国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

原発

2012-03-30 09:08:09 | Weblog
「地元の方々の了解を得た上で、順次再稼働するということしかないと私は思います」
「僕らはあまりにも100%安全だということを強調しすぎていたのかもしれない。でも、考えてみると世の中100%ということは、あり得ない。ただそれを極限まで小さくしていく努力をするということではないでしょうか。自動車だって毎年数千人の方が亡くなる。でも皆さんは自動車を使い続ける。原発を自動車と同列に論ずるつもりはないが、結果としてみれば、そういう問題と共通するものがあるんだと。しっかりとした安全基準、さらに想定を上回るような事態が起きた時の国の規制のあり方、電力会社の対応のあり方というものを、新たに決めていくということです」
これは27日放送された報道ステーションに出演した北海道5区選出の衆議院議員、自民党町村信孝氏の発言だ。
 福島第一の事故で、巧妙に隠蔽されてきたものが露わになった。その第一が原子力村といわれる利権集団。政官学が一体となって、公金や電気料金で潤っていく仕組みだ。電力会社には多くの経産省のOBが天下りする。安全のお墨付きを与えた経産省と、研究費や講演料の名目で学に多額の金が落ちる。見事な構図としか言いようがない。
 人件費や設備投資などの必要経費に利益を乗せた総原価算定や、発電コストが低いと喧伝された原発は廃炉を含めた費用を算入すると、決して割の合うものではなかったことも事故により明らかになった。
 運転再開には地元の了解が必要だとするが、地元とは言ったどこまでを指すのか。広域放射線汚染の実態を見れば、半径数百キロの住民が運転決定の賛否権を有しているはずだ。立地自治体だけの判断を尊重するなど言語道断。
 言わずもがなだが、自動車事故と原発事故に共通するものなど微塵もない。
2009年札幌で行われた自民党総裁選の演説会で、政権復帰のために人心刷新して新生自民党の結成を訴えた河野太郎が街宣車から引けるとき、町村氏は河野氏の握手にも応ないばかりか、目も合わさず「誹謗中傷もいい加減にしろよ」と切り捨てた。自民党の凋落は、変革しなくともその場所に居られると思い込んでしまったこと。皮肉にも小沢一郎が「変わらずに残るためには、変わらなければならない」と説くことと対照的だ。この発想のままでは次の国政選挙でも惨敗することは明白。

平成の爆食王2

2012-03-28 09:07:28 | Weblog
札幌消防局地下食堂第二弾。炭水化物×炭水化物の最強タッグ、そして一応メニューには、「ラーメンと半チャーハン」とうたっていはいるが、どう見ても両者とも普通の量。優に1000キロカロリーを超えている。栄養管理士が作る「中年以降の食べてはいけないリスト」では筆頭に上げれる代物。さあ、命知らずのおやじたちよ「鎮圧せよ」


本の紹介

2012-03-26 09:09:29 | Weblog
評価=
自己のアイデンティティを探し求める旅に出た著者だが、茫漠とした世の中にその解を求めるには不可能、そもそもその答えなど誰も持ち合わせていない。自傷行為、自殺未遂や破滅的な行動は答えを見出せない苛立ちの表現だといえるが、あまりに稚拙。稀有な人生を送ってきたことが言い訳とはならないことを、もっと早い段階で理解できなければ。

平成の爆食王

2012-03-23 09:09:20 | Weblog
皿の大きさを見ていただきたい。定食屋でカレーや焼きそばに使用される皿とは様子が違うことがお分かりになると思う。トレーからはみ出す大きさ、奥に映る味噌汁のお椀は普通サイズなのだが銀の悪魔を前にすると小鉢に見える。そう、これはよくオードブルに使われているあの銀の大皿。中央にデンと鎮座するご飯の量はどんぶりの大盛りに匹敵、豚カツは25センチオーバー。そして味噌汁は飲み放題。屈強なFIRE MAN達も恐れおののく伝説のメニュー、その名も「メガランチ」。なんとこれで600円(消費税込)。札幌市消防局地下食堂(中央区南4西10・一般の方も利用可)。「札幌消防特命出動、制圧せよ」。

地下鉄

2012-03-21 12:04:36 | Weblog
今日の朝出勤時地下鉄の中で怒声が響き渡る。声の主は専用席に座っている60代後半の男性。お年の割には少し高めの声で雑音にかき消されることなく内容まではっきりと聞き取れる。怒りの矛先は携帯を操作していた30代の男性。「ここに携帯使うなって書いてあるしょ」語尾が上がる。確かに男性が指差すステッカーには「その周囲の携帯電話OFFエリアにいる場合は携帯電話の電源を切りましょう」と印刷されている。札幌地下鉄は携帯のメール操作は解禁されたが専用席近くは使用禁止になっている。「私もね、手術してから気にしてここに座るようにしてるんだわ、その年になったら分かるべさ。ニトログリセリンも持っているんだぞ」怒気をはらんで執拗だ。
マナーや公徳心が希薄な人が増えたのは確かだ。ただ彼が使用していたのはドアの前で、そこまで怒りをぶつけることはない。ただでさえ休み明けでかったる空気が蔓延している車内を、それ以上暗くしないでくれと誰もが思っていた最中。男性が畳み掛けるように言った言葉に乗客の頬が一瞬緩んだ「ピースメーカーの誤作動が怖いんだわ」。もしかするとあのことか。多分あのこと以外はないだろう。おじさん、あなたの怒りはもっともだ。でも、自分の体の中に埋め込まれた医療器具の名前ぐらい正確に覚えておかなくちゃ。説得力どころか、コテコテの吉本ギャグになってしまう。それと、その怒りの表現できるならまだまだ20年は大丈夫。乗客全員が保証します。

本の紹介

2012-03-19 09:07:07 | Weblog
評価=
以前紹介した「原爆投下」でも自ら所属しているNHKを公然ととはいかないまでも批判する姿勢が見えたが、この本はさらにヒートアップした組織批判が見られた。今回もあとがきから抜粋する。「あれだけの事故が起こっても、慣性の法則に従うかのように「原子力村」に配慮した報道スタイルにこだわる局幹部、取材規制を遵守するあまり、違反者に対しては容赦ないバッシングをし、「彼らは警察に追われている」「自衛隊に逮捕された」など、根も葉もない噂を広げた他部局のディレクターや記者たち。彼らはそのルールが正当であるのか否かを、自らの頭で考えようとはしなかった。」どうもNHK報道逆襲の胎動のような気がする。

巨人

2012-03-16 09:06:02 | Weblog
朝日もどこからこの情報を掴んだのだろうか。まさかKさんからのリークではあるまい。昨日朝刊で朝日がスクープとして報じた以降、各社も後追いで大変なようだ。それにしても5億だ10億だと目の前に札束を積まれれば、誰だって、仮に巨人が嫌いだとしても、間違いなく契約書に押印する。名前が挙がった選手は朝日の取材に対して一様に口を堅く閉ざしている。球団は「あくまで標準額で最高額ではないので、社会的非難にあたらない」と開き直りながら、隠蔽のために分割と功労金支払いにすると説明する選手に渡した文書の中で「ルール違反」を認めている。そしてこの文書は、「球団に残っていない」としらを切る。そしてさっそく朝日に対して謝罪文の掲載を要求し、回答が得られなければ法的措置を行うとしている。ここまで悪役に徹していただければアンチ派としてはうれしい限り。
さて、思い起こされるのは日ハムを蹴った長野選手、そして菅野君。これは昔の話なのだよね。

がれき

2012-03-14 09:03:58 | Weblog
上田札幌市長は「安全、安心、おいしいという一番大事な部分は守りたい」と北海道・札幌ブランドへの影響を理由に、震災瓦礫の受け入れ拒否を表明した。それも一理あるだろう。海外からの観光客、農産物の輸出に関してもプラスイメージは一つもない。また、搬入後万が一基準値以上の放射線が検出された場合は、行政訴訟にもなりかねない。首長の判断としては致し方ないのかもしれない。しかし、一方工藤稚内市は受け入れを表明、また北斗市も受け入れ協議を始め、道内自治体で温度差が出た格好になった。世論調査では、80%以上の道民が「国の基準値以下なら受け入れてもいい」と解答している。しかし、強硬に反対している意見もあることは確かだ。
「絆」は一体どうなった。などと青臭いことはいうつもりはない。また「Not In My Back Yard」ではないかと非難することもできない。多分この問題に正解を見出すことはできないと思う。
全電源喪失後福島第一では全くのアンコントロール状態になり、原子炉格納容器内は絶望的危機にあった。その時格納容器内はキャパの2.5倍もの圧力がかかり、いつ大規模損壊してもおかしくない状況だった。全国民が固唾を飲んで推移を見守った。いや小生を含め祈ったのだ。これ以上拡大しないことを。はたしてあの祈りとは一体何だったのだろうか。自問するべきだろう。



本の紹介

2012-03-12 09:09:24 | Weblog
評価=
日露戦争に関する小生の知識は司馬遼太郎「坂の上の雲」と児島襄「日露戦争」からのものがほとんど。戦費調達のため高橋翁の奮闘が描かれているが、両著とも公債募集成功の鍵は、ロシア国内でのユダヤ人迫害に憤慨した米英のユダヤ資本の協力だったと書かれていた。確かにそうした側面はあるが、各戦闘の勝敗が大きく関与していたようだ。旅順港の攻略、奉天の会戦、日本海海戦など、投機筋が機敏に反応して日本はかろうじて戦争継続力の担保を得た。だが、そのどれかに敗退していれば、たちまち日本は経済破綻していた。日露戦争を経済で読み解くには必読。

紅葉饅頭

2012-03-09 09:06:32 | Weblog
先日会社の臨職の御嬢さんから旅行のお土産で頂いたのが広島名物「紅葉饅頭」。三十数年前から存在自体は知っていたが、目にするのも食べるのも初めて。御嬢さんに「あのギャグ知っているの」と尋ねたら、予想通り全く知らないとのことだった。そうだろう30年以上前のこと。昭和の爆笑王林家三平が亡くなり、山口百恵が引退した年だ。知るわけがないよな。

教授

2012-03-07 09:06:11 | Weblog
前回の報道ステーションでの失態がトラウマになったのか。今回は攻める姿勢がありありと窺われた。何せ敵の総大将がお休み。いない間に失地回復を目論んだのだろう。民主党のマニフェスト不成立に関して「高校授業料無償化など実現できたと」といけしゃあしゃあと。市長を批判するためには、民主主義のあり方、多数決の絶対性さえ正面から否定する姿に教授には何かの「憑依」さえ感じた。しかし何と言おうと、彼の論理破綻は、市長への批判軸の対極に民主党を置き絶対値にしていること。そして現場に対する無知。確信犯、象牙の塔と視聴者の誰もが感じていること。一時はさまざまなメディアに論客として露出し、時代の寵児だったが、今は見る影もない。

本の紹介

2012-03-05 09:18:35 | Weblog
評価=
かなり長い引用になるが、あとがきにこのように書かれている。
「国策を優先し、当初の想定を超える大津波が襲う可能性があるという報告があったにもかかわらず、自らが作り上げた『原発の安全神話』を過信し、何ら対処をしなかった政府や東京電力の姿勢は、当時の軍の指導者たちが、戦争を継続し本土決戦にかけるという大方針のもと、それにそぐわない情報を抹殺してしまったことに通じる…常に被害の実態を過少に見積り、炉心溶融もすぐに認めようとしなかった東京電力や原子力安全・保安院と、広島に原爆が投下された後も、それが原爆であると認めようとしなかった軍の指導者たち。政府が原子力災害対策本部の議事録を全く残さなかったことと、敗戦が決まった後、ほとんどの諜報記録が焼却され、責任の所在も分からなくなってしまったこと。そして繰り返された『想定外』の言葉。両者に共通して感じることは、いったい、国家が守ろうとしたものは何だったのだろうか、ということである。それは、当時の軍部にとっては、多くの国民の命を犠牲にして戦争を続けてきたメンツであり、今の政府や東京電力にとっては、原発は絶対安全であるとし、政官学が一体になって守ってきたいわゆる”原子力村の論理”そのものではなかったろうか…そこに国民の存在はなかった」
そして書くことができなかったもう一文、小生が加筆しよう。
「福島第一が危機的な状況であることを伝えたNHKにも圧力をかける。水野解説委員の番組降板がそれだった。国民の知る権利を侵害するばかりか、住民を危険に晒してまで組織防衛に徹した行動は、言論と真実を封殺しメンツを保った戦中の軍部の姿勢と酷似する。NHKも同様。壊滅的な戦況に目を瞑り、大本営発表を流し続けた戦中。この反省をもとに策定された放送倫理基本綱領にはこう謳われている『報道は、事実を客観的かつ正確、公平に伝え、真実に迫るために最善の努力を傾けなければならない。放送人は、放送に対する視聴者・国民の信頼を得るために、何者にも侵されない自主的・自律的な姿勢を堅持し、取材・制作の過程を適正に保つことにつとめる』。はたしてNHK経営陣は胸を張って堅持したといえるのだろうか」
溜飲を下げていただけたか。

冬こそLCC

2012-03-02 09:06:42 | Weblog
「冬こそJR」。冬期間北海道では渋滞や、吹雪による通行止めが頻発するため、時間が読めない車移動より、遅運が少なく確実に目的地に到着できるJRの利用を呼びかけるCMだったが、今となっては笑い種にしかならないだろう。昨年の石勝線トンネル内脱線火災事故。なんと小生の知人が乗車していたのだ。当時知人は足を骨折しギプスをはめて、松葉杖を突いていたが、乗務員の介助や誘導は一切なかったそうだ。ドラマなら勇敢な乗務員が命を賭しても助けてくれるはずだが、現実はどうも違うようだ。運転手の居眠り、写メ撮影、乗務員が新聞読んでいた等のありえない不祥事も発覚する。つい先日細君が8時間以上、列車内に缶詰にされたことはお知らせしたとおりだ。だが連鎖は止まらない。こちらはJR貨物だが石勝線での脱線事故、列車が防雪を突き破り、釧路への鉄路は長時間途絶した。そして一昨日起こった八雲駅での客車の脱線事故。経営陣が総辞任してもおかしくないほどの失態の連続である。
国内初のLCCピーチ・アビエーションが昨日運行を始めた。従来の座席スペースを狭くし、より多くの客を乗せる。無駄を排した体制、経営努力により格安料金を実現した。記念式典では「安全と低価格を約束し、日本を元気にします」。価格のディスカウントは安全運行に反するといた大手航空会社の昔日の主張が、独占企業の戯言だったことを証明したことに。今のところピーチ・アビエーションの路線は関空を中心とたものだが、いずれさまざまなエリアにも進出してくるだろう。そうなるとJRとの激烈な乗客争奪戦が勃発する。安全運行を人質にした料金設定はすでに通じない。まして事故、不祥事などもってのほか。客は一気に空路に流れる。
「李下で制服の襟を正す」。恥ずべきことではない。