国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

本の紹介

2013-09-30 09:07:41 | Weblog
評価=
初めて買ったワープロは富士通のOASYS。日本独自に開発されたテンキー配列で、親指を多用することから「親指シフト」と呼ばれた。入力の速さから当時文字入力の専門職は全てこのキーを使用していたと聞き、必死になって修得した。ところが会社で採用になった機種はQWERTYキーの「文豪」。テスト前必死になって覚えた出題箇所が全く違っていたに等しい。いやたとえが悪い。バイキングなら「なんて日だ」と叫ぶところ―こちらの方がすっきり来る。しかしその後業務使用は全て「ルポ」になり、またも機能を最初から覚えることに。まさに「It's not my day」
さて今は世界標準になっているQWERTYキーだが、使用頻度の高いキーを中央に集めて入力者の負担を軽減、入力時間を短縮するなど徹底した人間工学に基づいて設計されているものと思いきや、なんとその逆、タイプライター時代あまり早くキーを叩くと綺麗に文字が出ないため設計者が故意に入力速度が遅くなる配列にしたそうなのだ。一時合理的な配列のドボラクキーの導入も模索されたが、QWERTYキーの普及率があまりにも高いため断念した経緯が。そのめちゃくちゃな配列で日本語を打つ我々はいったい何なの?だよね。

あまちゃん

2013-09-27 09:03:44 | Weblog
明日でついにNHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」が最終回を迎える。「あまちゃんロス症候群」が心配されるほど人気絶頂で終わることになるが、「私の青空」がそうだったようにこれだけの視聴率を撮れば続編は堅いようだ。ドラマは終わるが劇中歌「潮騒のメモリー」の売り上げも好調、サントラ盤さらにDVDの予約も殺到している。まだまだ余韻を引きそうだ。エンディングだが、映画「蒲田行進曲」のように登場人物全員のコーラスというのが小生の予想(実は荒巻に干された後、”つんく”が現れ、その事務所に入ると見たが見事にはずれた)。チンケな終わり方だけは勘弁してほしい。さてその「潮騒…」が初めて世に出た設定が1986年。小泉今日子の少女時代を演じた女優の髪形は当時一世を風靡した「聖子ちゃんカット」。純情さを前面に、可憐さを側面に表現したものだ。それから30年、小泉は母親役に。30年の時は全てを変えてしまう。良い方にも悪い方にも。
不祥事や事故が続くJR北海道だが、道南で起こった貨物列車脱線事故後の緊急点検で1985年に設定れたレールの安全基準を保線区員や担当者が誤認していたことが濃厚になった。安全運行が至上命令の鉄道事業社が約30年間の長きにわたり、乗客を危険に晒していたどころが、当事者は危険という認識さえ持てていなかったということになる。何とも呆れるばかりだ。国鉄が分割民営化される前、誰もが全国展開の輸送力は他に変わるのはないと信じられていた。しかし状況が一転する。国は大規模ストに合わせて全国のトラックで代替輸送を行った。ところが大きな問題もなく輸送が完遂された。国鉄の優位性、絶対性が根底から揺らいだ瞬間だ。相次ぐストにうんざりしていた国民も組織の存在意義を疑い始めた。これが端緒となり民営化が決定的になる。スパーおおぞらの火災炎上事故、雪による列車内での長時間の缶詰、脱線、発火事故。そして安全意識の欠如。実は来週稚内への出張がある。従来であればJRを使うが、今回はバスで行くことにした。遅れることができないためだ。こういう利用者の小さな心境の変化がひいては巨大産業の土台を崩す時がある。

本の紹介

2013-09-24 09:09:21 | Weblog
評価=
この本は2年ほど前紹介した「ブラック・スワン」に加筆、改題したもの。手を加えた部分は、民主党政権から自民党が政権奪還、安倍首相になってからの日米関係の変化。ハードカバーなら多分買わなかったと思うが、文庫の価格ならまだ許せる範囲内か。
さてFace Bookを始める羽目になった。所属するゴルフクラブの連絡がFace Bookを介して行われることになったため半強制的に。面白いことに一人の人間がお付き合いできる人数というのは大体150人なのだそうだ。相手の情報等を含めた脳のデータ化がこれが限界らしい。思い当たる節が、小生の出す年賀状が毎年100~150枚ほど。若いFace Bookユーザーの友達の平均もこれくらいなのだそうだ。原始コミュニティーの構成員数の影響ではないかと見る学者も。現在友達14人、うち家族は2人。脳の限界ということか。

自動車進化論

2013-09-20 09:03:47 | Weblog
少し前までオプション設定だったABS(アンチ・ブレーキロック・システム)はすでに標準装備、助手席のエアバッグは言うに及ばず。衝突回避や誤発進防止装置が普通乗用車のみならず軽自動車まで装備されるようになった。自動車周辺を映像化するアラウンド・ビュー・モニターも普及し始めている。一部の車種には自動で車庫入れするインテリジェントパーキングアシスト、ミリ波レーダーで前走車との車間距離を保つクルーズコントロールも。こんなことで驚いてはいけない。先ごろ日産は2020年まで運転者が運転する必要のない「自動運転車」を販売すると発表した。この場合運転しないが運転席に座る人を何と呼ぶのかとか、あるいは飲酒運転は成立するのか等凡人の小さな脳を大いに悩ませる。とにかく、自動車は今カンブリア爆発的な進化の最中だということは間違いないようだ。
さらに進化の樹木の先端では…一部だがテンパータイヤさえ装備されていない車も販売されるようになった。パンクした場合はどうするのかというと、車載されているボンベ型の修理キットで応急処置し直近の修理工場に持っていくことになる。パンクの頻度と軽量化による燃費向上と価格を天秤にかけた結果だろうが、経済的追求がこのような結果になるとは。因みにこの応急処置は釘などがトレッド面に刺さった状態でなければ効果がないため、バースト時はお手上げになる。携帯の繋がらないエリアでこのような状態に陥った場合は万事休す、北海道ではクマの餌になるよりほかない。
さらにもう一つ。今年の春、スタッドレスから夏タイヤに交換する際、いつもならフロアージャッキで2輪を上げるのだが、前後どこを見回しても掛けるポイントが見つからない。昔の車なら前輪はフロントメンバー、後輪は後輪軸の中央にジャッキの平皿を受ける突起があるのだがそれがないのである。たかだか数千円の物であるが、ここまで価格競争が激烈になっている証拠なのだろう。
もう一つおまけに、いまや車載工具袋の中にドライバーやプライヤーが入っていないことに気付いた方はいるだろうか。「何かあったら工場に」ということと、工具と言えども価格に反映されるためなのだろう。安心のため自分で車に載せるときにはご注意を。因みにだが、グローブボックス等手の届く場所にドライバーやカッターなどを入れていて、ガサを掛けられた場合、軽犯罪法違反、銃刀法違反で検挙される危険性も。くれぐれもお気を付けを。

本の紹介

2013-09-17 09:05:24 | Weblog
評価=
中島岳志といえばあの中島氏であるが、今回はどうか目を瞑っていただきたい。
血盟団は井上日召のカリスマ性で成り立つ組織だが、当初井上は暴力革命より構成員を増やし民意による穏健的革命を目指した。しかし合流した海軍若手将校たちの先鋭化した思想と、若い構成員の革命の捨て石になる覚悟に促されついに行動を起こすことになる。血盟団事件以降515、226など日本は本格的なテロルとクーデターの時代に突入する。

これは?

2013-09-13 09:04:09 | Weblog
ガ島の生き残りNの昼食である。普通盛りでも十分胃を満たしてくれる量のご飯を大盛りにして、さらに二人から1/3ずつ飯をもらってこの有様。ご飯が器から大きく盛り上がっているのがお分かりになると思う。手に持つとズシリと重い。すでにグラムではなくキロ単位。昼食というべきか、はたまた餌というべきか。太らせて喰っても不味そうなのだが。

救急車

2013-09-11 09:07:36 | Weblog
小学校低学年の時、下腿を複雑骨折したことがあった。公園の遊具から友達と「飛び降りごっこ」していて”これが最後の一回”と着地した瞬間、右足に激痛が走り全身から力が抜けた。骨折というという言葉には結びつかなかったが、小学生でも身体に大変なことが起こったということは想像に難くなかった。いつもはキャピキャピしていた子供だったが、信じられないくらい冷静さで、友達を驚かせないよう、そして確実に助けを呼ばせるように話して聞かせた。その公園から自宅まで子供の足で15分ほど、30分辛抱すれば助けにくる。しかし日はもうとっぷりと暮れている。友達は事の緊急性を理解して真っ直ぐ家に向かったのだろうか。不安がなかったと言ったらうそになるか。ほどなくしてやってきたのは、お袋を始め近所の皆さんその数五人ほど。友人は必死の形相で説明したのだろう。「死にそうだ!」と。さてそこからだが、公園から町に一軒しかない病院までの道のり約30分を近所のお兄さんにおんぶされて行ったのだ。「なぜ救急車を呼ばなかったのか」とお思いの方。当然の疑問でしょう。だが、その病院や消防にも救急車は配備されていなかった。唯一あるのは鉱業所の所有でそれは坑内事故に備えてのもので、一般に使うことはなかった。第二の疑問として「なぜ車を使わなかったのか」。これもごもっともな質問だ。しかしこの当時自家用車を所有していたのはごくごく一部で、近所を見渡しても車を持っているものなどなかった。したがって、「おんぶ」しか手段はなかったのだ。時代性といえばその通りだが。
先日救急車に付添で乗ることがあった。ブログネタにできているように幸い大事には至らなかったが、その間にこんなことを思い出した次第。

本の紹介

2013-09-09 09:06:27 | Weblog
評価=
日本地震学のパイオニア大森房吉と今村明恒。長きにわたり助教授の座に甘んじていた今村は、その際に発表した震災の注意喚起の論文を新聞にセンセーショナルに扱われたことで、教授の大森に「浮説」と論駁された。二人の関係が最悪になった瞬間だ。その大森が学会で豪州に行き、研究施設で地震計を観ている際に、長いP派が観測される。震源を割り出すと日本の関東だった。大森は急遽帰京し帝都の惨状を目にする。発足間もない地震研究だが、このころも地震予知の宿命を課せられていたといえる。そして「震災は忘れたことにやってくる」という言葉ににつながる。



缶詰旨し⑧

2013-09-06 09:04:25 | Weblog
水煮の缶詰といえばやりサバがその代表でどこの会社からも売り出されているといってもいいだろう。しかし、製造会社は少ないもののサンマの水煮も商品として流通している。その中でマルハニチロさんのサンマの水煮缶詰は絶品といえる。旬のものを厳選しているのだろう、脂のノリが尋常ではない。塩味もきつくなく実に上品。こじゃれた器に盛り、大根おろしでも添えれば小料理屋の一品としても通用するほど。
サンマミニ薀蓄:今から20年ほど前、流通ルートもなかったため足の速いサンマは札幌ではまだ刺身では食べられなかった。そこで根室の漁師に頼み朝獲れのサンマを空輸で札幌まで届けてもらい堪能したことがあった。無論サンマの購入価格の何倍もの輸送費がかかることは承知の上。苦労して喰ったものはやはり旨かった。

審判講習会、北海道地区選抜

2013-09-04 09:06:57 | Weblog
今回も参加させていただいた審判講習会、北海道選抜大会。小学校1~2年だろうか、小気味のいいステップで相手の側面から攻撃する姿はもう一丁前の空手家。よほど訓練を積んだ成果だろう。
さて今回ルールの一部が変更された。その中で最大のものが、小学生男子に緩衝材が入ったインナーベスト着用を許可(推奨)したこと。着用の判断は選手、道場に委ねられるが、「痛みを知ることも重要」としてきたフルコンタクト空手としては革新的発想転換といえる。試合ではそれほど事例は聞かないが、直接打撃ゆえに心振盪の危険は否定できない。危険を排除するのは組織として当然のこと。当道場も対応を急がなくてはならないと思う。(購入される方はお知らせください。3000円ほどです)

本の紹介

2013-09-02 09:11:32 | Weblog
評価=
零戦関係の本は吉村昭の「零式戦闘機」を、多分20~30年ほど前に読んだっきりだと思う。今回書店で平積みされていたのは、もちろんあの映画のタイアップだろう。初刷りは1970年。一人称で書かれている文章は、思いのたけが濃縮されていて実に心に響く。
さて映画の方だが、「空に憧れた少年が、設計者となりその夢をかなえる。しかし日本国民を守るために作った兵器が最終的にその国民の命を奪うものになってしまった。この葛藤を描く。エンディングは8月15日以降嘘のように静まり返った空。そこに一機の飛行機が高高度で飛行しひこうき雲を作る。米軍のもので不謹慎だが綺麗と思ってしまう」。観ていないが、そんな感じだろうか。