の武豊騎手が香港に遠征中で,白山大賞典に続き岩田康誠騎手の手綱だったのですが,積極的な騎乗が光りました。この馬,もしかすると岩田騎手の方が手が合うかもしれません。
2着争いは道中は中団の相前後する位置にいた2頭による接戦となりましたが,今回から船橋に移籍したトーセンジョウオーが,グレイスティアラをハナ差で退けています。トーセンジョウオーはJRA時代には重賞勝ちのある実績馬。今日は体重が33キロも増えていましたが,これくらいは走って不思議ではありません。
グレイスティアラはレマーズガールとの差を考えると物足りない結果。
4着は好位にいたグリンセレブで,早めに前を捕えにいって末を失ってしまった感じです。
グラッブユアハートは見せ場なく8着。こちらは自身の体調に問題があるのでしょう。
竜王戦は第一局に続き角換り。この将棋は先手が腰掛銀にすれば,後手も腰掛銀にするか棒銀を選ぶかで,本局のように相腰掛銀を選択すれば先後同型で進むのが相場ですが,佐藤棋聖が早めに☗4五銀とぶつけ,あまり例のない将棋になりました。封じ手の局面の優劣は分かりませんが,先手としては攻めていくほかなさそうです。
一般に,事物の本性essentiaを認識することは,その事物の真の観念idea veraを有するという意味であるのに対して,実体substantiaの本性を構成する属性attributumについては,その属性を認識するということが,その属性によって本性を構成されている実体の真の観念を有するということに直結しないのは,複数の属性というものが,第一部定理四でいわれる区別distinguereのうち,実在的に区別されるからです。もっともこれは逆に,第一部定理一〇でいわれるように,実体の本性を構成する属性というのが,それ自身で認識されるものであるから,複数の属性は互いに共通点をもたず,結果として実在的に区別されるということもできるかもしれません。
ただ,いずれにしても,属性の認識cognitioと実体の認識が必ずしも一致する認識ではないということと,複数の属性が互いに実在的に区別されなければならないということが,何らかの関係をもっているということについては間違いないところだろうと思います。そして僕の考えでは,まさにそのふたつの事柄が関係しているという部分から,今度はひとつの実体が単一の属性によってその本性を構成されるとは限らないということが出てくるのです。