スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

GHCタッグ&第一部定理一〇証明

2006-12-04 22:17:49 | NOAH
 小橋選手が本田選手と共に保持していたGHCタッグのベルトは,小橋選手の長期欠場により返上されて,NOAHの先シリーズから今シリーズにかけて,8チームが参加しての新王者決定トーナメントが行われました。2日の横浜文化体育館がその決勝。決勝に進出したのは森嶋猛&モハメッド・ヨネと高山善廣&佐野巧真で,試合の方は序盤と終盤,2度にわたって森嶋選手が捕まる苦しい展開だったのですが,最後はうまく佐野選手を孤立させ,バックドロップで森嶋選手がスリーカウントを奪い,森嶋・ヨネ組が新チャンピオンとなりました。今回は新たな試みで,急造タッグがほとんどの中,このチームは第11代(12代が小橋・本田組)の王者でしたので,まずは順当な結果といえるのではないかと思います。ただ,印象に残ったのは破れた高山・佐野組(こちらは旧UWFインター出身のチーム)の方で,佐野選手はキックが主体のプロレスをするのですが,こうした立ち技主体のレスラーにしては,どんな相手とどんな試合になっても自分の持っている一定レベルの力をコンスタントに発揮できるタイプの選手。高山選手もキックが主体ですが,基本的には大きな体格を生かすことによって相手を圧倒する(森嶋選手相手ですとなかなかそうもいきませんが)プロレスで,こういう高山選手には安定して力を発揮できる佐野選手のような選手がパートナーとして向いているような感じを受けました。ちなみにこのふたりは準決勝で田上・SUWA組を破ったのですが,この試合はびっくり。まあ,NOAHはマッチメークに関しては何でもありですが,まさか高山選手とSUWA選手が試合をするとは思いませんでした。なお,すでに退院した小橋選手はその後の経過も順調のようで,10日の日本武道館大会でリング上から挨拶する予定になっています。
 明日は全日本選抜の決勝。関東が5人も乗ってきました。できるラインは手島-兵藤-稲村の群馬,平原-神山の関東別線,荒井-合志の九州で,市田と渡部のふたりは単騎で自力。ここはグランプリに向けて仲間を増やしたい手島選手△が頑張ると予想,兵藤選手◎と稲村選手○から。あと,平原選手▲。

 定理一〇を証明することはそれほど難しいことではありません。定義四からして,属性は実体の本性を構成するわけですが,定義三によれば実体というのはそれ自身によって(ほかの概念に依拠せずに)認識されるものです。ところで,第二部定義二におけるスピノザの事物の本性という考え方からして,事物とその事物の本性というのは,一対一で対応し合わなければならないことが理解できます。ここでの場合は,事物が実体にあたり,事物(実体)の本性が属性にあたるわけですから,実体と属性というのは,具体的に考えられようと一般的に考えられようと,対応し合わなければならないということになります。よって,実体というのがそれ自身によって認識されるものである以上は,実体の本性を構成する属性もまたそれ自身によって認識されるものであるということになります。なお,第一部定理一〇の証明に第二部定義二を持ち出すのは,厳密に手続きを考えれば違反でしょうが,スピノザの哲学全体から理解する限り,定理一〇が問題なく証明し得るということはこれで間違いないと思います。さらにいえば,ここでは定義を使っていますが,定義は第一部であろうと第二部であろうと同様に妥当しなければならないものであると僕は考えます。
コメント
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