国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

本の紹介

2012-01-30 09:14:02 | Weblog
評価=
ど田舎にいたが母方の家系は搾取階級の頂点にいたため、この高価な飲み物を知っているかと尋ねたが、カルピスは愛飲していたようだが、「どりこの」の記憶はないそうだ。戦前に世に出た「どりこの」は甘味不足の時代の欲望で爆発的なヒット商品になった。また、畑違いの講談社が巧みな広報戦術により軍部まで取り込むことになるが、砂糖が配給制になりその命運を閉じた。それにしても80年以上前に造られたその品を飲むとはガッツには敬意を表する。

贅沢は敵

2012-01-27 09:12:20 | Weblog
「贅沢は敵」なのか。商品の価格は下落する、給与もパラレルし下降の一途をたどる。そういった経済状態を打開するのは消費の拡大。特に内需の伸長は欠かせない。経済にとって「贅沢は敵ではない」のである。野村総合研究所が行った商品選びの判断基準アンケートで「価格の安さ」を判断にしている消費者は減少傾向にあり、少々高くても「自分のライフスタイルに合った商品を選択する」消費者が増えているそうだ。「消費は美徳」になりつつあるということか。さて、コンビニで販売されるおにぎりは、割安な具を詰めた100円強の価格帯と、すじこやサケのハラミなどの高級食材を入れた200円弱と二極分化しているが、コンビニおにぎりに関する調査で、購入の際の優先順位は?の問いに1位が「具」で、2位の「価格」を抑えている。いよいよ経済活性化かと思いきか、実際に売れているのは「サケ」「ツナマヨ」「明太子」「梅干し」などの安い価格帯の物ばかり。事実コンビニで売れているおにぎりのうち130円未満の商品が85%を占める。パッケージに朱で印刷されているように200円近い商品はやはりまだまだ「贅沢」の域にあるといことか。【贅沢】①必要な程度を超えて物事に金銭や物などを使うこと②限度やふさわしい程度を超えること。=大辞泉。やっぱり「贅沢」。

錬成大会

2012-01-25 09:12:14 | Weblog
22日に行われた錬成大会に8人の生徒さんを参加させたが、残念ながら結果を残せたのはryuutoだけ。しかし、準決勝では終始押してコントロールしたが、小さな相手ゆえ顔面殴打の反則を取られ敗退した。膝を中心に攻撃を組み立てていけば楽に勝てたものの残念。daitiも本戦で旗を2本とっておきながら延長戦で顔面殴打、非常に悔やまれます。その他初参戦3名はそれぞれぞれ立派に戦えたと思います。ただ練習通りに動けたのはtaisiだけ。ayutoとyuutoは緊張ゆえかあまり体が動けなかった気がします。ですが、今回の目標は「堂々と戦うこと」。これは達成できたと思います。さて次の試合に向けてがんばりましょう。

本の紹介

2012-01-23 12:00:41 | Weblog
評価=
二番煎や続編はものはつまらないものだが、この本は連作障害を全く起こしていない。多くの引き出しを持っているためだろう。ただ一点だけ、集団生活をしている女性に現れる月経周期の同期化は、以前「フラン寮症候群」と呼ばれていたはずだが、今は「ドミトリー効果」「マクリントック効果」に変わっている。科学分野においては往々にあることなんですよね。

ダル

2012-01-20 09:14:32 | Weblog
あれだけの逸材をメジャーリーグもむざむざ日本に帰すわけはない。まして他球団に入団した場合、レンジャースにとって最大の脅威となる。最高の条件を提示するのは当たり前のこと。いやそれにしても痛い。メジャーに行くことは覚悟していたものの、この現実を前に来季の白星を計算すると厳寒の寒さが倍加する。期待値を込めても武田12勝、ケッペル12勝、ウルフ12勝、斉藤7勝、増井先発に転向で6勝、中村3勝、吉川2勝と50勝は昨年リーグ最下位ロッテの勝ち星とほぼ同じ。ダルの18勝がどれほど大きかったことか。しかし明るい話題も。早稲田ソフトボール部から異例の入団を果たした中嶋捕手、あの「が体」である。何かどでかいことをしてくれるような気がする。鵜久森が覚醒し、中田が順調に伸び、中嶋が活躍し、球団に落ちた40億で投手を補強すれば、Aクラスも夢ではない。いやいや現実にせねば。

ハシズム

2012-01-18 09:08:03 | Weblog
15日の報道ステーションSUNDAYで激論を戦わせたのは橋下大阪市長と山口二郎北海道大学大学院教授。ただ正確性を期すと、激論ではなく論破。橋下市長が山口教授を一方的に攻め立て一切の反論を許さなかった。事の発端は、山口教授が精神科医香山リカさん等と共著の「橋下主義を許すな」。独裁者として民主主義を破壊するモンスターとして描かれているこの著書に、橋下氏がいくつかの例を出し認識不足極まりないと罵倒する。そもそもこの本は、大阪市長選の直前に発売され、ネガティブキャンペーンとして体制側に利用された。教授も認識していただろうし、言わば確信犯だった。橋下市長は倍返しの時を虎視眈々と狙っていたのだろう。言葉の端々に「実態を知らない学者のお気楽論」と揶揄する。これはいわば挑発であって、宣戦布告でもある。だが、なかなか劣勢挽回できない。教育改革で成功した自治体のケースで活路を見出した教授だったが、それも以降の変化を示し言下に否定された。そして形勢逆転できないまま「政治家を批判するのが学者の本分」と最後っ屁。確かに学者やメディアは政治を監視する装置として働くことが使命で、同時に言葉に責任を負わなければならない。あまり無責任な論を立てるのは嘲笑の対象としかならない。さて、田原総一朗司会の「サンデープロジェクト」が終了の後、テレビ朝日は小宮悦子をメーンキャスターに据えた「サンデー・フロントライン」が放送したが、これが政治性も薄く、かといって総合情報番組でもなく、全く方向性の見えない番組で、視聴率が取れずあえなく終了した。そこで、テレ朝がフリーキャスター長野智子を擁して巻き替えにを図ったのがこの番組なのである。彼女はフジテレビアナウンサーとして入社したが、バラエティーを重視する放送姿勢に疑問を持ち退社したが、その後骨太のニュースを発信し続けてきた。昨年10月から放送されたこの番組だが、15日の企画でやっと視聴者に認知されたような気がする。日曜朝の顔復権。(田原総一朗は嫌いだったが)

本の紹介

2012-01-16 09:29:17 | Weblog
評価=
本当の贖いとは、応報刑として同じ苦痛を味わうこと。どこかの経典のようだが、日本人の感情面や宗教観からもそれ以外のものはない。そもそも贖罪とは死をもって償うことを語源としている。だが、全国の刑務所は入所者で飽和状態にある。刑務官の監視も行き届かなく、受刑者同士が出所後の新たな犯罪を計画するなど犯罪の温床になっている。先週も広島刑務所から凶悪な前科を持つ受刑者が脱走したばかり。こんな環境の中で贖罪などありえまい。


shivering

2012-01-13 09:14:23 | Weblog
転勤で4年間暮らした旭川の冬は想像を絶する寒さの連続だった。厳寒期、最低気温は連日-20度以下、通勤のため暖機運転するが30分以上エンジンを回しても、フロントガラスは凍ったまま。考えられないが、旭岳に仕事で向かう途中、走行中でも車の水温が下がっていく現象にも見舞われた。隣町江丹別町で-36を記録した朝は圧巻だった。車のシフトノブがうまく動かない、ウインカーレバーが重い。油脂系が固まっているためだ。そういえば田舎で暮らした子供のころは毎朝、配達された牛乳が凍り、それをスプーンでほじくり食べるのが日課だった。それと比べれば昨日今日の札幌の寒さなど大したことはないはずだ。だが、旭川生活から10年が過ぎ、体はすっかり札幌の気候に順応してしまった。12日札幌の最低気温は-10.2度、今日も-9.3度を記録、「しばれる」の表現にぴったりの時期だ。ところで「shivering」=シバリングという医学用語がある。これは体温調節を行う生理現象で、単純にいうと寒さで体が震えること。北海道弁の「しばれる」=shiver+現在進行形のing=「shivering」と奇妙な符合なのだが、関係はなさそうだ。予報ではこの「しばれ」は週末まで続く。shivering continues till this weekend.お気を付けを。

べ星

2012-01-11 09:14:20 | Weblog
ギザの三つのピラミッドは、オリオン座の三連星を象徴しているという見解は、なるほどナイル川を天の川に見立てるとその通りの位置関係になる。中国地方を治めた毛利家の家紋「一文字に三つ星」もオリオンを表しているという説もある。中国やギリシャでもこの天空に輝く三つの星に関する謂れが多いことは、人類を惹きつける何かがあったのだろう。その三連星より天空にあり、オリオンの脇で不気味に赤く輝く星、ベテルギウスが今注目を集めている。赤色超巨星のべ星はその名の通り、直径は太陽の約800倍で質量は約20倍と推定される。仮に太陽系中心に置くと辺縁は木星の軌道近くまで及ぶというからその大きさを実感していただけると思う。そのべ星の寿命がどうやら尽きようとしているらしいのだ。恒星の最期は質量によって異なるが、質量の大きなべ星は超新星爆発で幕を閉じることが予想されている。爆発に伴う光は地球では、月よりはるかに強く輝き真昼でも確認できるほどで、この状態が約3カ月続くとみられている。超新星爆発は、約25年前に観測され、それ以来となるが、その時の距離16万光年と比べ今回は640光年と至近距離で起こり、ショーの規模としては1000倍のスケールになる。世紀の天体ショーといえば、1910年太陽に最接近したハレーすい星を思い起こす。空気が一時的になくなるやら、シアン化合物の毒で人類が滅亡するなどの風説が飛び交ったようだ。今回もマヤ歴が2012年で終わっていることを、べ星のガンマバーストによって地球滅亡の示唆だとし、今年超新星爆発が起こるとするネットの書き込みも多い。100年経ってもやっていることはそう変わっていないことが悲しい。専門家の見解だと、どうやら地球には影響がなく、純粋にショーとして楽しめるとのこと。しかしながら、爆発の時期は宇宙の尺度で「近い将来」と期待を持たせるが、実際には明日かあるいは100万年後。残念だが客席にいることは不可能のようだ。

本の紹介

2012-01-09 15:58:53 | Weblog
評価=
不世出の柔道家の名を歴史に刻み込んだのは、皮肉にも日本柔道選士権の連覇ではなく、力道山戦での敗北だった。柔道家にとって暗黒の戦後一時期に、自らの存在を賭けたプロ柔道とプロレスに足を踏み入れたのは非難されることではない。だが、その後の生活を物語るかのように、力道山と対した時の木村政彦氏の体躯は日本柔道選士権を制した当時とあまりにも違った。そして精神面では、楽屋裏からステージまですべての舞台装置が力道山勝利へ傾斜していたことを、感ずることができなかった。敗北した際には腹を斬ることを誓っていた現役当時なら容易に察することができたろうに。テレビの前で固唾を飲んで観戦した国民の前で、木村氏は無残に敗れ散った。そしてこの1戦は、単に柔道家木村政彦氏の敗北ではなく柔道の敗北、プロレス優位論へとつながるばかりでなく、テレビ史、そして日本の近代史となってしまったところに木村氏と日本柔道の悲劇があった。

時効

2012-01-06 09:11:19 | Weblog
国松警察庁長官銃撃事件は時効成立後、警視庁は犯罪の構成にオウムが強く関与していたと異例の見解を公表するほど、組織の威信を丸つぶれにされた事件だった。その容疑者が目の前に現れ、氏名を名乗っているにも関わらず、対応した機動隊員はいたずらと思い込み違う警察署に行くように指示した。確かに警察官として失格、大失態だといわれても致し方あるまい。だが、機動隊員というから多分若い方で、一連のオウム事件が起こった90年代の記憶もほとんどなかろう。さらに時効が成立している現状を見れば、これ以上個人を責めることもできまい。しかし、国民として忘れてはならないことは、オウム事件は近代日本で起こった初めての宗教テロという事実。隣人の宗教には寛容な国民性だったゆえ、さらに宗教法人には手厚い保護を加えている行政だったゆえにあの事件が起こったとは言えない。宗教の本質は他の思想を排除することにある。「歴史に記録されている世の中で最も極悪で残酷な罪は、宗教という名の下に行われている」=ガンジー。これを忘却させてはならない。

こりゃないで

2012-01-04 09:04:09 | Weblog
一昨年エスエス製薬は、胃腸薬ガストールのCMにサッカー日本代表、岡田武史前監督を起用し、耳目を集めたが、今回は不朽の名作「あしたのジョー」が使用されている。ここで「ジョー世代」としてはどうしても許されない点がある。あしたのジョーといえば思想や時代背景、生き方さえも全てあのラストシーンに収斂される。我々にとって聖画といってもいい。ホセ・メンドーサとの死闘の後、自陣のコーナーに戻り灰になったジョーは両手をだらりと下げ実に穏やかな顔で逝くあのシーンである。しかし、なんとCMに使われているのは、右手を胃に当て「胃痛で燃え尽きる前に」。そりゃあないだろう。あのラストは、原作梶原一騎とちばてつやがエンディングのあり方を巡って大論争の上、ちばが頑として譲らず自身の思いの丈の全てを表現したはず。人一番思い入れがあったシーンをこのようにパロディとして使用することをなぜちば氏は了承したのか…残念でならない。そういえば、原作の梶原一騎の実弟、真樹日佐夫氏が年明けに亡くなられたというのも因縁を感じるが、昨年末には北朝鮮領袖金正日が逝去した。自身の対応に胃痛で悶絶する共産同赤軍派も「このCMだけはいただけない」と言うことだろう。