オスが片足を上げ小便をするのは、より高い場所に臭いをつけることにより自分の体の大きさを誇示するため。他のテリトリーに入った者はそのマーキングの位置で相手の大きさを推察し、侵犯か撤退かを決める。しかし、最近は行動形態をとらない室内犬が増加しているそうだ。犬のマーキングはそれらと違った意味合いもあるが、「確かに脅威となる対象がなく、衣食住が足りた環境では必要のない行為なのかもしれない。」人間社会でも洋式で座って小用をする男性が増えている。その割合、TOTOの調査では3割強。松下電工では5割を超えている。尿が飛び散らないなどの合理的な理由もある。だが一方で「家族などに言われて」などの理不尽な要求も。「確かに脅威となる対象がなく、衣食住が足りた環境では必要のない行為なのかもしれない。」室内犬と同じなら、次は虚勢か。
深夜無人で営業している自販機を置いた店舗を、30年ほどの昔は「ベンダーショップ」と呼んでいた。店内には清涼飲料水と軽食やカップ麺の自販機、そしてブロック崩しとインベーダーゲームが設置されていた。コンビニやゲームショップなどない時代、若い衆が唯一たまれる場所だった。そこには決まってインベーダーゲーム攻略の達人がいてその技に嘆息させられた。「名古屋撃ち」といって、防御壁で敵の攻撃をかわしながら着実に撃破する。結局不器用な小生は1面も攻略できなかった。以降、愚息に粉砕される存在としでしかゲームはしたことがない。どうも性に合わない。現在、国内のゲーム産業では任天堂が1人勝ち。黒船になるかと恐れられたXBOXは長期低迷。プレステも存在感を示せない。いずれにせよ、マーケットはこれ以上大きく拡大することはない。その一方で着実に人口を増加させているのがPCを使用するオンラインゲーム、通称ネトゲ。学校や会社、家族まで犠牲にしてのめり込んでいく。その姿はもはや廃人、と作者。恐ろしいことに性別、年代を問わず蔓延しているようだ。PCの普及、高速通信回線の整備による高度情報化社会の現出がこんな弊害を生もうとは。
(写真=獲ったぞ!オフィスビルでマグロの解体が行われているとは誰が思おう)
ECが何をいおうと、ワシントン条約が何ぼのものか知らぬが、日本人のアイデンティティーのために本マグロを喰う。今回の「職場で旨いものを食う会」は津軽海峡で獲れた13キロ超え。結構な大きさだが、無謀にも一本物を取り寄せた。解体ショーが始まる。まずは5枚に下ろす。自宅から持ってきた「古式鍛錬入魂包丁」が火を噴く。細胞を壊すことなく平面な断面を形成する。2万円の値はある。各部位をブロックにおとし柵にする。背トロ、カマトロ、オオトロは当然刺身で頂く。水揚げ後3日間熟成された身の味は上品そのもの。カルパッチョ、ユッケ、ステーキ、血合いのフライ、ねぎま、寿司…ど素人集団の料理に歓声が沸く。約30人で完食、お代は酒代込みで1人頭2000円也。安い!居酒屋で食べる5分の一ほどで済んだ。次回11月は仙鳳趾の牡蠣、食べさせられませんがご期待を。
ECが何をいおうと、ワシントン条約が何ぼのものか知らぬが、日本人のアイデンティティーのために本マグロを喰う。今回の「職場で旨いものを食う会」は津軽海峡で獲れた13キロ超え。結構な大きさだが、無謀にも一本物を取り寄せた。解体ショーが始まる。まずは5枚に下ろす。自宅から持ってきた「古式鍛錬入魂包丁」が火を噴く。細胞を壊すことなく平面な断面を形成する。2万円の値はある。各部位をブロックにおとし柵にする。背トロ、カマトロ、オオトロは当然刺身で頂く。水揚げ後3日間熟成された身の味は上品そのもの。カルパッチョ、ユッケ、ステーキ、血合いのフライ、ねぎま、寿司…ど素人集団の料理に歓声が沸く。約30人で完食、お代は酒代込みで1人頭2000円也。安い!居酒屋で食べる5分の一ほどで済んだ。次回11月は仙鳳趾の牡蠣、食べさせられませんがご期待を。
自然を切り開いて造られたゴルフ場であるから、本来そこに住み今も居住権を持つ動物たちがたくさんいる。エゾシカやキツネなどはよく目にする。本州から来たゴルファーは喜ばれるようだが、北海道ではごくありふれた風景。厚顔不遜のアライグマにもお目にかかったことがある。ホームコースでは大きな尻尾が特長のエゾリスを3個体は識別できる。あるコースでは知恵をつけたカラスが、カートに積んでいる鞄のファスナーを嘴で起用に開け中の食べ物をかっさらっていく姿を見たこともある。そんな中、先日グリーン横に山鳩のうずくまる姿があった。ゴルフ歴20数年だが至近距離での遭遇は初めての経験。ここは千歳なので選挙区が違うが、さすが道民の約8割が支持しているだけの事はある。しかし、どうも様子がおかしい。本来非常に警戒心が高い生き物であるが、近寄って携帯で写真撮影しようが、触ろうとしても全く動かない。一回りからだが小さい。幼鳥のようだ。猛禽類にでも追われ集団から逸れてしまったのか、造反を受け孤立したのか。程なくして飛び去ったが、向う先は生はんかではない友愛の国か。一方、順調な船出を果たした鳩山政権。各紙の世論調査を見ても非常に高い支持率。そんな中笑ってしまったのは初登庁した長妻厚労大臣。職員が拍手で迎えるのが常識だが、職員一同は無反応。その後「膿、澱を出す」ときつい訓示。しかし、組織の主たる構成要素が膿と澱。大規模な外科的治療が必要。
歴史に名を刻む人間は必ず華のある名を持っている、それが名に与えられた運命である-と子供の頃漠然と考えていた。野球で例えるなら長嶋茂雄、王貞治。星飛雄馬、番場蛮もいる。いかにもチャンスに強そうだし、剛速球を投げられそうな名前だ。鈴木一郎、ドラマや、アニメの主人公では決してありえない名前だ。しかし、凡庸な名をまとった天才が偉業を達成する。華奢に見える肉体を見た解説者はメジャーで首位打者獲得などありえない。実現できたなら逆立ちで歩こうとまでいわれ嘲笑を受けた。その年イチローは難なく首位打者のタイトルを獲る。あれから9年、今回は1世紀以上破られなかった記録をあっさりと更新する。インタビューで「人との戦いに終わりを迎えた」と語った。もはや敵はいなくなった、自身との戦いの宣言だ。早期の野球殿堂入りに全く障害がないというのが米記者たちの見方。それにしてもすごいプレーヤーだ。さて、彼の名前が花形満だったら?…興ざめか。
死刑を廃止した多くの国では犯罪発生率が上昇していない。死刑判決を受けた多くの死刑囚が改悛の情を示している。執行する側の逡巡や重圧がある。誤判の可能性を否定できない。従って死刑制度は廃止するべき。これが廃止論者の意見。反論してみると、はたして死刑判決を受けていなければ贖罪の気持ちが芽生えただろうか。アメリカの長期刑受刑者など、むしろ快適な塀の中の生活を楽しんでいるように見える。誤判の可能性は否定できない。しかし、被告も認めている。明らかな証拠もある。この場合は?応報権は刑罰権に変化し国家が執行しているというのが多くの民意。そして国民は制度廃止を望んでいない。命を奪ったものは自身の命で償う。成熟しない思考と蔑まれようがこれがこれが本質。
中国で初めて覚えた北京語は「ピンズン・ビジュー」冷えたビールの意。ピンズンを強調しなければ、驚くほどぬるいビールで喉を湿らさなければならないことになる。出されるのは全てが青島ビール。選択肢はない。閉栓作業がお粗末で、せっかく冷えていても炭酸が抜けているものはざらにあった。確か、民営化される直前で商品としては最悪な時期だった。それと記憶に残っているのは醤油の香り。ラベルにsoy beens sauceと印刷されていたと思うがこれがなんともいえないワイルドな味なのだ。日本製が表現する繊細さなど寸分も窺えない。これが大陸かと納得した次第だ。そんな味を求めて中華料理の老舗華僑会館へ部員と出かけた。コックからウエーターまで全て中国人。早速「ピンズン・ビジュー」を注文したらちゃんと冷たく、気が抜けていない青島ビールが出されてきた。料理の味も満足。しかし辛さに飽き足らない1人が「ウルトラ・スパー辛い坦々麺」を注文。辛いものにはめっきり弱い小生は舐めるだけにしたが、それでもしばらく汗が止まらなかった。悪乗りし、今度は「ウルトラ・スパー辛い麻婆豆腐」を注文したら、写真の通り唐辛子と中国山椒で覆われ具が全く見えない代物が出てきた。顔を近づけただけで目が痛くなる。味など感じられない。おだった部員が酒の勢いでスープまで全て飲み干したが、夜中胃の痛みで悶絶、翌日は違ったところに激痛が走り続けたそうだ。4000年の歴史を甘く見てはいかん。
水を買うことに抵抗がなくなった若い部員からの強い要望により、職場に給水器を置くことになった。会社が金を出す訳がない、使用料金は頭割り。自販機で水を買うよりは安いというのが理由らしい。しかし、巷では水筒がブーム。昼食時の飲み物を節約するために自宅から冷水やお茶を入れてくるためだ。子どもの頃遠足で襷がけにしたあのセルロイド製のチープなものではない。小さいながらも二重構造になり温度を保つ優れもの。持ってくるのは飲み物だけかと思いきや、手作り弁当を会社に持参する若い男性社員が増えている。弁当男子と呼ばれ、立派な社会現象として扱われている。これも不景気を象徴する現象。小生の若い頃は宵越しの銭を持たないをモットーに。貯金でもしていようなら「非国民」と同僚に罵られた。アホな年代だった。それにしてもいつまで景気低迷が続くのか。マタイによる福音書で「メシアの徴が天に現われる」とある。それは金星からなのか?
表紙の写真をどう贔屓目に見てもお2人とも立派な犯罪者。裁判員裁判なら心証の悪さで罪一等を加算されるところだ。そういえばお2人とも刑が確定し、佐藤優氏は執行猶予判決だったが、田中森一氏は春に収監されたはず。民主党が政権公約で「国家戦略局」創設を掲げた。そのスタッフを鳩山氏側近は官僚ではなく、優秀な人材を広く集めるとしている。そこに佐藤氏を招けば、対官僚、特に外務省、検察にしてもまた、アジア外交に対しても有効に機能する。さらに、選挙協力した新党大地にも義理が立つだろう。小生も民主党を少しは見直すのだが。
生物分類としては、どういったえにしか知らないが上海蟹と血縁関係にあるようだ。足は身が小さくほとんど食べるところはないが、ミソは濃厚。さすが血筋のよさを感じさせる。かに玉に、チャーハンにとの声もあったが、できるわけがない。結局茹でるだけになった。しかし、十分に旬を味わうことができた。取材の名を借りた貰い物部隊。今日も出動。
自民党は瓦全としていたのだろうか。間違っても玉砕ではない。まして散華でもない。権力に恋々としていたか。それも否定できない。これほどの大敗を予測しながら打つ手がなかった。崩壊は食い止められたか。「いい負けっぷり」と麻生は側近に漏らしたそうだ。完璧な敗北こそ再生の萌芽に繋がる唯一の手段。しかし、司馬遷は宮刑の屈辱を受けながら史記を完成させる。それは民主への迎合、ひいてはポピュリズムに繋がる。今後の身の処し方でその議員の本質が見える。鈴木先生こんなものでいかがでしょう。