国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

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2018-02-27 12:20:11 | Weblog
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新聞と戦争の関係は、日露戦争時の平民新聞がどのように一般大衆から理不尽な攻撃を受けたかで十分承知したはず。幸徳秋水はその後大逆事件で死刑判決を受ける。異にそぐわない主張は、民そして官から徹底的に迫害を受ける。二次大戦では、軍がメディアをコントロールしたはずだったが、その強硬な意見に政府も、最後は軍も抗えなくなるアイロニーが生じる。

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2018-02-19 09:29:59 | Weblog
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松岡洋右の評価が大きく変わっていくと同時に、帝国海軍の歴史的評価も変遷する。戦後「無謀な陸軍、冷静な海軍」と位置付けられてきたが、帝国国策要綱策定時には、南進を強硬に主張したり、また、ウエーキー島やミッドウエーなど戦略的要衝とは言えない攻略作戦を決行したが、共に失敗、ミッドウエーでは壊滅的打撃を受けた。むしろ戦線を拡大したり、勝算の薄い戦いに挑んでいったのは海軍だったのではないのか。その強硬海軍の筆頭に挙げられているのが山本五十六。最後まで戦争を回避する海軍の中枢とイメージ付けされていたが、ここに至ってその評価も大きく変わってきた。

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2018-02-13 09:26:31 | Weblog
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数年前に放送されたNHK特集。ドミノの駒を年代とした斬新なオープニング映像を記憶されている方も多いと思う。てっきり読んでいるものと何の疑いも持っていなかったが、取りこぼしがあったようだ。ここ10年で松岡洋介の評価が大きく変化した。戦前戦中の暗部をすべて背負い込まされ歴史のドミノの駒の下に封印されてきたが、決して無謀な人間ではなかった。加藤陽子が突破口だったか。

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2018-02-05 09:14:43 | Weblog
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従業員20万人を擁する経営のトップが何代にもわたって無能ぶりをさらけ出した。無能だけなら経営の傷口をこれほど広げることはなかっただろうが、無能と無能の間に無謀な経営者が入り込み、この大企業を再生不可能にしていく。さらに役員間の確執、軋轢、それを傍観していた他の役員。一時は2兆円もの売り上げを誇る企業が一瞬に崩壊する。半世紀近く務めていた国民的アニメ「サザエさん」のメーンスポンサーも降りることになった。一国は一人を以て滅ぶ。格言通りだね。良く書けていると思う。