評価=
日本は下関条約で台湾と周辺島嶼、のちに三国干渉によって放棄することになるが一時期遼東半島も手に入れた。日露戦争ではサハリンの北半分と、長春とハルビン間の鉄道の経営権も手中に収めた。第一次大戦勃発は、元老井上馨が天佑をと言ったという。そして濡れ手で粟でドイツの南洋諸島の統治権を奪取する。第二次大戦では、降伏が近いとみていた東南アジアのイギリス領を1次大戦と同じようにリスクを冒さずに占領することができる。仏領インドネシアも同様。日本にとって戦争とは、領土拡張の手段で、そのタイミングさえ逃さなければ至極簡単な作業だった。この方法論から読み解くと2次大戦に突入していった経緯が明白になる。
日本は下関条約で台湾と周辺島嶼、のちに三国干渉によって放棄することになるが一時期遼東半島も手に入れた。日露戦争ではサハリンの北半分と、長春とハルビン間の鉄道の経営権も手中に収めた。第一次大戦勃発は、元老井上馨が天佑をと言ったという。そして濡れ手で粟でドイツの南洋諸島の統治権を奪取する。第二次大戦では、降伏が近いとみていた東南アジアのイギリス領を1次大戦と同じようにリスクを冒さずに占領することができる。仏領インドネシアも同様。日本にとって戦争とは、領土拡張の手段で、そのタイミングさえ逃さなければ至極簡単な作業だった。この方法論から読み解くと2次大戦に突入していった経緯が明白になる。