国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

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2018-09-25 10:45:13 | Weblog
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消炎剤ダーゼンの薬剤の有効性を確認できないとして製造元の武田製薬が自主回収を発表したのが2011年。一昔前の風邪薬には必ずと言っていいほどの確率でダーゼンが処方されていた。それをいまさら有効性が…と言われても、われわれはプラセボで風邪を治していたというのか。風邪や炎症などは一時の服薬で済むが、降圧剤は継続処方が原則で、マーケットも風邪薬の比較にならないほど巨大だ。ノバルティスファーマ社もバルサルタンだけで年間1000億円以上の販売実績を誇っていた。その臨床データが改ざんされたものだったとは。医師の功名心と製薬会社の利益第一主義。患者の命がかかっている問題。罪は深い。

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2018-09-18 09:23:59 | Weblog
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宗教は、教義が荒唐無稽なものや非現実的である方が信者はのめり込み、陶酔しやすい。そもそも宗教そのものが科学と対極的な位置にあり、科学を徹底的に否定することでその存在性を確立している。オウムに陶酔していった若者たちも教義に強烈な覚醒感を得たのだろう。さらに終末思想で駆り立てられる。青年期にある程度、生死感や自身の存在意義などの葛藤を経験していなかった未成熟な青年にとっては陥りやすい罠と言える。

地震

2018-09-10 16:36:37 | Weblog
 過去最も大きな揺れを感じた地震は、2003年の十勝沖地震で札幌の震度は4。その時は震源が遠かったため長いP波の後、まるでコーヒーカップに乗せられているような緩慢な横揺れのS波が襲ってきた。しかし今回の震源は拙宅から50キロほどしか離れていない。そのためP波とS波の時間差は4秒ほど。普段はP波の大きさで地震規模をある程度予測するのだが、考える余裕も与えられなかった。そして特徴的だったのは、今回の揺れははるかにエッジが利いていたように感じた。素人感覚で申し訳ないがエッジとは揺れ返しの激しさ。十勝沖をコーヒーカップと表現したが、今回は、さながらジェットコースター。左右に激しく揺さぶられた。観測された数値もそれを裏付けていた。小生が住む札幌清田区の震度は十勝沖を大きく上回る5強。また、十勝沖の最大加速度が約1100ガルだったのに対して今回震源近くで観測されたのは約1.4倍の1500ガル。阪神淡路が約900ガル、熊本でも1300ガル。今回の地震がいかに破壊的だったかがわかる。さらに揺れの振幅が極短周期だったことも見逃せない。震源近くでは削岩機で家屋を揺すぶられるのと同様の激しい振動に襲われたのだろう。
 とにかく通水し、大規模停電も解消された。明日の計画停電も回避される見込みだ。物流も回復しつつあり、食料品の供給も再開される模様。これで済んでくれればいいのだが。

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2018-09-03 09:25:33 | Weblog
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個人的には人類最大の創薬はペニシリンではないかと思う。偶然の発見というストーリーも花を添えている。それまで人類は感染症との闘いに明け暮れていた。ちょっとしたキズからの感染でいとも容易く命を落とした。ペストやマラリア、梅毒などの致死性の高い感染症もあるが、落命のリスクが一番高かったのはこの細菌感染ではなかったか。子供の頃よく母親に顔の傷は「めんちょう」になるので気を付けるように言われたが、これも過去からの言い伝えだったのだろう。それにしてもルイ16世の性的不能がマリーアントワネットの放蕩を呼び、それがフランス革命につながったという見方はちょっと笑える。