国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

民意2

2007-07-30 07:26:31 | Weblog
選挙戦終盤、過半数割れの可能性を報道されると自民党役員は「参院選は政権選択の選挙ではない」と弁明し始めた。国民の審判が必要なら衆院を解散すべきだとも。事前の世論調査を見ても全国的に自民の劣勢は明らかだった。北海道では前回大勝した伊達忠一氏が民主の小川勝也氏に大きく水をあけられたばかりか、新党大地の多原香里氏にも肉薄されていた。伊達氏は身内の不祥事だけが辛勝の原因ではない事を重々承知しているだろう。
有権者は参院に対して衆院と同じ意識で投票している。これの結果を歪曲されて解釈されてはたまったものではない。選挙は何のために行われるのか。民意はどのように政治に反映されるのか。自民は真摯に現実を見つめるべきだろう。

本の紹介

2007-07-28 15:07:21 | Weblog
CDの中の曲を聴かずジャケットのイメージだけで買う事を「ジャケ買い」というそうだ。小生が本を買う時は一般には書評を見て、あるいは立ち読みで内容を確認して、CDと同じように「ジャケ買い」。そしてこのジャケ買いは「ハズレ」が多いのが特徴。しかし、せっかくお金を出して買ったもの、根性を出して最後まで読みきる。内容はさておき、信者である著者が過去教会が犯した罪に正面から向き合っている姿には敬服する。
注・小生は積極的無神論者です。

マイノリティの叫び

2007-07-26 20:33:26 | Weblog
飛行機、電車、市内そしてついにタクシーからも煙たがられる存在になったようだ。昔は地下鉄のプラットホームにまで灰皿があったのに変われば変わるものだ。今日のニュースで、ディズニー社は以降映画作品の中で喫煙シーンを作らない事を決定したと伝えている。最近は健康、周囲への配慮から止めることが意志が強いのか、あるいはどんなに白い目で見られようが吸い続ける事が意志が強いのかと考える日々。喫煙者の権利を保障するマニフェスを掲げる参院の候補者はいないものか。

ドラえもん考

2007-07-23 07:12:12 | Weblog
               (問題になったドラえもん最終回)

生後間もない時期に見聞きしたものを特別なものと認識すること-これを刷り込みという。鳥は孵化後始めて見る動くものを親と思い込んでしまう、刷り込みの典型的な例。人間のケースでは、思春期まで影響を与えるとする学者もいる。小生の思考の根底も、子供の時に読んだ「巨人の星」や「明日のジョー」のスポ根で少なからず形成されているといっても過言ではないような気がする。子供が小さな頃一緒に「ドラえもん」を見ていた。他の色々な番組と比較してもどうしても腑に落ちない点があった。努力を厭い、利己的、責任転嫁も常套手段の主人公のび太をいつもいつも助けてしまうドラえもん。しかしのび太はまた同じ間違いを繰り返す。アニメの中で成長のかけらも見出せない。それを見ている子供は、ドラえもんのポケットから出される問題解決の最終兵器に喝采を送る。「ちょっと短絡過ぎないのか」「他力本願過ぎないのか」見た感想だった。我々の年代が子供の頃見ていた上記のようなマンガには、葛藤を乗り越えて成長していくさまがあり、そこに自身を投影したものだ。そこが根本的な違い。
 山口母子殺害事件の差し戻し審で被告男性は「ドラえもんが何とかしてくれる」と殺害後の行動を説明した。人権派の弁護団が成長障害や精神的未熟を演出し、死刑を回避する法廷戦術と見る向きもあるが、小生が感じた不可解さが最悪な形で氷解された思いがあった。このアニメを批判するつもりもないし、反面教師としていたり、純粋に感動する子供たちがいることも事実。まして、被告の言葉や弁護団の主張を受け入れるものではない。小生が感じたことはかなり偏向した思いである事も確かだが、多少なりとも違和感をもってTVを見ていた父兄も多いのではなかろうか。
 ただ一つ言えることは、弁護団と被告が何を信じようが、法廷には逃げ出せる「どこでもドア」もない。そして裁判長が出すものは、驚きのアイテムでもなく、厳しい内容の判決文。



beer

2007-07-21 17:13:48 | Weblog
昨日の花火と同じ日に始まった大通り納涼ビアガーデン。それぞれのビール会社が各丁目を占め、趣向を凝らしたアトラクションで集客に余念がない。会社帰りのサラリーマンは先客に占拠されたテーブルを前に芝生に座り込んでジョッキをあおっている。が・・・小生は二度しか行ったことがない。一度目は入社早々、これで懲りた。次は嫌々ながら付き合いで。厳格な家庭ゆえに「外で食事をしてはいけません」と言われたわけではない。理由は料金が高いこと。普段2000円もあればありがたくなる居酒屋に行っているせいか、700円もするジョッキを飲む気にはどうしてもなれない。さらに枝豆がどうしてこの値段なの?と疑いたくなる価格設定。プレミアムという事なのか。またトイレも仮設で混雑を緩和しているがやはり長蛇の列、内股気味になっているたくさんの紳士がいらっしゃる。その二つを何とかしてくれれば行ってもいいと思うのだが、そう感じている方も少なくないのでは。

本の紹介

2007-07-19 15:02:59 | Weblog
「china free」最近米国では加工食品にこのように表示される事が多くなってきているとのことだ。さまざまな製品、食品、医薬品への有害物質、劇薬の混入などで消費者が中国製品を敬遠し始めたための措置。賄賂を受け取り危険物質の蔓延を放置した政府関係者を、判決からわずかの期間で死刑を執行し、沈静化と国家の取り組みの姿勢を示したが、一度信用が失われたらそう易々と回復できるものではあるまい。なにせ飛ぶものは飛行機以外、四足は椅子以外なんでも食べてしまう食文化であるが、ダンボールや毒物まで食べさせられたら堪ったものではない(捏造だったと後日報道されたが政府が絵を描いたのではないかともみられている)。この本は以前紹介した「中国は日本を併合する」の姉妹本。ここまで中国の危険性を指摘されると、何せ引越しもできない事情があるため観念するしかないが、とにかく台湾有事は頭に入れなければなるまい。

アポロ

2007-07-16 07:25:45 | Weblog
「One small step for a man,One giant leap for mankind」。1969年7月20日、静かの海に無事着陸したイーグルから降り立ったアームストロング船長が発した言葉。交信記録では不定冠詞のaが確認できず、長年「言い間違えた」と言われてきたが、最新技術の解析で発音していることが分かった。現在は農業を営んでいるとのことだが溜飲を下げることができたようだ。米国の威信をかけたアポロ計画、その背景にはロケット技術は即核爆弾のキャリアとして転用することができ、ボストーク、ソユーズの成功によりこの分野で大きくソビエトに水をあけられていたことがあった。ソビエトがドイツに侵攻した際、当時ロケットの最高水準だったV関連の技術者、資料が強奪され、その後米国はソビエトに追いつくことができなかった。と、ここまでがオフィシャルな話。だが、日本ではあまり紹介されていないが、実はガガーリンの有名な言葉「地球は青かった」とその後に続く言葉にアメリカが激怒し発奮したのだといわれている。その言葉とは「見渡しても神はいなかった」。帰還後にロシア正教会の関係者と話した内容だとも言われているが、とにかくアメリカを奮い立たせた事は確かなようだ。月面着陸の同時通訳をされた西山千さんが先日なくなられた。西山さんはaが聞こえず「極めて小さな一歩」と訳してしまったことをその後の講演などで失敗談として話されていた。鬼籍に入った今ガガーリンに確認してほしい「冷戦下でも国境線は見えなかったでしょう」と。同時通訳までは結構ですよ。



みの

2007-07-12 08:54:29 | Weblog
 ここ数日テレビへの露出度が高い安倍首相。一昨日は「報道ステーション」その前は「サンプロ」5日にはフジへと弁解行脚に視聴者は食傷気味。これなら潔く責任を認めたほうが参院選の結果につながるのではないかと考えるのはわれわれ小市民だけか。最近永田町では「朝ズバッ!」のメーンキャスターみのもんた氏の発言を注視しているようだ。田原や古館、筑紫のように国家百年の大計などと言われるより、定率減税の廃止により小遣いが5千円減る、マグロが食べられなくなると言われるほうがピンとくる。また平易な言葉と感嘆詞の多いメッセージは主婦層に浸透しやすい。なんとも現実的だ。そしてこの現象を東大大学院助手逢坂氏は「みのポリティクス」と名づけた。小泉前首相は政治を週刊誌、スポーツ紙、ワイドショーのネタにした。テレビを操る事でテレポリティクスといわれたが、それが今度はそれらに迎合し逆に踊らされるようになる。造語の必要はないだろう、これは単なるポピュリズム。さて今日は参院選公示日。国民はどのような審判を下すのか。

本の紹介

2007-07-10 07:48:46 | Weblog
江戸時代の珍本、奇本の紹介。内容は子供の遊びから、郭遊びの手ほどきまで。実にさまざまな活字文化が存在、定着していたことが窺われる。その基礎を作ったのが寺子屋。18世紀初頭、江戸の町には1000を超える寺子屋があった。この効果により江戸後期日本の識字率は一般男子が80%(武士はほぼ100%)、女性でも20%。欧州諸国は聖書を媒体とした高い識字率を誇っていたが、日本の背景は好奇心と向学心、凌駕していたことは極めて異例。2002年ユネスコの統計で日本の識字率は99.8%、世界でトップ。充実した初等教育と高い就学率のためといわれる。識字率の定義は読み、書けること。しかし最近書くことに自信をもてない日本人が増えたことは否めない。小生もその一人。

7月7日

2007-07-08 15:34:45 | Weblog
            (写真=アルタイル・彦星)

彦星を羨ましいと思っているお父さんも多いのではないだろうか。何せ一年に一日しか女房に小言を言われなくて済む。7日に掲載された「ちびまる子ちゃん」のオチ、苦笑するしかあるまい。短冊はもともと天災を祓う目的で飾られたもの。個人的な願望を満たす、あるいは神にお願いする類のものではない。「たなばた」に「たなぼた」はない。ベタなオチですいません。

しょうもない

2007-07-05 06:57:07 | Weblog
 「日本は誇り高い世界のリーダーであり、貴重な米国の同盟国だ。それだけに、誠意を持って過去を説明しようとしないことには困惑させられる」。また「昨日のことに誤って対処すれば、正しい明日を得ることも難しくなる」とも。米下院外交委員会が従軍慰安婦問題で、日本の首相に謝罪を求める決議が採択されたときの議員の言葉。
 「原爆の投下は明らかに非戦闘員へ甚大なる被害が予想された。また東京で行われた非戦闘員への無差別攻撃。これは明らかにハーグ陸戦条約に違反する行為。米国大統領は日本国民に謝罪せよ」。衆院の議長声明でも出されたら米国民はどう思うのだろうか。そんな思いで先月末の記事を読んでいた。しかしこのありさま。小泉前首相の継承者として誕生した安倍政権だったが、箍を締めなおすこともできず短期政権で終わりそうだ。論功行賞ばかりに気を使い「しょうもない」人間を集めた付けが回ってきたのだろう。やはり麻生なのか。

本の紹介

2007-07-03 06:55:20 | Weblog
「君が自供しないのなら次は・・・・・を逮捕する」拘禁症状が出始める頃、検察は威圧的に関係者の拘束をネタにゆする。弁護団も容疑者の健康状態を理由に執行猶予ならと認めさせる。当然公判で覆す事はできない。国策捜査の結末である。本書ではリクルート事件、ロッキード事件は冤罪であると断言する。最近ではホリエモンであろう。悪の巣窟と検察が情報をリークしていたライブドアは強制捜査の結果、日興コーディアルに遠く及ばないほどのわずかな粉飾決算しか出てこなかった。その後堀江容疑者は逮捕されたが、日興は逮捕者も出していないばかりか上場を続けている。検察は巨悪を眠らせないための存在だったが、夢を追う新興企業をまどろみから無理やり引き戻し、奈落に突き落とすことも行っているようだ。


拓銀本店跡地

2007-07-01 16:17:00 | Weblog
道民が企業を「さん」付けで呼ぶのは敬称ではなく愛着のため。当然地場の企業に限られたもの。丸井さんとは言うが、三越さんとは言わない。企業の寿命が50年といわれたのはバブル前。最近では30年とも。消費者ニーズの変化に即応できない企業は淘汰されていく。札幌の一等地、大通公園に面した一角に広大な更地がある。北海道拓殖銀行本店跡地。グランドゼロとも言われる。旧ビルが解体され2010年には、地上19階地下3階の北洋銀行新本店ビルが竣工し道内経済の中心地になる。そういえば拓銀も北洋も「さん」を付けられ親しまれていた。そこに胡坐をかき、企業努力を怠れば30年も存続できない。拓銀の終焉に立ち会った経営陣は分かっているはずだ。