国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

どぜう

2011-08-31 11:16:45 | Weblog
story①
子供のころドジョウは田んぼに行けばいくらでもいた。獲ってきたドジョウを流水の中で2日ほど泥を吐かせた後で鍋にするが、子供にとって独特の泥臭さは決して美味しい料理ではなかった。だが、本州では貴重なタンパク源とされ、東京下町の郷土料理といえば「どぜう」といわれるまでに。「まる」は下処理せず、そのまま煮込むため味が強く、「さき」は内臓を取るため、比較的香りが薄く食べやすい。
 民主党代表選の決選投票で逆転勝利した野田佳彦氏は投票前の演説で出自から自らを「ドジョウ」に例え「ドジョウが金魚のまねをしてもしょうがないじゃん。赤いベベ着た金魚にはなれません」と地道な政権運営を表明し支持を求めた。一方引き合いにされた金魚であるが、美しい反面恐ろしいほどの食欲で、どこまでも巨大化する特長を持つ。夜店ですくった金魚が思いのほか大きくなった経験は誰しもあるはず。そしてベベとは、その貪欲、強欲な本性を覆い隠す蓑--と、O氏H氏を暗に批判する骨太の政治姿勢を表現したと期待した。野田氏は「泥臭く国民のために汗をかくどじょうの政治をとことんやりたい」とも述べている。この泥臭さは大いに歓迎するが、輿石氏の幹事長、樽床氏の感じ長代理起用は国民の顔に泥を塗ることにならないのか。ドジョウ宰相よどうなのさ。

story②
未曽有の経済危機、普天間の移転問題、福島第一の収束。喫緊の課題は山積し、戦後最大の危機といっても過言ではない。だからといってまさか芸能人を党代表にするとは。29日民主党は菅代表の辞意を受けた両議院議員総会の選挙でダチョウ倶楽部の上島竜兵氏が党代表に決まった。第一回目の投票では小沢氏の支持を獲得した海江田氏がトップに立ったが、過半数を獲得できず、2位の上島氏との決選投票となったことで、反小沢票が上島氏に流れ逆転した。しかし、内閣総理大臣の要件を「国会議員」と規定しているため、総理になることはなく、以降は「党の顔」としての存在に止まるものとみられる。上島氏は当選後の記者会見で「野党とは脇アイアイと、経済問題はクルリンパ」と楽観論を展開するが、過去上島氏は、ドキュメント映画「ノーマニフェスト」の中で政治家としての手腕を疑問視される言動が確認されており、党運営に特化しても課題は残りそうだ。

本の紹介

2011-08-29 09:00:31 | Weblog
評価=
画期的なのは、この本と同内容のNHK番組(Nスぺ)のDVDがおまけとして付いていたこと。だがそれ以外は全くパッとしない。そして立花隆執筆の中では最低のランクに入るのではないだろうか。本を読んで気になった点や、新たな情報に遭遇した時は、ページの角を折り、読了後再度確認するようにしているが、この本はさほど折込みを入れることはなかった。DVDが付いていなければ星は一つ。

リーク

2011-08-26 09:07:22 | Weblog
 島田紳介氏の引退記者会見を観て奇異に感じた視聴者も多いのではないだろうか。吉本興業は島田氏と暴力団関係者との交際情報をどこから入手したのだろうかと――。会見では一切説明はなかったが、後日、島田氏が全く関与していない恐喝未遂と競争入札妨害の捜査押収物からと判明した。しかし、捜査で知りえた個人情報を意図的に第三者に提供すれば、公務員の守秘義務違反(地方公務員法34条)、ならびに個人情報保護条例違反に抵触する。漏えいが府警幹部も認識していたとすれば組織犯罪にもなる。※最高裁では歪曲させた判決が多い。
 大阪府はご丁寧にもホームページに大阪府個人情報保護条例の概要と題し、条例の目的に「個人情報の適正な取扱いの確保に関し必要な事項を定めることにより、個人の権利利益の保護を図り、もって基本的人権の擁護に資することを目的とします」とし、罰則条項では「府の実施機関の職員や府が外部に委託した事務の従事者等が、一定の個人情報を不正に提供したとき、あるいは、実施機関の職員が職権を濫用して収集したときは、罰則が科せられます」と明記している。これを見る限り、立派な犯罪行為といえる。
 もう一点解せないのはマスコミの対応だ。これらの違法行為を認識しておきながら一切追及する姿勢を見せないばかりか、単純に氏をスケープゴート化しているだけ。これはあまりに短絡的。確かに氏の行動は褒められたものではないし、世間から十分バッシングの対象となりえ、謹慎等に値するものだと思う。だが今回の問題の本質はそこにはない。大相撲の野球賭博事件の捜査で浮上した八百長問題も今回と同じケース。力士から押収した携帯電話に八百長を疑わせるメールがあり、この情報が警察から相撲協会に流れた。そもそも、捜査令状には「何の事件」による捜査か明記され、それ以外の物に関しては押収できないの規則であるが、八百長事件では大いに歪められ、令状の『目的外流用』が罷り通った。この手法が是となれば、警察や検察は自らが意図する方向への世論操作が容易になり、ひいては為政者の情報操作の強力な手段にもなる。必ずや将来に禍根を残すことになる。




小市民的歓喜

2011-08-24 09:08:17 | Weblog
ふと見ると、小生が運転していた社有車の走行距離メーターが十一万千百十一、つまり111111のぞろ目に。そういえば吉兆があった。朝テレビで流れていた星座占いで、ふたご座が見事1位に輝いたのだ。不甲斐ないことにいつも我ふたご座は下位に低迷していたが、この日は奮闘し久々の1位に君臨、「今日こそ何か良いことがあるはず」と大いに期待していたのだ。その日はそれ以降特筆的な出来事は皆無、ということはこのぞろ目が占星術が言う今日のラッキーだったのか?「幸福の最も大きな障害は、過大な幸福を期待する事である」=フォルトネン。はい、殊勝に生きます。

本の紹介

2011-08-22 09:14:40 | Weblog
評価=
戦前まで脚気による死は一般的だった。国民病の結核を制圧できたのも戦後の話、ストレプトマイシンが輸入されてから。ここ70年で平均寿命は約倍にまで伸びる。これもすべて医学の進歩だ。だが曲折も多々あった。脚気を巡っては、病原体説を主張する森鴎外を筆頭とする陸軍と、米食が原因をする海軍の長い間の論争があった。そして最終項で「健康志向の風潮は、国威際機関や国家が個人の自己決定権を否定して介入を強めていく点で、ナチスの思考に似ている…ガンをもし絶滅できたとしても、平均寿命を2年ないし3年延ばすことができる程度だとすれば、そろそろ思考の転換を考えてよい時期」。その前段として、喫煙率が減少しているにも関わらず、肺がん発生率は極端に伸びている現実を明示し、それでも盲目的にWHOや国際的基調に迎合する学術団体に大いなる疑問をぶつける。著者は近現代史研究の重鎮、せせら笑う声が聞こえそうだ。

まんべくん

2011-08-19 09:06:41 | Weblog
甲子園で活躍した如水館高校のエースの顔がゆるキャラの「せんとくん」に瓜二つだとネット上で話題になった。プレーで脚光を浴びるのならわかるが、こんなことで耳目を集めるとは本人はさぞかし不愉快だろう。さて、少し前に紹介した北海道長万部町のご当地キャラ「まんべくん」が大変なことになった。終戦の日にツイッタ―に「日本の犠牲者310万人。日本がアジア諸国民に与えた被害者数2千万人」「どう見ても日本の侵略戦争が全てのはじまりです」との発言で町に対し抗議の電話とメールが殺到した。町長は即座にHPで町の公式発言ではないと表明、さらにツイッター運営会社に「まんべくん」の使用許諾禁止とツイッターを中止の措置を取った。町に寄せられた抗議の内容は定かではないが、多分第一に「侵略戦争」、それと「被害者数」なのだろう。前者は自衛のため、あるいは策略としてとの反論があるだろうし、後者は日中間での犠牲者数があまりにも違っている。だが、町として、あるいは町長として「ここが問題なので中止した」と表明するなら理解できるが、公式見解も出さずに契約解除そして閉鎖するのは疑問符が付く対応だった。一方のまんべくん側の問題として指摘しなくてはならないのは、管理者もまた着ぐるみという匿名性で発言していなかったかという点。この問題の前にも首を傾げたくなる発言があったし、先の大戦に関しては特に注意しなければならないはず。安直に投稿者の匿名性と同じ土俵に降りて行ってはいけない。しかし何とも後味が悪い終わり方、あとは「ジンギリバー」に託すほかない。

職場で旨いものを喰う会

2011-08-17 09:05:08 | Weblog
今年も上司宅からバフンウニ約100個を強奪、職場でウニパーティーをすることに。殻を割り、きれいに身を取り出し塩水に浸ける大変な作業は、一番若い部員の業務分掌に明文化されているため、われわれは一切手を出せない。しっかりと食べることだけに専念させてもらった。昨年頂戴したものよりは小ぶりだが、それでも身はしっかりと入り味も濃厚。日本海の盛夏の味を堪能させていただいた。話が飛んで申し訳ないが、韓国が「日本海」は「日本海」ではなく、「東海」だと主張している件で、アメリカが「いい加減にしなさいや、国際的には韓国が言う東海ではなく、やっぱり日本海だよ」と日本の立場を支持した。韓国政府は意気消沈かと思いきや「外交で是正する」と意に介さない。数年前には対馬が韓国の領土であると、国会で返還要求も行われた。先日は竹島と近接するウルルン島視察のため訪韓した日本の国会議員が韓国政府から入国を拒否された事件も起こった。領土への執着と厚顔不遜な行いは、旧宗主国と酷似する。日本海側の海岸に漂着する外国製のゴミの中で最も多いのが韓国製で全体の約60%を占める。昨年末には使用済みの針が付いた大量の注射器が漂着した。海の底にはこんなに旨いものがある。主張だけはお聞きするが、せめてゴミだけは勘弁してもらいたい。

本の紹介

2011-08-15 08:02:14 | Weblog
評価=
五百旗頭真さんといえば、防衛大学校校長を務め、現在東日本大震災復興構想会議の議長なさっているあの五百旗頭である。加藤陽子先生といえば小生が尊敬してやまない歴史学者。お二人が著者となられた本であるが、内容はいまいち。最近NHK出版はパッとしないんだよね。

ゆく夏

2011-08-12 09:18:16 | Weblog
猛暑に見舞われている今年の北海道、寝苦しい夜が続いている。札幌は昨日まで7日連続の真夏日で、さらに昨日は33.8度の今季最高気温を記録した。ヒートアップしたのは気温だけではない。一昨日ドームで行われたサッカー日韓戦。前回対戦では香川が骨折、否応なくも熱をはらむ。その香川の2ゴールなどで韓国を3-0で圧倒、きっちり借りを返した。札幌地区の瞬間最高視聴率は37.6%に上り、ドームだけでなく札幌全体が熱くなったようだ。そのあとに行われたWBCミニマム級タイトルマッチも熱気を帯びた試合内容だった。最強の挑戦者に1Rは踏み込まれる場面もあったが2回以降的確にジャブを顔面に集めポイントでリード、終盤は上下に打ち分けた末に強烈な左ボディで息の根を止めた。井岡翔、あの若さで大したものだ。もう一つ熱くなったのは日ハム戦。せっかく再逆転したのもつかの間、中継ぎ陣が撃ち込まれ負けゲームに。幸いソフトバンクも負けたためゲーム差は変わらなかったものの、あのような接戦はぜひとも取りたかった。北海道で暑いといってもあと一週間。お盆を過ぎれば一気に風が変わる。去りゆく夏を惜しむ気持ちがあれば暑さも少しは楽しめるか。

一斉蜂起

2011-08-10 09:08:51 | Weblog
あるとき人事担当者が無言のうちに職場に入ってきたかと思うと、我々の聖域「喫煙ルーム」のドアに強制撤去の通告文を貼っていった。彼が人事担当の職務ゆえ機械的に振る舞ったのか、もともと無生物的なのかということはこの際問わない。しかし、彼はその間まったくマシン然としていた。この暴挙に対して、ゼネストあるいはピケを張り投石や火炎瓶投擲等の過激な闘争を貫徹するべきか、あるいは経営者を拘束し、方針撤回を求める大衆団交等の平和的、民主的手段に訴えるべきなのか、戦術を巡って現在も執行部はもめている。一部同志はより先鋭戦術を訴える。実は先週成田闘争の団結小屋の一つが官憲の強制執行により破壊されたばかり、消極的選択は結局国家と横暴企業を利するだけ。期日は今月末日。さあ!社内の愛煙家よ一斉蜂起の時だ!




本の紹介

2011-08-08 09:12:21 | Weblog
評価=
著者は御年77歳の喜寿を迎えた方だが、自慢の自転車で東京中を徘徊ならぬ走破するのが趣味という強者。転倒歴も多くそのたびに大けがをされているようだが、家族の心配もどこ吹く風今日もペダルをこぐ。文書も肩の力が抜け、いやすでに入らなくなっているのだろうか、飄々とつづられているばかりか、どこか読者を手玉に取っているようで遊び心たっぷり。ペースメーカーの件では、生死を分かつ内容なのにどこか他人事のように書かれている。すでに達観の域。

キャディがつくゴルフ

2011-08-05 09:10:05 | Weblog
今やほとんどのゴルフ場がセルフプレーになり、キャディが付くゴルフ場といえば、それなりの料金を支払う高級な倶楽部と考えてよい。さて、「ゴルフなんてプチブルスポーツが流行っているから日本が衰退したのだ」という全方位攻撃論者や、「ゴルフ場に植樹して自然の姿に」と熱烈に主張する自然主義者の方々は多分知らないと思うので、キャディさんのお仕事を説明すると
①ホールの説明。狙いはどこか、どこにリスクがあるのかを説明してくれる。
②ボールの行方、落下地点を確認してくれる。
③ボールがあらぬ方向に飛んでい行ったとき「フォアー」と叫んでくれる。
④自暴自棄なショット選択を思い止まらせてくれる。 
⑤ボールを拭いてくれる。
⑥グリーンを読んでくれる。
⑦ミスした時は、励ましてくれる。
⑧おやじギャグに付き合ってくれる。
キャディの仕事はこのように、技術論から精神面のケアまで多岐に渡るのである。
ホールアウト後フロントからキャディ評価の協力をお願いされた。投函するボックスが3つあり、それぞれ「非常に良い」「ふつう」そして「再教育」と書かれてあった。「日勤教育」ならJR。「思想教育」なら北朝鮮や中国。だが、キャディの「再教育」とは?破廉恥な行為が行われるのだろうか?ありえないことを想像しながら「非常に良い」に札を入れた。彼女の「フォアー」は超一流だった。

ご当地キャラ

2011-08-03 09:09:53 | Weblog
「ご当地キャラ」で物議を醸したのが、平安遷都1300年のメーンキャラ「せんとくん」。彦根城のマスコット「ひこにゃん」もトラブルに見舞われた。出る杭は打たれる。とかく嚆矢は大変なのだ。だが、風向きは一気に真逆に。「ゆるキャラ」として特に女性からの支持を得たご当地キャラは、雨後の竹の子ごとき一挙に全国に広がる。

あるとき社内に巨大なぬいぐるみが入ってきた。正面を見て理解した。札幌テレビ塔を擬人化した「テレビ父さん」。何とも悲哀に満ちた顔、そういえば小生と同年代の設定、小生もまわりから同じようにみられているのか?

「まるやまん」も超個性的。コンセプトは円山動物園で働く飼育員。凛々しい目と眉が何ともミスマッチ。こちらも50歳、50歳は新厄年なのか。長万部町で活躍するのは「まんべくん」。頭にアヤメの花を乗せ、耳はホタテの貝殻ででき首から下はカニという何とも奇妙な外見だが、先日行われた誕生会には全国から500人もの参加者を集めた。奔放な内容のツイッターが人気を呼び閲覧登録者数は7万人を超える実力派のキャラだ。絵本「こびとづかん」に登場する「コビト」のぬいぐるみの販売が好調だ。どのアングルからみてもかわいいとは思えないが若い女性の癒しキャラとて認知された。数十年前両生類の「ウーパールーパー」のブームがあった。この時も火をつけたのは女性。エラが体外に突出したグロテスクな姿に男性は鳥肌ものだった。やはり、女性と男性は違う生き物と確信する。「まんべくん」聞いて由利徹を連想するのは50歳以上か。「ヤック」だね。※北海道の方言で状況が悪化することを「やっくい」あるいは「やっく」という。

本の紹介

2011-08-01 09:11:49 | Weblog
評価=
「ルポ精神病棟」という本をご存じだろうか。朝日の記者大熊一夫が患者として精神病院にもぐりこみ、治療とは言えないような薬漬けや、強引な電気ショック療法の実態を暴露したもので、出版された80年代前半大変な反響を呼んだ。あれから30年、精神医療は脳内伝達物質セロトニンに働きかける新薬の開発により、一部の症状は改善されたようだが、また新たな精神疾患が増加している現状を筆者は、製薬会社、医療界の疾病のねつ造だと糾弾する。また、食事療法が唯一の改善法と説く、医療関係者にも手厳しい。この分野は、治癒が客観的に判断できないことが何より問題を複雑にし、根本的解決を不可能にしている。