国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

本の紹介

2011-02-28 09:21:09 | Weblog
評価=☆☆☆★★
シュライエルマッハーは『宗教論』で「宗教の本質は直感と感情である」としていたが、晩年『キリスト教信仰』では「宗教の本質は絶対依存の感情である」と再定義した。全く持って同感である。一切の科学的猜疑心を捨て払い、埋没するほど依存する。その覚悟がなければ、あれだけ多くの他民族を殺せまい。佐藤優氏は同志社大学神学部卒のバリバリのクリスチャン。あれほど論理的な方が信者とは…三つ子の魂?、刷り込み?

捲土重来か?

2011-02-25 09:13:00 | Weblog
先週「EVの現状と将来性」というセミナーに参加した。ご承知の通り国内では現在三菱のアイ・ミーブ、日産のリーフ2車種が販売されている。環境対策先進企業のイメージ付けで北電などは早速実戦配備した。また先日は、沖縄日産レンタカーが220台ものリーフを導入し話題を集めた。確かに短距離移動の使用や、輸送コストが乗せられ割高なガソリンの離島価格を考えれば、島嶼使用での優位性はかなり高い。だが北海道ではなかなか難しいのが現実。高速走行ではその能力が半減するため、札幌からは千歳空港往復にもやっと。これでは特に業務使用には不向き。リチウムイオンバッテリーの蓄電力はここ数年で飛躍的に向上したが、「すでに能力の限界」と主張する学者もいる。そんな中三菱が来年度驚異的燃費のPHVを発売する。その能力はトヨタ・プリウス(燃費1ℓ38㌔)、ホンダ・フィット(同30㌔)を遥かに凌ぐ50㌔。ベースになるのはSUV「アウトランダー」。仮に、PT・4WD性能を兼ね備えていれば、降雪地帯の東北・北海道で爆発的ヒットし、FFだとしても2010年わずか国内販売シェア4%まで低迷した三菱の起死回生の商品になる。以前アウトドアは三菱といわれた。パジェロはRVの代名詞だったし、ディアマンテは最高級4WDだった。しかし、2000年に発覚したリコール隠し問題により一挙に凋落。EVの発売で話題をさらったが昨年も厳しい状況が続いた。すでにディーラーには問い合わせが来ているという。●●さん。チャンスだ。がんばれ。

珍しくラーメン屋

2011-02-23 12:03:16 | Weblog
注文の際に店員に「脂はどうしますか?」と訊かれる。この店は、スープに混ぜるラードの量のリクエストに応えてくれるのだ。馴染みは「多目」を注文するが、「多目」の場合、スープの上にのった油膜はゆうに1センチを超える。脅迫的である。小生の消化器系のキャパはこれに耐えられない。魚粉と豚骨をミックスさせたスープが特徴の旭川ラーメンの老舗「蜂屋」。支社に打ち合わせに行った折にここで昼食を取った。驚くのは、年配の常連客が実に多いこと。客観的にソバの年代だと思うのは老婆心か。老婆心?小僧としかられるか。とにかく、「多目」を勢いよく食べる年配の姿は圧巻だ。年を重ねても愛され続ける味というのはあるものですね。

本の紹介

2011-02-21 09:18:27 | Weblog
評価=☆☆☆★★
佐藤優と魚住昭の対談集の最終巻。沖縄住民は沖縄処分、沖縄戦、戦後の基地化と三度にわたり翻弄されてきた。いや、翻弄というより裏切られてきたといったほうが適切だろう。基地を受け入れる対価としての地域振興策は住民、行政にとって苦渋の決断だったはずだ。それを「最低でも県外」「腹案がある」と弄んだ政治家の姿勢は強く非難されるべきもの。さらに「方便」発言で火に油を注ぐ。呆れるほかない。台湾海峡、朝鮮半島有事の出撃拠点、また中国海軍の太平洋進出の橋頭堡たる地政学的存在は今後も変わることはない。これは米国の世界戦略のみならず、日本の安全保障に直結する。住民に真摯に謝罪し、理解を求めるのが菅政権最後の仕事ではないのか。

最小不幸社会

2011-02-18 09:11:23 | Weblog
札幌東区で発生した拳銃強盗事件で逮捕されたのは70歳に迫る2人組だった。防犯カメラは階段を足早に駆け上がる姿を捉えられていたが、あれが70歳とは。東京目黒区で起きた殺人事件で逮捕されたのは福島県に住む65歳の男だった。平成20年の犯罪白書によると、平成20年度の高齢者(65歳以上)の一般刑法犯検挙人数は、平成11年度の約3倍に増加している。人口比を加味しても異常なペースで増えていることが伺える。尾道の高齢者刑務所に収容されている受刑者の平均年齢は74歳で、要介護の受刑者も多くいるという。7,8年ほど前から社会問題化を指摘した報道番組もあったが、立て続けに、しかも在住する町で起こった高齢者による凶悪犯罪に事態の深刻さを改めて感じた。貧弱な社会保障がその原因と見る向きもある。国民年金の平均受給額は6万円ほど。これではどんなに質素な生活をしても不足するのは当たり前。「貧困が犯罪を生む母であるとすれば、知性の欠如はその父である」=ラ・ブリュイエール。「最小不幸社会実現」だけは方便にしてほしくない。

試割会

2011-02-16 09:13:04 | Weblog
映画「燃えよドラゴン」で、オハラが試合前のデモンストレーションで板を割るシーンがある。しかし、主演のブルース・リーは冷静にこう答える。「board not hit back」意訳=「それが、どうしたというのだ」、現代若者言葉訳=「マジ、ウザイし」か。
しかし、空手をしている限り破壊願望は誰でも持つ。鍛えた拳や手刀の威力を試してみたいのだ。というわけで、今回初めて試割会を行った。最初は戸惑っていたが、嬉々として板や瓦を割る子供たちの表情を見ていると、たまにやるのも悪くないと思う。たまに。

本の紹介

2011-02-14 09:27:25 | Weblog
評価=☆☆☆★★
目を引くのはU氏の恨みに満ちた自民党、特に小泉、竹中批判。氏の二度の逮捕はいずれも小泉政権下であり、民主党シンパのU氏は政権による国策逮捕と感じているようだ。言葉の端々に憎悪が滲む。発覚した二度の逮捕前に、同様の事件を起していた事が発覚しいている。仮に国策であっても脇の甘さは学者、メディアに露出する文化人としては致命的。逮捕時自宅からセーラー服などのマニアックなアイテムが押収されたと聞く。いっそのこと、その道の評論家に転進すれば面白いのだが。

押忍

2011-02-11 10:02:38 | Weblog
ユニークな弁当や惣菜の提供ではサンクスが他の追随を許さない。7-11やローソンは幕の内や、ザンギ弁当など、いたって保守的な弁当で中高年層の安定的獲得を狙うが、サンクスは「ギャグ?」と思うような斬新なラインアップで逆に若者や、嗜好のマイノリティをターゲットにする。長さ40センチのソーセージを渦巻状に丸め串に刺した「ぐるぐるソーセージ」は買わずにいられない衝動に駆られる。そして先日見つけたのが「押忍の弁当」580円。正道会館さんが監修しているとのことで、おかずの配置で正道さんのロゴマークに似せている。小生は他流派なのでご遠慮したが、さすがサンクス、発想が奇抜すぎる。

予算

2011-02-09 12:03:44 | Weblog
来期の予算要求作業が、今年は退職人事で滞ることなく終了した。例外はないだろう、どこの企業でも緊縮、削減、凍結指示が徹底されていると思う。小生の職場でも今期実績の■%を差し引いた金額で計上した。ところで、予算額と執行額の差異は毎月要因を明記し報告しなければならなず、見通しが甘かったことが原因で差異が大きくなると周りから真っ白な目で見られる。しかし、物価などの変動要因は、長期の予測も含めて織り込むことが当たり前だが、それにしても1年の変化を全て見通せるわけではない。したがって最終的に出来上がった予算要求額に匙を使って+-の微調整が欠かせない。そしてその根拠は「感」。それ以外の要素はない。そうやって小生が計上した今期の予算に一項目の差異が通期でなんと0.0%の快挙。数億の執行額で、しかも非常に変動要素が大きい科目だっただけに小生も本当に驚いている。偶然の成せる業だがこうもうまくいくとは。社員の皆さん、予算計上の締め切りは来週です。匙をお貸しすることがあれば・・・

本の紹介

2011-02-07 09:19:25 | Weblog
評価=☆☆☆☆★
「髪結いの亭主」って放送コードに引っかかるのかな?まぁとにかくアリの社会には2割ほどの全く仕事をしない、いわゆる「髪結いの亭主」がいるらしい。「働きアリ」と人間が名前をつけているにもかかわらずにだ。だが面白いことに、「働かない働きアリ」を集めてコロニーを作ると「働かない働きアリ」の8割が就労の喜びに目覚めせっせと働きだす。逆もまた真で、「働く働きアリ」を集めた集団では、2割が放蕩生活に浸るそうなのだ。それが社会性昆虫の機能的余力で、温存はアクシデントのためなのだそうだ。子供の頃誰でも経験したアリの巣の破壊。そのとき最終的に「すわ」とばかりに出動するのが、普段は「縁側将棋に興じる」やつら。人間社会、職場に当てはめてみると・・・いや、やめておこう。

一緒にしたくなかったが

2011-02-04 09:15:25 | Weblog
 「柔よく豪を制す」。アジアカップ決勝戦を前に本紙スポーツ面の記事のタイトル。翌日日本が優勝した場合、全国紙が使うことを予想して、機先を制したのだろう。しかし、試合内容はとても「柔」には程遠いものだった。ボール支配率を完全に豪に握られ、決定的なピンチを凌げたのは、「運」でしかない。だが、この新体制が歴代日本代表で最強であることに疑う余地はない。ポイントゲットに固執せず、チームプレーに徹した本田。球際に強さを発揮した岡崎。ボールキープとドリブルに卓越した香川。無尽蔵のスタミナを誇る永友。神がかりなセーブを連発した川島・・・。今まで日本の弱点と指摘されたものを見事に克服し、超絶した技を身につけたプレーヤーたちだった。香川を怪我で欠いていながらも結果を残せたことをむしろ評価すべきなのだろうか。カタール戦も危険だった。先制を許し、途中退場者を出しながらも見事に逆転勝ちを収めた。こちらは、「10(で)よく華(カタール)を制す」。決勝戦の瞬間最高視聴率は深夜にもかかわらず40%に迫った。国民の期待の高さと、強い支持が伺える数字だ。
 さて、再三ファンの期待を裏切ってきた角界で、ついにその存続さえも揺るがす八百長の事実が発覚した。力士たちは星の貸し借りと、金額を安易にもメールでやり取りしていた。今回は物証があり、協会は「無気力相撲」と詭弁を弄することもできまい。プロスポーツはファンいればこそ成立し、それはたとえ国技相撲といえども例外ではない。どれだけ多くのファンを今回の事件で落胆させたか。先の法廷闘争でも結果的に調査が甘かったことが判明した協会と、手を染めた当事者は身をもって償わなければならない。「柔よく剛を制す」の出典「三略」に「香餌の下必ず死魚あり」の諺がある。これを当事者に送ろう。

意味=誘惑の陰には必ず危険がある。よい香りの餌の近くには、誘惑に負けて死んだ魚がたくさんいる

新燃岳

2011-02-02 09:14:43 | Weblog
89年十勝岳が小噴火した際、本社から投入された小生を含めた取材班は尻無沢川左岸の宿に臨時の基地を設営した。電話配線を引き込み、無線アンテナを立ち上げ、基地としての機能がやっと整いつつあるとき、本社から突然避難指示が出された。基地にした場所が泥流の直撃を受ける危険性が高いことが分かったのだ。這々の体で逃げ出したのはいうまでもない。警察と自衛隊が基地にしていた国民宿舎に転がり込み、以降そこを拠点にした。前線で驚いたのは「空振」の迫力。天候が悪く火口を視認できない時でも噴火はガラス窓を大きく揺らす「空振」で確認できた。夜中の「空振」は必ず目を覚ますほどのものだった。さて、それ以上の自然の「脅威」を見せ付けている新燃岳。噴出した火山灰は北東からの季節風に乗り宮崎県内に広く降灰し、農作物に深刻な打撃を与えたばかりか、観光産業や、昨日から始まったプロ野球キャンプにも少なからず影響を与えそうだ。低粘性溶岩で、山体崩壊などの爆発的噴火は伴わないと見られていたが、溶岩ドームの形成により一気に緊迫の度を強め、東大地震研究所も長期化と火砕流の危険を指摘したばかりの昨日の朝爆発的に噴火した。その瞬間、山頂から麓に高速で下った土埃は「空振」ではなく「衝撃波」だった。そして数十秒後、NHKのマイクが捉えた地鳴りを伴う爆発音には恐怖さえ覚えた。昨年の口蹄疫被害、今年に入ってからは強毒性鳥インフルエンザで経済的な打撃を被った宮崎県にさらに降りかかる災難。県民の心情を察するに余りある。早期の沈静化を願うばかりだ。