国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

本の紹介

2012-07-30 08:54:21 | Weblog
評価=
 貧困の連鎖。制度、セーフティネットの不備が問題なのか、あるいは、親の意識改革が見られないことが宿痾なのか。フルタイム労働を希望するばかりに、経済的に恵まれていた婚姻を解消したが、子育てと労働に追われたことで精神を病み就労不能になり貧困に陥る。その後母親は違う男性との再婚を選択した。「ふりだし」に戻ったわけだ。もちろん全く落ち度がないのに負のスパイラルにはまりこむこともある。しかしこのように短慮から自縄自縛に陥るというケースも稀ではない。一様にリーマンショック以降の不況が原因とするが、それは違う、どの時代でも「板子一枚下は地獄」なのだ。

五輪

2012-07-27 09:18:31 | Weblog
 23日の報道ステーション。古舘氏は山口県岩国基地に陸揚げされたオスプレイを「強襲揚陸」。主翼を畳んだ格納態勢から、プロペラを1枚1枚広げて飛行態勢に移るさまを「羽化」と表現し、反対姿勢を表明している地元と、事故の多さを羽化後おぼつかない飛翔の様子に例えこのように表した。ためにためたネタなのだろう、見事な表現力だ、いやいや脱帽。
 「羽化」と言えば、「うかうか」している間に節電要請期間が23日から始まった。職場ではもちろん室温28度が厳守されているし、地下鉄車内の照明が落とされ、市役所では一部のエレベーターを停止させるなど、官民そろった徹底した対応ぶりは日本ならでは。オイルショック当時を髣髴とさせる。しかし、ここを商機ととらえたのがガス会社。各家庭には、ガスグリルでトーストを焼いたり、食材の暖め直し、あるいは炊飯など電気器具の代替手段としてのガスをアピール。この機にオール電化住宅で需要が落ちた巻き返しを図ろうとしているのだろう。
 商機と言えば、一瞬の勝機を逃さず甲子園出場を決めた旭川工業と札幌第一。いずれも1点差ゲームで切符をつかんだ。一歩及ばなかった遠軽、日大両校の選手、夢を果たせなくても「五厘」に刈り込まれた頭でグラウンドに一礼する颯爽とした姿に心が洗われる。
 さてここまで来たらお分かりの通り、ついにロンドン「五輪」が始まった。開会式に先立ち、なでしこがカナダと対戦し見事勝利し、日本勢にとって幸先の良いスタートになった。これに続き深夜行われた男子サッカーも、無敵艦隊を撃破。吉兆と信じたい。その他にも体操、水泳、柔道、レスリングなど金メダル獲得が確実視されている競技が多数ある。放送が集中しているのは電力供給予備量が豊富な深夜と早朝。気兼ねなく観戦できそうだ。 

14th チャレンジカラテトーナメント

2012-07-25 09:06:49 | Weblog
今回チャレカラの来賓は、白蓮会館の杉原館長、数見道場の数見館長。あの裏拳で氷柱を切り裂き、頭割りで土管を粉砕。あの正拳で何人も病院送りにしたのかと思いながら斜め後ろの席から拝顔させていただいていた。やはりオーラは半端ではなかった。さて、試合内容も色濃いものだった。男子一般決勝戦に挑んだ西山道場のお二人は、相手の打撃ポイントを前に出て外しながら、終始優位なポジションをキープして優勝を勝ち取った。しかし相当数叩き込まれていたことは確か。強靭な肉体を作ってきたのだろう。少年部では素早く相手の側面に回りこみながらの鉤突き、後ろからのローの攻撃の精度が勝敗を分けた。どのクラスもハイレベルな戦いでした。


本の紹介

2012-07-23 09:05:44 | Weblog
評価=
 否応なく我々はこの横暴でいて単純思考の巨象とこれからも付き合わなければならない運命にある。横暴性が顕在化したのは冷静終結後の日米経済摩擦。常に矛先をどこかに向けていなければ国民性ゆえ、ソ連に向けられた切っ先は、冷戦下で経済大国に急成長した日本に向けられた。日本製品のボイコット、排除運動は今も記憶に残っているだろう。その後起こった湾岸戦争。戦闘開始を直前まで知らされず、戦後ニューヨークタイムスにに掲載されたクウェートの感謝広告に日本の名はなかった。日本外交の敗北と言われた事件だ。大量破壊兵器の製造とテロリストへの提供を理由に開始されたイラク戦争では、政府はアメリカ支持を表明したが、その痕跡さえも確認されなかった。だが、まだ残る極東の緊張関係にこのやんちゃな巨象の存在は不可欠。最適の距離を見出すのが日本が生き延びるカギになる。

後半戦

2012-07-20 09:06:49 | Weblog
 DeNA37、阪神35、広島26、西武29、ヤクルト29、巨人31、中日43、ソフトバンク30、オリックス30、ロッテ37、楽天25、日ハム23。勘のいい方あるいは熱狂的なプロ野球ファンなら気付いていらっしゃるのかも。それではもう一つDeNA297、阪神251、広島320、西武314、ヤクルト258、巨人273、中日208、ソフトバンク248、オリックス298、ロッテ273、楽天314、日ハム202。正解は各球団の4番打者の年齢、そして打率(7月17日現在)。
 今シーズン栗山監督は「4番中田」に固執している。確かにボールを遠くに飛ばす力は魅力的だ。芯を喰った打球の速さを目の当たりにすれば、ホームラン=HRと言わずとも、守備エリアを粉砕するヒットを期待せずにはいられない。開花させれば、向こう10年日ハムの4番は安泰だ。4番に据えたい欲望は指揮官なら誰でも持つはず。ただし条件がある。バットにボールが当たること。今シーズンの三振は60、チームバッティングの指示がない中でだ。
「4番打者が試合を決める」と言われていた大時代もあった。だが統一球の導入で、HRは極端に減少、それによって戦術面も①長打より単打②犠打、足を使う―などミートバッティングと機動力で加点していくことが主流になった。大艦巨砲で雌雄を決する時代でははすでになくなっている。今シーズンの犠打はゼロ。
 空手で「帯が成長させる」という言葉がある。期待を込めた昇級が人を伸ばすという意味だが、野球の4番でも同じことが言える。チーム、ファンの期待に応えて急激に成長するケースもある。しかし、このように真逆の結果になることも。そもそも他球団の4番打者と比較すると経験値、つまり年齢があまりにも低い。ピッチャーとの駆け引き、配球、コースの読み、他球団の主砲は勝負の綾を知り抜いた曲者たちなのだ。そして決定的な違いは、彼らの打順は与えられたものではなく勝ち取ったものなのだ。
 敵軍の将、楽天の星野監督にも「栗山もよく我慢しているな」と言わせるほど中田の起用法は特異。前半戦は稲葉、陽、糸井、健介などの活躍で中田の穴を埋めてきたが、交流戦明けは、主軸の打撃不振などにより、一層その穴が大きく見えるようになった。後半戦浮沈のカギは監督の決断にある。日ハムを将来背負う選手なら這い上がって、必ずその打順を勝ち取るはず。断を下す時だ。


ヒッグス粒子

2012-07-19 09:08:40 | Weblog
 そうです世の女性の皆さん。あなたの体重が思いのほか落ちない、あるいは知らぬ間に増加するのも、ヒッグス粒子の偏在によるものです。この粒子は食欲中枢が理性に勝って食べ過ぎている方の周辺に多く存在することが確認されています。神も不可解なことをされるものです。現代科学ではまだ偏在化の原因を解明できませんが近い将来、必ずやこの謎は解け、思いの通りの体重になることでしょう。老婆心ですが、今後重力の強い星で暮らさないこともご忠告いたします。

本の紹介

2012-07-17 09:07:09 | Weblog
評価=
 このブログでは紹介していないと思うが、今から10年ほど前「セックス・ボランティア」という題名の本が出版され大反響があった。それまでタブー視されていた障害者の性を真正面から取り上げ、実態を公表し問題を投げかけた。そもそもタブー視する背景には健常者が障害者に向かい「そんな余裕はないはず。必要ないはず」といった強固な偏見と断定が存在するが、これこそ無理解と差別に他ならない。著者の当初の動機もこれと同じものだと思われるが、どうも後段になると理論飛躍が目立つようになる。巨石を投じた功績は否定できないが、どうもおじさんには分からない方法だ。

ゆで時間

2012-07-13 09:10:09 | Weblog
 知人はインスタントラーメンの調理の際に必ずビーカーで水を計るなどレシピ通りに作らないと気が済まない。キャンプで小生がまだ沸騰していない中に麺を入れようものなら「沸騰してから入れろと書いてあるだろう」と烈火のごとく怒る。ちなみにこれを教条主義者という。確かに製造メーカーは何度も調理を繰り返しベストな水の量やゆで時間をレシピに表示している。それに従うのが最も旨いのだろう。
 先日買ってきた乾麺のレシピに書かれたゆで時間はなんと3分50秒。3分半でも4分でもなく3分50秒なのだ。
メーカーの調理研究現場を想像してみよう。一人が「この商品は4分がベストですね」、「いや、3分半のほうが麺の香りが生きていると思います」。そこに最も舌が敏感な女性の研究員が「3分50秒が最もおいしいのは明白です。私のキャリアにかけてこれは譲れません」。中年の研究員が嘲笑気味に「そもそも一般家庭の調理タイマーに秒針なんてついていませんよ。普通の時計を見ながら調理する事を考えれば、非現実的ですよ」。定年間近な研究員も「この商品はスーパーの特売用ですよ。200円そこそこの商品の調理にそこまで厳密さを要求するのはいかがなものですかね」侃侃諤諤の議論の末所属長が口を開いた。「議論も尽くされたようだね。私も3分50秒が最もおいしく感じる。いくら特売用の商品とはいえ、お客様に最もおいしく食べていただけるようにするのが製造業者の責任でもある」「このチームのプライドをかけてゆで時間は赤字表示で行こう!」。どのように決めたのかは想像の域を出ない。
 先日試しに5分ゆでて食べてみたが十分美味しかった。研究室の皆さんには申し訳ないが。

白樺

2012-07-11 09:06:47 | Weblog
 「panda hugger:パンダ・ハガー」。直訳はパンダを抱く人、各国の親中派をパンダ外交に例えそのように呼ぶ。朝貢外交と批判を浴びた民主党小沢元代表、友愛外交を展開した鳩山元首相あたりは日本での典型的な「パンダ・ハガー」と呼べるだろうか。いや、あそこまでいったら抱くというより、抱き込まれたといったほうが適切か。さて自分の子供を「ハグ」できなかったのが、先ごろ上野動物園待望の赤ちゃんを産んだシンシン。出産時は乳を飲ませるなどよき母親ぶりを発揮し、動物園も「肝っ玉母さんぶりを見せた」など、大いに期待を寄せたが、しかし事実上のプチ育児放棄を認めざるを得なくなり、何とも気まずい立場に追いやられた。メディアも祝福論調が徐々に変化し、今では微妙な表現に終始するようになった。何せ、過去赤ちゃんを圧死させてしまった不手際がある。慎重にならざるを得ない。
 赤ちゃんパンダの命名権は、中国側の同意が必要とされるが、基本的には日本側にある。上野動物園を管理する石原東京都知事は「尖閣」を推す。だが、「good joke」と微笑み、都知事をハグする度量の広さとユーモアのセンスは…ないな。

本の紹介

2012-07-09 09:17:49 | Weblog
評価=
 原子物理学の基礎知識は欧米の研究者に劣ることはなかったろうが、熱拡散方式や遠心分離によるウラン濃縮に不可欠な機器の完成度、つまりは総合的工業力には雲泥の差があった。さらには原材料の入手が困難な状況にあることを踏まえると日本での原爆製造は画餅。軍務は戦局を一気に逆転する新型爆弾の完成を心待ちにするがありえないことだった。また、独国ではハイゼンベルク、米国ではオッペンハイマーなどの科学者が積極的に原爆製造に参加していたが、日本の科学者は冷ややかで、国策と一致していなかったことが印象的。

レバサシ

2012-07-06 09:10:26 | Weblog
   (写真=6月30日会社の後輩が食べたレバサシ。わざわざ小生にメールで送ってきた)

 世間を騒がせている脱法ドラッグ。自動販売機で売っている地域もあるというから問題の深刻さが窺える。おやじから一言「やめなさい。焼酎でも十分トリップできるぞ!」しかも超合法、セイコーマートなら4㍑1480円。多分脱法ドラッグより安いはずだ。お上がしかめっ面するものはやめたほうがいい。
 一方アメリカのある州のお上が事実上フォアグラ禁止令を施行した。重箱の隅を爪楊枝で穿り返すには定評がある動物愛護団体の抗議が事の発端だが、傍目から見ると、天寿を全うできないどころか、肉が柔いという理由で誕生後1年も満たずに食肉にされる牛や、無精卵を一生生まされる鶏とて同じではないのか。さらに旺盛な食欲によりそれらを喰いつくし、終いに肥満が社会問題化する。そうか、フォアグラは国民そのものなのか?レストランは法規制に抵触しないフォアグラ料理の無料提供という奥の手も考えているようだ。「ダメ」と言われればなんとしても食べたくなる。洋を問わね庶民の感覚だ。
 さて日本でも7月1日からご法度となったのが牛の「レバサシ」。ごま油に浸し塩を一つまみ乗せていただく。これがたまらなかった。何でも肝臓の内部までO-157が浸透する可能性もあるため、従来のトリミングでも安全を担保できないそうなのだ。まぁ厚労省の判断としては致し方ないと思うのだが、はたして感染者数と経済効果を天秤にかけたらどうなのさ?と首を傾げたくもなる。6月30日には合法的な最後のレバサシを食べるために長蛇の列ができた焼肉屋もあるそうだ。また、何でも、規制されていない韓国へ「レバサシ・ツアー」なるものも計画されていると聞く。日本人ってそこまでレバサシが好きな民族だったっけ?いや、これも禁断の品になることによる現象なのだろう。分からぬではない。



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2012-07-04 09:08:52 | Weblog
(写真=小生がアテスターになり提出した彼女のスコアーカード。7番①が輝く) 

 7月1日○○札幌CC7月の月例杯、7番レディースティー145ヤードのショートホール、彼女が7番アイアンで放ったボールはゆるいドローの放物線を描きピン10メートルほど前でバウンドした。ドローの余勢でピンの左に少し膨らんだボールは左からの傾斜の影響でカップに近づいていく。そして、ピンと重なった瞬間、小さな金属音と同時に白い輝点が視界から消えた。初めて目撃するホールインワンの瞬間、他人ごととはいえ鳥肌が立った。
 アマチュアゴルファーがホールインワンを達成する確率は2000~3000ラウンドに一回とも云われている。つまり一般的なアマチュアゴルファーは自身を含め同伴者のそれを体験することは極めてまれなこと。これの一部始終を見ていられた幸運な方はそう多くはないのではなかろうか。しかし、それは快挙の序章に過ぎなかった。ハーフ34の2アンダーで折り返した彼女の勢いは止まらず、インに入っても1イーグル2バーディーの32、グロス66というとてつもないスコアーを叩き出したのだ。普通はホールインワンの興奮で後はスコアーが崩れることが多いが、さらにを伸ばすとは、よほど強い精神力を持っているのだろう。
 小生はというと、入れ頃のバーディパットがことごとく嫌われスコアーが伸び悩んでいた。こんな時は「なぜこちらも流れが来ないのか」と嫉妬するものだが、今回は邪な気持ちが全く起きず、17番のショートホールでは「守りにいったらだめだよ」と言えたほど、観客として純粋に応援できた。それほどの異次元スコアーだった。
 当然競技会の成績はぶっちぎりの優勝。皆さんから大きな賛辞が送られた。いや~、いい経験をさせていたいただきました。

本の紹介

2012-07-02 09:09:52 | Weblog
評価=
 ベルサイユ体制の憤懣を糾合し台頭したナチス、貧困や格差のはけ口になった文革、彼らの行動と酷似してはいないか。つまり憤懣はユダヤ人に、貧困は知識人というように、本来の攻撃対象ではないものに執拗に刃を向ける。倒錯の連続は無限に連鎖していく。組織批判は活性剤になる。ますます孤立し、先鋭化する。しかしてその正体は、誰かに認められたいという承認欲求。精神科医の出番だ。