国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

しょっぱい?

2009-05-31 07:22:41 | Weblog
「しょっぱい」といえば相撲で情けない、見るに耐えない取り組みのこと。格闘技でも同じ意味で広く使われる。だが、決して「しょっぱい試合」ではなかった。ダウンを奪われ、さらに追い込まれたラウンドもあったが、怯むことなく終始前に出てジャッジの採点を有利に導き、ベルトを守った。小生の判定では1ポイントの小差であったが内藤の勝ち。相手は打たれ強かっただけ。内藤のパンチも的確にテンプル、チンにヒットしていた。並みの選手なら何度か倒れていたはず。しかし、挑戦者のように脳漿が少なく”脳が揺れないタイプの選手”はいる。割り切って考えたほうがいい。今回の世界戦の前に驚かされたのが当日本紙に掲載されたわかさいもの広告。世界を取った試合ではスポンサーもつかず苦労したようだが、今は地元企業がバックに構えている。吹き出しが振るっている。「これ食べてたから、今日勝てます。なんて言えないよー」。正直これで負けたら目も当てられないなと感じた。挑戦者の前評判が低く侮っていたわけではないだろうが、これが「しょっぱい」と言わせたのかもしれない。そういえば内藤の出身地豊浦を選挙区にもつ政治家が核実験を再開し、再度ミサイル実験を行う姿勢を崩さない国に「なまっちょろくない友愛外交」で臨むと意気込んでいた。北朝鮮も日本が「断固とした友愛外交」を前面に掲げたときには、その真意を測りかね「猫だまし」程度の当惑効果はあるのではないか。まぁ政権奪取の際には是非とも「しょっぱい試合」だけは見せて欲しくない。

本の紹介

2009-05-29 16:01:52 | Weblog
先日公開された映画の原作本。終戦間近のドイツが舞台。ヒットラーを暗殺し、戦争を早期に終結させようとする将校。しかし実行作戦は稚拙なもの。やはり自爆テロでなくちゃ。書評ではかなり評価が高かったが、やはり訳書はどうも苦手。臨場感も希薄。まぁ読んでおいても損はないかな。

ストレスの夏

2009-05-26 07:39:53 | Weblog
2500円の破格なメンバー料金とはいえ、昨年は43ラウンドまわった。結構なラウンド数だと思うが、ほとんどが不本意なスコアーだった。ゴルフ歴も長く、運動神経はそう悪いほうではないと自負しているが、このスポーツだけはどうも分からん。プロの繰り出す豪快で繊細なショットを見るたび「素人には決して教えない何か」があると勘ぐってしまう。それほど難解なゲームなのだ。ゲームのたびにストレスに晒され、時に自暴自棄に陥る。林の中から100分の一の成功確率に賭ける。技量を省みず無謀なテクニックを試してみる。これらはその典型である。しかし、年に一度か二度ゴルフの神(自身は無神論者だが)の祝福を受けることがある。誤り池の方向に打ってしまったボールが岩にぶつかりグリーンに乗る。トップしたボールがポールに当たりバーディーチャンスになり爆発的なスコアーが出る。この偶然的な幸運がゴルフにのめり込ませる要因。まるで博打や薬物である。依存体質になり仕事を失ったり家庭を破綻させたかたもいる。神も無慈悲なことをするものだ。明日は今年2戦目のコンペ、信仰心の薄い小生に神の加護はあるのか。(練習せいって?ごもっとも)

給付金

2009-05-24 07:59:27 | Weblog
定額給付金の申請書が全国で最も遅く札幌で発送され。我家にも昨日やっと簡易書留で届けられ、早速申請した。自身の納税分だとはいえ、給与が操作されるだけの定額減税とは違い実感は強い。欲をいえば子育て応援特別手当の対象をもう少し拡大し、支給されえれば少なからず経済回復に寄与できたのにと残念でならない。消費効果は民間の研究機関ではGDPを0.2%を押し上げるほどにしかならないと分析する。給付総額2兆円の約8割が経済的不安から貯蓄に回され、カンフル剤は機能しないと見ているためだ。昨日の本紙夕刊の折込紙面のテーマは「子供と貧困」。解説者は貧困とは「相対的貧困」であり、これは社会一般的な習慣を行えないことを基準にしている。進学の機会が失われたり、医療機関にかかれないなどは、不幸なことであり、国のセーフティーネットでどうしてでも救済しなくてはならない対象だ。しかし、塾に通う費用がないために高度な教育を受けることができず、貧困の連鎖に陥る。携帯電話を持つことができない。静かに勉強できない環境がないことがこれらに繋がる-などはあまりに暴論。だが、この2兆円違う使い方もあったことも確か。

本の紹介

2009-05-22 19:38:09 | Weblog
93年だったか、船田元は宮沢内閣の経企庁長官に任命され、史上最年少で入閣を果たした。船田はそこでバブルがはじけたあとの経済は回復基調にあると宣言した。小生が家を建てたのはその予測と宣言を信じてのことだった。経済部の記者も同じ見方をしており、彼も同時期家を建てた。第一次オイルショック後日本経済はV字回復達成する。その再現になると期待したのだ。しかし、直後銀行の不良債権が表面化し、日本経済は不況の泥沼に陥る。それ以来経企庁と日本銀行の話は信じないことにしている。船田氏のその後は自民党を離党、新進党、さきがけなどを経て自民に復党、だが、政界失楽園騒動と話題の提供に事欠かない。98年堺屋太一が民間から登用され経企庁長官に就任、実効性のなかった経済対策に「失われた10年」と表現した。前置きが長くなった。この本は直木賞作家が書いている。なぜ堺屋太一なのか、いぶかし気持ちで読んでいたが、読了後に全く違う感想を持った。妙に平易な文章だなと感じてはいたが、見事に、何の抵抗もなく頭の中に入っていた。これが芥川賞作家の筆の力かと。変なところに感心した。


パンデミック前夜②

2009-05-19 08:29:32 | Weblog
風邪は気合で治せると信じている。もともと熱には強い体質、8度を超え仕事をしていて同僚にあきれられたこともある。しかし、10年ほど前インフルエンザに罹患した。40度を超える熱が3日続き「意識が朦朧」となる経験を初めてした。今回の敵も相当手強い。大阪圏では幼稚園から大学まであわせて4000校が休園、休校するほか、多くの遊園地も自主休業を強いられる結果になった。発症や感染が確認されていないが間違いなく首都圏にもウイルスは侵入している。人口密度が極端に高い日本で全国的に蔓延するのは時間の問題だ。WHOはまもなくフェーズ6を宣言するだろう。職場でも対応に追われている。それは感染は避けられないことを前提に、そのなかでいかに必要な人員を確保するかだ。感染から発症、人にうつさなくなるまで最低で1週間、これを見極め社員を配置する。なにせ未経験の事態、頭が痛い。(感染で頭が痛いわけではない)

愛こそはすべて

2009-05-17 07:59:53 | Weblog
「友愛社会の建設、愛のある政治」を前面に掲げるさまは70、80年代の香りを感じさせる。祖父鳩山一郎の政治姿勢の継承だろうが、この時代「love & pease」はないだろうといいたくもなる。お隣の国はミサイルをボカボカ撃ってくる。新型インフルエンザは国内での感染が確認された。経済は回復の兆しもない。国民は求めているものは危機管理、そして強力なリーダーシップ。前代表の強引な手法によりに心を折られた民主党議員は、岡田氏を推す多くの党員の声に耳を塞ぎ、選挙に勝てる体制を維持しつつも「all you need is love」を選択したということか。ともかくこれにより、政権交代へ向けた民主党の布陣が完成した。「愛し合ってるかい」と声を掛け合う社会、清志郎ではなく由紀夫ちゃんワールド。悪くないか…

本の紹介

2009-05-15 14:53:00 | Weblog
明智光秀は公家に近く線が細く闘将の印象は全くない。しかしこれらはドラマからすり込まれたものだろう。三日天下といわれたのも、秀吉に政権が移るまでのあだ花的な存在として定着させられたのも氏の言うとおり秀吉と徳川時代のことだろう。光秀と家康が手を組んでいたという分析も説得力がある。確かに同盟の確約なしに謀反を起こすことなど論外だろう。これを契機に歴史の見直しが始まるか。いや、ないな。

カープ

2009-05-12 08:21:38 | Weblog
好調な打撃陣の活躍でバッファローズを撃破し首位に並んだ日ハム、今日からは仙台でイーグルとの首位決戦。予告先発は復活した八木、低めにボールを集め本来の打たせてとる投球術で凡打の山を築いている。中継を楽しみにしていたがなんと番組表を見ると今や道民が誰も関心を示さない巨人横浜戦しか載っていない。ヒールはヒールでい続けてもらわないと批判の矛先に迷うが、そうそう目の前に現れても迷惑な話だ。ヒールといえば民主党の小沢代表が党首討論を二日後に控えて突然の辞意表明、溺れた犬を打つ材料を取り揃えていた麻生首相は肩透かしを食らった。敵失によりやっと30%を超えた内閣支持率や衆院選にも大きく影響を与えそうだ。後任は岡田副代表の線が強いといわれる。自民党としては最も戦いたくなかった。なにせ愚直、朴訥そして清貧のイメージ、まるでカープ然とした相手なのだ。判官贔屓を好む国民性、政権交代は俄然現実味を帯びた。

原発

2009-05-10 10:00:23 | Weblog
写真は線量計という。一般の家庭や企業ではお目にかかれない品だと思う。会社にはこれとセットでヨードも常備されている。一体何に使用するかといえば、原発事故が発生した場合にこれを持たされ強制的に現場に飛ばされることになる。線量計は被ばく線量を測定し、一定以上の被ばくが確認された現場から離脱するよう指示が出される。ヨードは放射性物質が体内に取り込まれないように飲む。北電の泊原子力発電所が稼動した際にこのような配備がなされた。東京電力の柏崎刈羽原発が運転を再開した。2007年新潟中越沖地震は、設計時に想定された以上の揺れが施設を襲い原子炉は自動停止した。さらに微量ながら放射性物質の漏えいも確認された。運転は安全が確認され経産省が再開を認めたため。原子力発電は日本の電源構成で30%を超えるまでになった。また二酸化炭素排出削減のため以前のようにヒステリックな反原発の動きは見られない。しかし刈羽原発でも断層の判断が誤っていたことが判明した。さらに人知を超えた事態が起こらないとも限らない。この危機を使わないこと「行け」と言われないことを祈る。

MKの余波

2009-05-08 08:19:45 | Weblog
昨日朝8時のNHK北海道ローカルニュースで、札幌交通圏のタクシー会社の多くが遠距離割引を拡大する方向で調整しており、近く運輸局に申請すると報道された。MKへの対抗策であると解説された。先日は旭川交通圏で初乗り料金を値下げする申請がなされた。同地方では昨年値上げ申請が行われたが審査途中で撤回という前代未聞の措置が取られたばかり。帯広交通圏でも昨年値上げの手続き途中で取りやめの決定がされた。ところが札幌ハイヤー協会に確認したところ、札幌ではそのような話は一切なく、当然申請の手続きも行われていないとのこと。理事会での四方山話を確定情報として流してしまったNHKの勇み足と判明したが、一連の慌しい動きはMKの余波と考えられる。業界再編とまではいかないにせよ、余震はまだまだ続きそうである。

本の紹介

2009-05-06 09:10:07 | Weblog
古くは藤原公達氏に対する出版妨害事件、日本共産党委員長宮本顕治宅への盗聴事件などゴタゴタが尽きない宗教法人であるが、今回は元公明党委員長だった矢野絢也が起こした訴訟であり、より重い意味を持つ。先日東京高裁は一審判決を覆し党員が強奪した手帳の返還と300万円の支払いを命じる判決が言い渡された。逆転判決を受けた党の三名は即日控訴。真相は当事者でなければ分からないが、この本の最後には「池田氏の置かれている立場は、麻原彰晃と同じ危うさを感じる」とまで言い切る。この言葉に矢野氏の尋常ならざる覚悟と断固とした訣別の意を感じる。

帰れない二人

2009-05-04 14:33:47 | Weblog
「ザ・タイマーズ」はぶっ飛んだ。公然と「大麻が大好き」と吼える。「日本は規制しているから国が良くならない」と言ってのけた。その後原発問題、天皇崩御問題まで広がり曲の内容も過激になっていく。アナーキストロックン・ローラーの面目躍如といったところか。今なら軽犯罪で身柄を拘束され家宅捜索まで受けていたことだろう。多分70歳80歳になっても歌い続けると、いや、死なんて最も似合わないことだったが、残念ながら逝ってしまった。自由奔放な振舞いとは対照的な曲がある。井上陽水と共に作詞作曲した「帰れない二人」。陽水のコンサートで語りかけるように静かに歌うさまが本来の彼の姿のような気がする。ご冥福を祈る。

パンデミック前夜

2009-05-01 08:42:06 | Weblog
国民病といわれた結核も戦後ストレプトマイシンが解放した。中世欧州で猛威を振るった梅毒もペニシリン系抗生物質で撃退した。目に見えぬものが原因となる病魔を全て克服したかのような錯覚に陥っていた。WHOはメキシコで発生した新型インフルエンザの警戒水準を4から5に引き上げた。パンデミック一歩前の段階である。そしてついに日本でも感染の疑いのある患者が発生した。今朝乗った地下鉄でもマスクが目に付いた。過剰反応とはいえ、分からぬでもない。結核や梅毒は細菌によって感染する。一方のインフルエンザは生物とも物質ともいえない得体の知れない代物。治療も対症療法のみで完治療法は開発されていない。多数の死者が発生したことで第一次世界大戦を早期に終結させたともいわれるスペイン風邪と比較される今回の新型インフルエンザ。衛生、栄養状態が比較にならないものの、国内で蔓延した場合最大で64万人が犠牲になるそうだ。防止策で有効なのが水際で食い止め、擬似患者を隔離、疑いのあるを食品を一歩たりとも国内に入れないこと。しかし厳格に対応すればさまざまな物が停滞する。これはある意味1929年以降のブロック経済、保護主義に重なる。世界的な経済危機に対し各国は障壁を取り外し流通を促進、購買意欲を高めこれを回復の起爆剤としているが、大きく影響を受けるのは必至。人命には代え難いとはいえ「弱り目に祟り目」。