現在パリーグの首位打者はロッテの角中。打率は3割4分6厘、実に頼もしい数字だ。だが、逆に読むと首位打者であっても6割5分4厘の確率で凡退することになる。中田の場合は7割5分4厘の高確率でチャンスを潰すことになる。ましてここ5試合の打率は1割そこそこ、同点から逆転につなげたい最重要な場面を任せられる成績ではない。「腰の張り」が原因ならベンチ内に残って矢野を応援していたはず。栗山監督が勝てる方法を選択、つまり中田を外したことは間違いない。
一気怒涛だった。一時は4点差をつけられ敗色濃厚だったが、大島の犠飛で1点をもぎ取った後、陽は敬遠気味の4球。そのあと「代打矢野」のコールにドームがどよめいた。この歓声は監督の英断を支持するものであったと思う。その期待に応え矢野は冷静にボールを見送りフォアボール。流れは一気にハムにお傾いた。勝負強い賢介は2ストライクと追い込まれながらフルカウントまで粘り最後のボールを一振りで仕留めた。圧巻はレアード、粘った挙句最後はくそボールをセンター前まで運んでついに逆転、いつもなら本塁打の時お決まりのすしポーズが一塁塁上で見られた。それほど大きな一打だった。
残念だがこの逆転劇の中にマン振りする中田は明らかに必要のないプレーヤーだった。就任以来栗山監督は中田を4番に起用し続けた。ほかの選手は勝ち取ったポジションだったが、中田は与えられた打順だった。これでどれだけの試合を落としてきたか。代打のコールは「これを改める、もう特別な存在ではない。這い上がってくるまでは使わない」との表明と受け取れないか。
さあ、今日のスターティングラインナップが楽しみだ。
一気怒涛だった。一時は4点差をつけられ敗色濃厚だったが、大島の犠飛で1点をもぎ取った後、陽は敬遠気味の4球。そのあと「代打矢野」のコールにドームがどよめいた。この歓声は監督の英断を支持するものであったと思う。その期待に応え矢野は冷静にボールを見送りフォアボール。流れは一気にハムにお傾いた。勝負強い賢介は2ストライクと追い込まれながらフルカウントまで粘り最後のボールを一振りで仕留めた。圧巻はレアード、粘った挙句最後はくそボールをセンター前まで運んでついに逆転、いつもなら本塁打の時お決まりのすしポーズが一塁塁上で見られた。それほど大きな一打だった。
残念だがこの逆転劇の中にマン振りする中田は明らかに必要のないプレーヤーだった。就任以来栗山監督は中田を4番に起用し続けた。ほかの選手は勝ち取ったポジションだったが、中田は与えられた打順だった。これでどれだけの試合を落としてきたか。代打のコールは「これを改める、もう特別な存在ではない。這い上がってくるまでは使わない」との表明と受け取れないか。
さあ、今日のスターティングラインナップが楽しみだ。