国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

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2017-05-29 09:09:55 | Weblog
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戦後間もなく四国の島嶼で起こったドブネズミの異常発生。誰も振り向かなかったような事件を壮大なドラマにする、その筆の力には脱帽するしかない。マグロ漁師の房次郎の歪んだ思考が娘婿の命を奪うことになる。その事故は偶然だったのかもしれない。しかし不思議と憎悪が渦巻く中で、思いもよらない事故や事件が起こってしまうの。いやいや小説でした。

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2017-05-22 07:48:38 | Weblog
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「ムツゴロウ青春期」(古い!たぶん小学校6年生のときに読んだ)、「青春群像」といったところだろうか。新聞社の仕事に関してはかなりの誇張があるが、それともう一点、積丹半島から沿海州は絶対見えない。いやいや良く書けているし、十分面白かった。増田俊也こんなものもかけるんだ。彼の可能性を感じさせる作品。最後は泣かせるね。

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2017-05-15 11:06:32 | Weblog
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内閣府が公表しているデータによると、広義のひきこもりは全国に約70万人いるそうだ。現に先日知人の二人の娘さんが引きこもりになり大学を辞めざるを得なくなったという話を聞いたばかりだ。もう退職されたが職場の二人の先輩の子供さんが引きこもりだと聞いたことがあった。内閣府のデータは、15歳から34歳までのもので、70万人というと約2%になる。少ない数字ではない。長期間のひきこもりは、人との関係性を体得できないまま年を重ね、発達障害に発展することも。昔はこのような事例はあまり聞かなかったと思うが、現代の特徴なのだろうか。

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2017-05-08 09:15:24 | Weblog
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「なぜ彼ら(拷問を受けている信者)はあそこまで苦しまねばならないのか。神も何もせぬではないか」「神が何一つなさらなかったからだ。わしは必死に神に祈ったが、神は何もしなかったからだ」転んだ司祭。信者の首が切り落とされたとき(殉教した時)、何も起こらなかった。福音ももたらされなかった。遠藤周作ご存じのとおり曲折を経たクリスチャン。その心の葛藤がそのまま表現されている作品と言っていいだろう。

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2017-05-01 10:21:52 | Weblog
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子供のころ冷蔵庫の中には当たり前に1キロ以上の鯨ベーコンの塊があった。学校給食の惣菜にも多くの鯨肉が使われていた。だが、日本人が鯨肉の大量消費し始めたのは、母船方式で捕獲後大量の鯨肉を急速冷凍できるようになった戦後のこと。それまでは捕獲量に限度がある沿岸捕鯨。消費量はたかが知れていた。つまりそれ以前は漁獲地周辺の郷土料理であり全国的な食文化にはなり得なかったということだ。ソーセージやハムの急速な普及は第5福竜丸事件が発端だったとは。