評価=☆☆☆★★
強硬な攘夷論を唱える薩摩藩は、生麦事件で英国人を斬殺した事件で、一躍時代の先端に立つことになる。同時に交渉能力の欠落を露呈した幕府はその地位から完全に凋落する。薩摩と英国の交渉がもつれ、薩英戦争に至るが、負けなかった薩摩が科学力、工業力の差を痛切に感じ開国派に転じたことは実に興味深い。軍艦等を購入した薩摩の豊富な資金源は、奄美などの島嶼から収奪する砂糖による。住民は苛酷な取立てと、褒賞により巧みに洗脳されていく。完全な植民地化。
強硬な攘夷論を唱える薩摩藩は、生麦事件で英国人を斬殺した事件で、一躍時代の先端に立つことになる。同時に交渉能力の欠落を露呈した幕府はその地位から完全に凋落する。薩摩と英国の交渉がもつれ、薩英戦争に至るが、負けなかった薩摩が科学力、工業力の差を痛切に感じ開国派に転じたことは実に興味深い。軍艦等を購入した薩摩の豊富な資金源は、奄美などの島嶼から収奪する砂糖による。住民は苛酷な取立てと、褒賞により巧みに洗脳されていく。完全な植民地化。