評価=☆☆☆★★
心神喪失や心神耗弱による無罪や減刑は現刑法の最も不可解な点。しかし、2007年に施行された危険運転致死罪では加害者が飲酒や薬物の使用で人を負傷させた場合15年以下の懲役に処すとある。それでは心神耗弱での減刑との整合性を担保できないのではないか。そもそも措置入院にしても法的拘束力が高いものではなく、心神喪失により無罪となり短期間で退院し同じような重大犯罪が繰り返されている。いわばそういった人間を放置することを現行法は是としているのだ。例えば諸外国で性犯罪を犯した元受刑者に対して、所在を特定できる発信機の装着を義務化し再犯の抑止効果を高めている。住民の保護安全と、人権保護を天秤にかければ必然性は自明。
心神喪失や心神耗弱による無罪や減刑は現刑法の最も不可解な点。しかし、2007年に施行された危険運転致死罪では加害者が飲酒や薬物の使用で人を負傷させた場合15年以下の懲役に処すとある。それでは心神耗弱での減刑との整合性を担保できないのではないか。そもそも措置入院にしても法的拘束力が高いものではなく、心神喪失により無罪となり短期間で退院し同じような重大犯罪が繰り返されている。いわばそういった人間を放置することを現行法は是としているのだ。例えば諸外国で性犯罪を犯した元受刑者に対して、所在を特定できる発信機の装着を義務化し再犯の抑止効果を高めている。住民の保護安全と、人権保護を天秤にかければ必然性は自明。