国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

福島第一

2012-02-29 09:10:49 | Weblog
『ブレジネフはバカだ』と叫んだ男が逮捕された。罪状は国家の最高指導者を侮辱したからではなく、国家の重大機密を漏らしたため。冷戦下こんなジョークが西側で飛び交った。これが天に唾吐く行為だったとは。
福島第一の民間事故調査報告が昨日公表され、「官邸の介入で状況が悪化した」と対応を唾棄した。災害対策については「細かいマニュアルは当時知らなかった」官房副長官。「首相がそんな細かいことを聞くのは、国としてどうなのかとぞっとした」と首相周辺。危機管理の能力の欠如どころが、マイナスにしか作用していないことが白日のもとに晒された。表現が緩かったのかもしれない。国家存亡の危機に素人が混乱を増長させ、日本に壊滅的打撃を与えようとしていたのだ。
2年半前熱狂のもとに成立した民主党政権、バラ色のマニュフェストだった。金をばら撒きながら消費税も上げる必要もないと言い切った。高利を謳う投資詐欺と酷似する政策に一部メディアや学者も旗を振った。しかし最後の審判は有権者が下した。責任の一端は免れない。


本の紹介

2012-02-27 09:35:05 | Weblog
評価=
福島第一での水素爆発の映像を見て原子力安全委員会・委員長斑目は「アチャー」という顔をした。「うわーっ」と呻き両手で頭を抱えたまましばらく動かない。そして質問しても返事がなかった。事故以前から指摘されていた東電の隠蔽体質、信じられないことだがなんと社長は事故後住宅ローンを一括返済している。何のためか、容易に想像できるだろう。注入していたはずの水は現場の判断で中断され、指揮官吉田には伝わっていなかった。初歩的すぎるミスだ。パフォーマンスに終わった現地視察、危機管理能力はゼロだった。菅と海江田との確執。そしてお互いの権益をこの機に蚕食しあう省庁。メルトダウンは原子炉の中だけで起こったわけではなかった。

札幌ラーメン

2012-02-24 09:18:24 | Weblog
最近外での食事はラーメンが多くなった。同僚から「今日はラーメン」といわれると眉を顰めてきたが、このところの寒さゆえなのだろう、熱い汁ものが無性に食べたくなるのだ。
店を見つけるためホットペッパーやぐるナビなどで検索すると、最近やたらと豚骨系の店が多くなったことがわかる。細麺白湯が代名詞の博多ラーメンがその代表だが、札幌ラーメンと融合し焦がしにんにくをトッピングするなど独自の進化を遂げつつあるようだ。また、爆盛の二郎系店の伸長も顕著。240グラムの麺に500グラム超のチャーシューを乗せたものも圧巻だが、麺3玉、野菜とチャーシューで1キロという規格外の店もある。一方ドロドロスープの胎動も。これはあんかけ焼きそばと見まごうほどの粘度をもったスープで、これでもかという具合に麺に絡みつくというもの。さすがラーメン大国札幌、実にさまざまな種類がある。さて、今回爆食フリークNに連れて行ってもらったのは、最近希少種になったともいえる札幌系、味噌ベースにたっぷりのにんにくを効かしたスープが特徴の白樺山荘。正午少し前に入店したがほぼ満席状態、さすがご当地支持母体は堅固だ。この店のユニークなところは、目の前に数十個のゆで卵がザルに入れられて、無料で頂戴できること。早速軍隊アリNはぺろりと3個も。しかし、張り紙には「おひとつどうぞ」とある。「ひとつ」を「a」と解釈するか、「try all free」といずれに解釈するかは自由なようだ。

86

2012-02-22 09:11:50 | Weblog
27に304/288のカムを入れた途端に2T-Gの鼓動は本来のリズムを取り戻す。6000からのエキゾーストノイズは内臓全てを揺るがした。当時数少ない純正のオーバーフェンダーを纏い、いかにも他車と一線を画す走りに徹したフォルムを持つていた。37、45、55ではさらに洗練され、TEシリーズはモーターファンからの絶大な支持を集めていく。
当時小生はラリー出場のため65に乗っていた。6点ロールバー、TRDのバケット、ステアリングはナルディーのクラッシック、フロントの足はビルシュタインとTRD、リアはトキコとNHK、もちろん4ピニオンのノンスリと3速クロスミッションも備えた完全装備で、練習ラリーながらSSで18R-Gを破ったこともある。そこに異端のシルエットの71が出現する。それ以前レースに出場する車は全て2枚ドアのハードトップだった。流線型のボディは、空気抵抗を抑えるため。そこに現れたのが誰もが睥睨するような無骨な71。走る要素はどこにも見当たらない。だが、その実力はすぐに明らかになる。ノーマルでも従来のラリー車に比べキロ3秒も短縮する走りを見せたのだ。リアをリンクにし、パワーロスを大幅改善させたためだが、そのポテンシャルには度肝を抜かれた。TEの系譜は86に引き継がれたが、その後血脈は途絶えることに。
初めて札幌で開催されたモーターショーに3日間で10万を超えるファンが駆け付けた。そこで一躍脚光を浴びたのが、復活した86だった。各社、エコと環境重視をコンセプトとした車、つまりくそ面白くない車の出展が目立つ中、走ることに特化した86が支持を集めるのはむしろ健全。2リッターエンジンの最高出力はなんと200PS、もちろんFRだ。あの時の興奮もう一度味あうだけの要素は兼ね備えている。

本の紹介

2012-02-20 09:22:32 | Weblog
評価=
幼少時の屈辱的な体験と身内の相克が孫氏の行動力と発信力の源泉、人格形成に大きく関与している。たしかに帰化する際も、前例主義で孫姓をを認めない役所相手に、先に夫人を孫に改姓してまで貫き通す根性と発想力には脱帽する。だが本の組立としてそこに収斂させるのはいかがなものか。陳腐過ぎはしないか。成功したものの背景をもとにストーリーを作り上げたい意図はわかるがどうも…

カレーマヨパン

2012-02-17 09:03:23 | Weblog
創業当時の味を守り抜くのが老舗の務め。当然商品開発もコンサバテックになるはずだ。しかし何と北海道洋食界の重鎮、函館五島軒が日糧製パンと共同開発し「洋食屋さんのカレーマヨパン」なる奇抜な商品を世に送り出していた。「マヨ」とはご想像通りマヨネーズ、五島軒も思い切ったことをしたものだ。
小生が食したのはつい先日だが、何でも2009年発売とのこと。パンを恐るおそる二つに割ると、中には五島軒特選のカレーとマヨネーズが居心地悪そうに納まっている。味の両極にある二つの食材が融合し、新たな展開など見せるはずもない。禁断の取り合わせといってもいい。発想はどこにあったのか不明だが、別々に食べたほうがうまいというのが率直な感想だが、消滅せずにあることは根強いファンがいるということなのか。
さて、自他とも認めるマヨラーの小生だが、1月上旬より約1カ月間の「脱マヨ修行」を敢行した。数百グラムではあるがわずかながら体重が増加したことが修行の主因ではなく、まさに「理由なき反抗」なんとなくである。期間中、会社帰りの居酒屋でマヨの別注文をしない小生に後輩が理由を訪ねてきた。いつもなら出汁巻き卵、鮭焼き、気が向けば漬物にまでたっぷりとつけて食べていた。時には「まずビール」ではなく「まずマヨ」と店員に切り出すことも。食べない理由は「ラマダンだ」と答えたら納得してくれた。

選挙活動名

2012-02-15 09:05:54 | Weblog
室蘭市で行われた講演会で、今後選挙の活動名を由紀夫から友紀夫に改めることを公表した鳩山元首相。「友愛精神が十分伝わらない」「東北震災で絆の大切さに気付いた。絆はまさに友愛」が改名の理由だそうだが、やはりかなりピントが外れていると思うのは小生だけではないはず。さて、選挙活動名といえば日本共産党元中央委員会議長不破哲三氏や選挙活動中の強制わいせつ事件で知事を辞職した横山ノックを思い出すだろう。それぞれ、ペンネームであったり、芸名で親しまれているとの理由から使用しているが、在任中の改名はあまり例を見ない。次の選挙では非常に厳しい戦いを強いられることになる鳩山議員。すでに多くの有権者からは「由棄夫」を呼ばれているとか。

本の紹介

2012-02-13 09:11:59 | Weblog
評価=
アテナィ崩壊の萌芽はその繁栄の元になったコインにあった。狩猟採集生活では食物の保存期間に限界があり、故に必然的に公平な分配が行われていた。農耕の発達で一定期間食物の貯蔵が可能になったものの、それが大きな資産や権力の誇示にはならなかったはずだ。しかし、物資の交換手段として定着したコインはこれを根底から覆した。富の蓄積は無尽蔵になり人間はその富を渇望するようになる。つまり手段が目的に変化し、国家の根底を揺るがしていく。たかだか数万年で、投擲機の発明、農耕の発達と人間たらしめた変化が起こった。そして最後に人間の持つ最も醜悪な断面、欲望が生まれた。

the peace

2012-02-10 09:08:04 | Weblog
先日厚労省が公表した日本人の喫煙率はついに20%を切った。ピークだった1965年当時の専売公社のデータでは男性が80%を超え、平均でも50%というから、半世紀で30ポイントも下落したことになるが、この結果にも飽き足らない厚労省は2022年度まで12%台に引き下げようとしている。ここまで行くと邪悪な宗教の臭いさえ感じる、全くあほな話だ。喫煙率が減少している一方、肺がんの発生率はここ数年激増している。常人なら大気汚染物質や化学物質を疑うものだが、よほど仇にしたいようだ。
さてそんな中JTが新ブランドthe peaceを発売した。価格は20本入り1000円。なんでもバージニア葉を100%使用した最高級品だそうだ。厚労省に対する反旗の意味や、話題作りというより、たばこ税が近い将来あげられることを踏まえた、消費者動向を探る観測気球と見るべきだろう。パッケージの鳩はpeace同様、ノアの箱舟になぞらえ新天地発見を表している。
peaceが発売されたのが昭和21年。戦後の荒廃の中で、このパッケージに一条の光明を見出したかったのだろうか。あれから70年が経過し、望み通り繁栄を謳歌した後は、過去の遺物にされ、諸悪の根源とまでも。まるで東京裁判だ。今新たに解き放たれた鳩はははたして新大陸を発見できるのか。

豪雪

2012-02-09 12:15:50 | Weblog
写真=停車した列車から窓外を撮影、何も見えないじゃん。細君撮影。

寒さが緩み札幌雪まつり会場で小型雪像が倒壊し、観光客が怪我を負った7日から一転、8日道内は再び厳しい寒さに襲われ、空知地方が大雪に見舞われた。岩見沢総局の記者たちも関連取材に追われていたが、人手が足りず本社から応援に向かわせたほど。交通網も寸断、高速道路は札幌以北全面通行止め、JRも視界確保が困難状況にあるため江別、美唄間は上下線とも全面停止した。8時札幌発旭川行きスーパーカムイ8号で実家の滝川へ所要で向かった細君も岩見沢手前の列車の中でなんと8時間も缶詰状態された。
安全運行最優先のための、列車の停止措置に対しては苦情は出なかったそうだが、その間JRから支給されたのはカロリーメート2ピースとペットボトルの水1本だけ。毛布を配るなどの心遣いは皆無だったそうだ。また乗客を呆れさせたのは、乗務員が終始狼狽していたこと、そして情報提供が一切なかったこと。放送で晴れ間がのぞいても列車が動かない理由を「現在、車輪とレールがくっついているため発車することができません」と稚拙な表現には車内から失笑が起こったそうだ。午後になり、TVニュースでは運行再開は午後5時以降になるとすでに報じていたが、乗客にはそれらは全く知らされていなかった。正確な情報提供と、乗務員の冷静な対応が乗客安心と、混乱鎮静の絶対条件になる。石勝線事故の教訓は生かされていないようだ。

本の紹介

2012-02-06 09:15:29 | Weblog
評価=
高校1年1学期生物の試験は細胞に関するもので、細胞内小器官名を必死に憶えた記憶がある。ネクタイ柄に用いられるペイズリーに酷似していたのはミトコンドリア。当時はまだ真核細胞に取り込まれた生物という認識は全くなかったはずだ。その後独自の遺伝子を持つことが判明し一般化した。ゴジラに響きが似ていたゴルジ体。役割までは教科書に載っていなかったような。さて、当時教科書には確かこのように書かれていた。DNA(デオキシリボ・アデニンジ・ヌクレオチドリン酸)=間違っていたらごめんなさい。この厄介な記憶物を書かせるテストなどありえない。同じ配点ならこれを捨てて他を覚えるべき。しかし、とち狂ったわれらは呪文のようにこれを唱え見事に血肉化した。ご想像の通り解答させる問題は現れず、我らは轟沈した。不思議なものである。あれから30数年経った今でも覚えている。ただ、30数年口にだすシチュエーションは一度もなかったが。
 本の内容だが、同じく細胞内小器官のリソソームはアミノ酸を再合成したりしたり、他小器官の異常を察知するとそれらを加水化分解し細胞を正常に戻す働きを持つ。緒についたばかりだが、幅広い応用が期待される分野だ。

ホームページ開設

2012-02-03 09:15:42 | Weblog
しばらく休眠していたホームページを新規に立ち上げた。家庭用光通信サービスに無料でHPを製作できる付加契約があることを偶然知り、トライすることに。しかし、プラモデルを作れば必ず部品が余る、購入したPCを作動させるのも1日がかりと自他とも認める機械、PC機器音痴。どうなることかと思ったが、何とか3日がかりで完成、今日お披露目とあいなった。アクセスカウンタの感度が鈍いなど、専門家と、今日ならさしずめ鬼も失笑するだろうがご容赦を。
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harassment

2012-02-01 09:10:56 | Weblog
企業で成果主義が導入されたのは90年初頭、バブル経済が崩壊した直後だ。会社というある意味護送船団の中で会社と共に栄え共に衰退する家族主義的な古典的発想はそこで絶滅した。家族や住宅などの諸手当も若年者から不公平だとの声で廃止された企業もある。生き残りをかけた企業戦略として当時は当たり前の感があったが、ここにきてひずみが社会現象として噴出したともいえる。10年度労働局に寄せられた職場のいじめは約4万件に上り激増の一途をたどっているそうだ。「社内旅行参加を拒否される」「忘年会に呼ばない」などはまだかわいいほうで、「物を投げる」等の傷害に近い行為、毎日「辞めてしまえ」と脅迫を受けるなど犯罪を疑われる行為が横溢しているそうだ。全く違った価値観を持った人間で形成される会社社会、まして排除の理論が優先される村社会の日本では、その類の話はままあることなのかもしれない。だが、助長したのはやはり根底にある成果主義による給与査定制度ではないか。この制度は、能力万能主義とも同義語で、成績だけが尊重され、それ以外のものはすべて否定され人間の評価にも直結する。しかもその制度は部下の能力を発揮させる、引き出すことも包含される。期待に応えられない部下の存在は自身の評価をも貶めるのだ。制度を取りいれた多くの企業でこのような問題が現れている。制度が人間関係を破壊しているのかもしれない。