国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

ガオⅡ

2013-07-31 09:13:34 | Weblog
またもやってきた「ガオ」。煙を吐く反社会的なおじさんのことは忘れていなかったようなので、煙で輪を作るパホーマンスで歓迎の意を表す。言葉はまだ話せず擬声語だらけだが、それでも何とか意を汲むことができる。言葉が生まれる前の原始的なコミュニケーションのとりかたもこんな感じだったのかとふと思う。
そして今回彼の特徴的なリアクションを発見した。それは驚いたり、いやだったりした時、思考停止状態に陥るのか、防御姿勢なのかは分からないが、動きを止めて固まってしまうこと。「今日はおじさんと風呂入るよ」というと、おもちゃで遊んでいた手を止めしばらく微動だにしない。「今日はおじさんと一緒に寝るよ」というと今度は体どころか眼球も動かさない。多分最大級の拒否反応なのだろう。
さて一部読者から「孫」ではないのかと嫌疑をかけられているようだが、隠し子ならまだしも、そういう歳ということか。

本の紹介

2013-07-29 09:08:51 | Weblog
評価=
圧倒的な工業力と物量を背景とした戦略で日本を下したのではなく、太平洋戦争劈頭はむしろ艦船数、飛行機の搭乗員の練度など日本軍の方が勝っていた。敗戦の三大原因がレーダー、VT信管、原爆と言われるが、情報分析力の欠如、そして戦陣訓の呪縛もあげられよう。米国は海戦後脱出したパイロットを潜水艦で丹念に救出したが、日本軍は数千時間の飛行時間を有する超一流のパイロットでさえ、海上に墜落した場合、救出されることはなかった。いやその前にパイロットは敵艦船に体当りする散華を選択した。そこには「兵は消耗品」という安直な思考、戦陣訓の「生きて虜囚の辱めを受けず」の思想が強く支配していた。


参院選

2013-07-26 09:14:09 | Weblog
参院選で自民党が掲げたスローガンは、衆参院のねじれの解消。実現によって経済施策や震災復興が迅速に行われるとした。しかし言葉を変えると、それは有権者に民主党を政治の場から駆逐させること、さらに消滅させることを促していることにほかならない。自民党の選挙ポスターに「日本を取り戻す」と大書きされていたが、これも政権奪取後約3年半混迷を極め、国民そして日本を奈落の淵までに追い込んだ民主党から日本を奪還するという意味で、非常に過激な表現だと感じたのは小生だけではないはず。だが、有権者にとってこの二者択一の選択ほど心地よいものはない。小泉政治が唱えた抵抗勢力との対決と構図は同一だった。
民主党の自己溶融はすでに衆院選から始まっていた。小沢グループが離反し、未来の党と合流、再生したかのように見せて選挙を戦ったものの大敗を喫した。その後代表の嘉田由紀子は母屋を奪われることになる。参院選では、民主党の44の改選議席が17まで激減した。これはいわば必然といえる。前回民主党支持が多かった選挙区は他政党の格好の草刈り場になった。自民党が取った手法は溺れる犬を打ち、再生の芽を摘むことだった。
細野幹事長や海江田代表も開票前から、いや就任時から十分予想されていただろうが、やはりこれ以降も民主党として生き延びるためには、このタイミングで獅子身中の虫を一掃するパフォーマンスが必要ということだろうか。それにしても政権にいた時期の3人の首相のうち2人が除籍になるという可能性がある。過去類を見ない惨劇と言えよう。常任幹事会での菅元首相の顔が映し出された時「目が泳ぐ」というのはこのことかと合点がいった。もっと滑稽だったのは、尖閣発言問題で党から抗議を受けたときの鳩山元首相の発言。「鳩山や、あるいは菅を悪者に仕立て上げるのは結構なんですけれども、そういうことよりももっと本質的にね、なぜ民主党がこんなふうに惨敗したかということを、もっと執行部は真剣に深刻に考えていただかないと、再生はありえないなと、そう思います」。まるで他人事のように振る舞う姿に戦慄さえ覚える。これで一歴史は終焉を迎えた。それにしても代償は大きすぎたが。

缶詰旨し⑥

2013-07-24 09:12:05 | Weblog
「ねこまたぎ」といえば、あまり美味しくない、あるいは大量に獲れる魚の総称(違う説もある)。その筆頭はやはりイワシだろう。年3%~6%の経済成長率があった80年代イワシを好んで食べていたのは、第二次臨調会長の土光敏夫さんやサザエさんの磯野家ぐらいのもので、一般家庭の食卓にはなかなか上らなくなったというのが実情。ところがその土光さんが亡くなられた頃から青魚に含まれるDHAだかEPAが何でも西洋食文化で弛緩しきった日本人の体を回復してくれる妙薬になると脚光を浴びはじめた。だがさすがに目刺しを食べることはなくもっぱらサプリメントとして摂取することになる。
オイルサーディン、商品の和名はイワシの油漬け。こう書くと元も子もないが、あまり脂っ気のないイワシの身が程よいしっとり感となって生まれ変わる。誰の発想かは知らないが知らないが、こうなると「ネコまっしぐら」になる。市場価格も100円ほど。たまに土光さんの業績を偲んでこれで一杯やるのも悪くない。

本の紹介

2013-07-22 09:08:58 | Weblog
評価=
真珠湾攻撃に関しては「At Dawn We Slept in Pearl Harbor」邦題「真珠湾は眠っていたか」など深層検証する本が多く出版されているが、真珠湾からミッドウエーまでつまり守勢から攻勢へ転換を図るまで、米国主観で書かれたものはそう多くない。ミニッツが真珠湾の450万バレルの燃料タンクが破壊されていれば、その回復に何年もかかっただろうと述懐したように、南雲中将が躊躇った第三波攻撃は太平洋での戦争の帰趨を決するほど大きかった。戦術に関していえば米国は、「海洋権力史論」を著したマハンの主要艦船による決戦から、航空機による船舶攻撃が有効だと実証されたため航空母艦をメーンにする艦隊編成に転換する時であった。だが実証した日本軍が日本海海戦でバルチック艦隊を撃破した思想・大艦巨砲主義から脱しきれなかったというのはまさに歴史の皮肉。

会社で旨いものを喰う会

2013-07-19 09:09:10 | Weblog
今回会社に取り寄せたのは、先日解禁されたばかりの花咲ガニ。根室のエージェントが厳選した脂がのりきった一級品、これが一杯2000円ほどで手に入れることができた。カニ選ぶとき、何も知らなければ外子(卵)がついたメスがうまそうに見えだろうが、カニも魚と同様オスの方が断然うまい。中でも花咲のオスの濃厚な味は同じカニとは思えないほど。堪能させていただいた。いつもの事後報告に「なぜ呼ばない」と怒り心頭だったDOGも終盤ながら参戦。次回はマグロ(20㌔サイズ)を予定。

15th チャレカラ

2013-07-17 09:06:06 | Weblog
今回も全国から多くの強豪、猛者が集結した15thチャレカラ。規模レベルといい全国大会になったといっても良いだろう。生徒さんたちも練度が非常に高く、その証拠にほとんど反則は見かけなかった。小学生高学年女子の決勝では、お互い間合いに入れず、初めてのコンタクトが試合開始1分を過ぎたころ。昔の空手の試合を髣髴させる内容だったが、レベルが上がり、わずかなミスが致命的になることを理解しているためお互い攻めあぐねたのだろう。さて今週は練習試合、すんなり戦闘のスイッチが入るか。

缶詰旨し⑤

2013-07-12 09:06:48 | Weblog
一時ブームになった北海道ご当地焼き鳥。札幌市内でも出店が相次ぎ連日満席状態だった。先日久しぶりに行ってみたところ、閑古鳥が鳴くありさま。理由は…明らかに味が落ちている。鶏レバー独特の鼻腔に広がる香りと味がこの店の特色だったが、それが全くみられない。具の大きさも開店当時から比べて小さくなったほか、串の料金も上がっていた。これらを客が敏感に反応したためだろう。
しかしこの焼き鳥の缶詰は期待を裏切ることは決してない。しっかりついた塩味の鶏肉は専門店の味と比べて何ら遜色ない。そしてなにより1缶100円ほどの低価格、説得力満点。

健康診断

2013-07-10 08:07:00 | Weblog
先輩社員に風邪を理由に飲み会を断ると、必ずと言っていいほど「アルコール消毒すれば治る」と言われ連行されたものだ。今ならパワハラで問題になるだろうが、社会に余裕があった時代笑い話で片付けることができた。先日の生活面に掲載されたがん放置療法などはそれを思い出させる記事だった。要約すると「がん治療で内臓を取られ、抗がん剤治療で苦しみぬく。これはがん治療ではなく不必要な治療が原因。健診でがんを見つけられなければ、何年も活躍できたかもしれない(実経験として)。体の中に潜んでいるがんをわざわざ健診で見つけ出す必要はない」。そして翌日は「日本人の全がん患者の3.2%はCTによる被ばくで発がんしている」前者は慶応医学部の医者、後者は医療ジャーナリストの主張。占い師の戯言ではないのである。
日本医師会は健診を推奨し、健診によって早期発見されたがんを最新の医療機器を駆使することで完治できるとしている。これが我々知るがん治療の常識。だが内臓を切除した後のQLやその後の抗がん剤による苦痛は延命したことによる代償、忍従することが当たり前で、その実態が表立って語られることは少ない。この提言は、その選択肢が大きく広がることと、表裏一体となった生き方=死に方をも考えさせるものだった。みなさんはどうお考えか。
なんて言いながら、前日酒を断って9日火曜、ドキドキしながら人間ドックに行ってしまった小生なのである。

本の紹介

2013-07-08 09:07:16 | Weblog
評価=
「(ブッシュは)自分は神から使命を託されていると本気で信じている。信仰を持つというのは実証的な証拠のないことを信じるということだ。だが、信仰で世界は動かせない。…あなたの政策は現実を無視しているように思われると問われたブッシュは、『私はひらめきと、直感に基づいて国家の舵取りをし、あとは祈る』と答えた」。
アメリカという国家は、宗教と超利己的な集団、そして狂信的な帝国主義者が三位一体になって成り立っていることを痛感する。それらはそれぞれ行動抑制の機能を持たず、増殖するのみ。常軌を逸したイラク進攻はその典型だ。これからはイラン、ソマリアか。

缶詰旨し④

2013-07-05 09:05:53 | Weblog
一般的なサバの水煮。スーパーでは常時100円前後で売られている高級志向0がポリシーといった商品。数十年変わらぬ味で販売されていると思われるが、長年食べ続けたこの味がやはり旨いと感じてしまう。製造元の会社名キョクヨーだが、戦前から母船式捕鯨による水産加工事業を展開した「極洋」捕鯨株式会社がもと。商業捕鯨が禁止されたのちは、近海魚の加工や高級缶詰タラバ蟹の足の缶詰製造などにシフトしたようだ。
mini薀蓄=大気汚染が深刻な中国北京では新鮮な空気の缶詰が売られているそうだ。もちろん実用品ではなく観光のお土産だろう。確か日本でも摩周湖の霧の缶詰が販売されていたような。考えることに大差はないということか。

2013-07-03 09:05:15 | Weblog
家人が知り合いに頼まれて1カ月だけとの約束で拙宅に半強制的に置かれていったミネラルウオーターのサーバー。「以前大阪出張の際にホテルの水道水の臭いに辟易したことがある。飲用どころかシャワーの使用も躊躇ったほどの有機臭だった。そんな環境なら理解できるが、ところがここ札幌では豊平峡ダムを水源にする水道水は全国でもトップレベルのクオリティを誇る。その品質の高さはペットボトル詰で売り出されたほどだ。雨量の少ない季節でも、何ら気になるような臭いなどないことは大都市の水道にあっては稀なこと。したがって、札幌の戸建てでミネラルウオーターを置くなどは愚の骨頂。さらに我が家はエスタブリッシュメントでもない。這いつくばって泥水まで飲まなければならない階層なのだ。よって我が家には必要ない」家人にこのように言って断りなさい指示した。1カ月後はたして家人は本当このように言えるのか。

本の紹介

2013-07-01 09:08:53 | Weblog
評価=
K-1やPRIDEなどの格闘技の放送は一時大晦日のゴールデンタイムまで進出して、紅白歌合戦の視聴率を上回るなど、社会現象までになった。勝敗はK-1であれば倒される。PRIDEであればタップする、あるいは失神する。この分かりやすさが人気を支えた。しかしあれほどの数のファンを抱えながら、放送は急に終了する。K-1の登録商標を持つ方が脱税により逮捕されたことが引き金だとか、他団体との選手の引き抜きに敗れたとか噂されたが、こういったビッグビジネスは、ハイリスクハイリターン覚悟の組織でなければ手を出してはいけない、堅気が足を突っ込んではならないということなのだろう。