評価=
実はUWF初の札幌興行を観に行っていた。場所は今はなき中島スポーツセンター。今までのプロレスとは一線を画す、リアルプロレスと銘打っていた。全ての観客が歓声を上げないどころか、一言も言葉を発せず固唾をのむ。筋肉がぶつかり合う音、選手の息遣いまでも聞こえる異様なものだった。Uはその後他の団体と離合集散を続け、コアな団体に収れんしていくが、格闘技ファンを「リアル」戦いに指向させた役割は非常に大きい。本書はその内幕を露わにする。
実はUWF初の札幌興行を観に行っていた。場所は今はなき中島スポーツセンター。今までのプロレスとは一線を画す、リアルプロレスと銘打っていた。全ての観客が歓声を上げないどころか、一言も言葉を発せず固唾をのむ。筋肉がぶつかり合う音、選手の息遣いまでも聞こえる異様なものだった。Uはその後他の団体と離合集散を続け、コアな団体に収れんしていくが、格闘技ファンを「リアル」戦いに指向させた役割は非常に大きい。本書はその内幕を露わにする。
評価=
著者はフィナンシャルタイムスの元東京支局長。日本の歴史、文化、政治に至るまで実に多くの知識にあふれている。上巻の切り口は311と失われた20年、311は未曽有の天災に瀕しても絶望することなく、それに立ち向かおうとする国民性。失われた20年に関しては、ハードカバーが高かったので、文庫化になるまで我慢してました。
著者はフィナンシャルタイムスの元東京支局長。日本の歴史、文化、政治に至るまで実に多くの知識にあふれている。上巻の切り口は311と失われた20年、311は未曽有の天災に瀕しても絶望することなく、それに立ち向かおうとする国民性。失われた20年に関しては、ハードカバーが高かったので、文庫化になるまで我慢してました。
評価=
朝日新聞連載企画の書籍化。安倍政権を裏から操っているかの印象を受ける日本会議であるが、実際そこまでの組織力は今のところない。だが、不気味な存在であることは確かだ。前身は長崎大学の自治会。左翼組織を打倒し、民族派を名乗りだす。原爆、市長襲撃事件の長崎で産声を上げたことが何とも皮肉だ。
朝日新聞連載企画の書籍化。安倍政権を裏から操っているかの印象を受ける日本会議であるが、実際そこまでの組織力は今のところない。だが、不気味な存在であることは確かだ。前身は長崎大学の自治会。左翼組織を打倒し、民族派を名乗りだす。原爆、市長襲撃事件の長崎で産声を上げたことが何とも皮肉だ。