国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

55

2013-08-30 09:08:05 | Weblog
野球ファンならずとも日本人であれば55という数字が特別なものであることは理解しているはずだ。コント55号の由来も、元巨人の松井の背番号も王さんの年間ホームラン日本記録に因んだものだ。世界記録を持つ選手生活通算の総ホームラン数は曖昧だが、55本の方は誰でも知っていると思う。それほどの日本人に浸透した数字と言える。
今期プロ野球界でこの記録を打ち破る選手が出そうだ。ヤクルトのバレンティン選手だ。22日の巨人戦では、ボールの判定でもおかしくない沢村投手が投じた低めのストレートをスタンド中段まで運んだ。二本目は外角高めのボール球を泳ぎながらスタンドイン。いずれもボールも日本人の筋力ならそこまで飛ばすことはできなかったであろう。破壊力は過去類を見ない。27日の試合でも2本放ち、ついに111試合目で50本の大台に乗った(29日現在51本)。残り30試合余りで5本、記録更新は確実と思われる。
同じく55には日本球界の負のイメージも付きまとう。過去三度、記録を破る可能性のあった選手がいた。阪神のランディー・バースとバファローズのタフィー・ローズ、そして西武のカブレラ選手だ。バースはセ・リーグ記録に並ぶ54本、ローズはで日本記録を塗り替える55本迎えた最終戦、あろうことか二人とも全打席敬遠され、偉大な記録に挑戦することさえ許されなかったのだ。TVを観ていた野球ファンはその信じられない光景に声も出なかったことだろう。対戦相手の監督は…それは言うまい。その時から55は球界では触れてはならない数字にもなった。
大記録から不可侵の数字へ。あれから数十年、球界がやっとその呪縛から解放されるときではないかと思う。

御来光

2013-08-28 09:09:43 | Weblog
先日世界文化遺産に決定した霊峰富士山頂からのGUSOKUⅠが撮影した御来光である。日本人なら誰でも手を合わせたくなる瞬間、さすがアニミズム文化の国である。すべての物に霊魂が宿ると考えるこの思想は、やはり農耕民族特有のものであろう。
ここで少し長いが引用する『東南アジアでは、仏教やヒンズー教のような多神教とアニミズムが一般的だ。日本も「八百よろずの神」である。木、草、山、川、海、動物。拝むものがたくさんあり、それぞれが恵みを与えてくれる。祭祀の対象が豊富にあるアジアで多神教が広まったのは当然だろう。それに対して砂漠はどうだろう。遮るものがない180度の地平線。行けども行けども砂漠。おまけに灼熱地獄で、じっとしているだけでジワジワと死が迫ってくる。おお。神よ。なぜアナタは、こんな試練をお与えになったのですか。ホワイ? おそらくこれが「原罪」という思想の始まりだろう。そして崇拝する対象が、なにひとつとしてない砂漠地帯で、なんだかわからないけれども、目に見えない、人知を超越した「ものすごい存在」を、人々が想定するのも、あながちわからなくもない気がするのだ。』北海道新聞2008/12/19ハビビな人々から。原罪の根源はそこにはないような気がするが、著者のいうとおり絶対神を求める、あるいはその必然性はこの自然環境によるところが大きいだろう。比較するとアニミズムは食物に恵まれた土壌が作り上げたもの。さらに言えば、絶対神を必要としない環境だったともいえる。
柔和な顔を持つ神々であるが、何の前触れもなく猛り狂う時がある。甘雨や慈雨が止めどなく降り続くと洪水をもたらすように。畏怖と感謝、恐怖と尊崇。この微妙なバランスがアニミズムのキモなのだが。合掌する外国人登山者は分かっているのかね。

本の紹介

2013-08-26 09:09:16 | Weblog
評価=
先日Voyager1号が太陽系を離脱したのではないかとニュースが流れた。1977年に打ち上げられたVoyager1は今まで人類が見たことのない太陽系惑星の詳細な画像を地球に送り届けたあと、海王星を通過し星間空間に進み出たとみられる。その判断は太陽風の変化。太陽の影響下では、太陽を発生源とする太陽風が観測されるが、ある一定以上の離れると有害な宇宙線がそれにとってかわる。太陽風は生物に危険な宇宙線をブロックする存在なのだ。しかし地球を守っているはずの太陽風だが、時に地球に脅威を与えることがある。表面で起きるフレア(爆発現象)で発生する巨大な太陽風がそれだ。最大級のフレアが発生した場合、全世界の電源が喪失されるばかりか、多くの生物が致死量の放射線を浴びることになる。過去何度も起こった大量絶滅との関係を指摘する学者もいる。研究は緒についたばかり、続報を待ちたい。

同級生

2013-08-23 09:24:17 | Weblog
年に一度お盆の時期に行う中学校のミニ同期会。同じサッカー部に所属し、なんと学際の時には奴がピアノを弾き、小生がサイドギターで「While My Guitar Gently Weeps 」を演奏。サッカーはいまいちだったがピアノのテクニックは確かにその時から天才的だった。その後ミュージシャンとして生計を立てているとはすごい(かなりの有名人らしい)。同級生が成功していると無性に嬉しい。

ショップとブンタ

2013-08-21 09:05:10 | Weblog
初めて試したタバコはショートピースではなくショートホープだった、その後ほとんどスモーキングブギ状態だったことは否定しないが。われわれ世代はそれを縮めて「ショップ」と呼んだ。長ったらしくショートホープなどと言うものなら「お前ガッサイ」と処断された。ショップを開封するには、開け口の赤いセロハンには手を付けず、反対側の折り畳まれたフィルムをきれいにはがして中の引き出しを取り出し、逆に入れ直すというという儀式があった。今になってもこれを続けている50代60代の方を見かけると無性に嬉しくなり「どん突きにでも行くかい?」と声を掛けたくなる。
一方のブンタは菅原文太のことではない。年代的には東映全盛期だが、こちらは日本専売公社のドル箱だった「セブンスター」の略。どちらかというとニコチンを摂取するという直球的なイメージがあるショップに対して、ブンタは都会的な、斜に構えた存在だった。その後タバコは冷遇されていく、「小さな希望」も絶たれていくのはご承知の通りだ。
さてタバコの話ではない。サザンの復活曲「ピースとハイライト」をめぐって、一部から批判が噴出しているのだ。「隣国との歴史解釈の違いに寛容であることが重要。愛でお互い分かり合おうよ」といたって歌詞は普通だが、タイトルのハイ(高)ライト(右)=極右と連想させたところと、ライブの背景映像に噛みつかれた。先週の終戦の日には韓国国会議員が都内で靖国参拝の抗議活動を行ったばかり、日中韓のホットシーズンにタイミングが悪かった。多くを語るつもりはないが、「メビウス」のように終わりなき論争に発展せずに、ぜひ「いこい」のコピー「今日も元気だタバコがうまい」で手打ちを。

本の紹介

2013-08-19 09:06:51 | Weblog
評価=
「ALWAYS 三丁目の夕日」で描かれる昭和30年代とは司馬遼太郎の言うところの明治と酷似しているのではないかと思う。全ての規範が崩壊したばかりか、短時間に大量の異文化が流入した。当時の人々はそれに取り込まれることなくむしろ独自の文化として確立していった。そのダイナミズムを中村草田男は懐古感情を込め「降る雪や明治は遠くなりにけり」と詠んだ。それは以降軍拡競争による増税等による閉塞感への裏返しでもあったのだろう。
昭和30年代に入り、朝鮮やベトナム戦両戦争の特需はあったが、物質的充足以上に様々な文化思想が堰を切って雪崩れ込んで混沌とした高揚感があったように思う。「ALWAYS…」が封切られたのが2005年。経済崩壊を起こしてから10年後、絶望感の極まった時期とも言える。
もう一つの共通点は、その鬱積のはけ口を外に求めたこと。政治信条を持たなかった若者たちが行きつく先も知らぬままにまるでゲームのように突然右翼的言論行動をとるようになる。またそれに迎合するかのような政治家。70年前その結果を痛烈に経験した日本。同じ過ちを繰り返さないとは思うが。

DRの変更

2013-08-16 07:08:19 | Weblog
今回3年半使用したキャロウェイ社製DR(ドライバー)をテーラーメイドに入れ替えることにした。理由は新製品でもネットでかなり安価で購入することができたため。やはり3年も経過すると経年劣化・金属疲労が激しい。何せインパクト時は数トンの力がフェース面に加わる。これを数千回繰り返されれば、初期性能から劣ってくるのは当たり前。
頻繁にクラブを変えるタイプではないが、約25年のゴルフ歴で8本目のDRになる。使用したクラブを振り返ってみると凄まじい技術革新を感じる。使用順に並べると
①テーラーメイド:ツアープリファードメタル(これ以前ヘッドはなんとパーシモン=木製だった。モダンゴルフの時代だ。)
②BS:J’s(ジャンボ尾崎の全盛期。定価58000円はDR高価格化を定着させた)
③ホンマ:PROチタン(ヘッド素材に軽量高硬度チタンが使われ始める。鍛造技術の開発)
④プロギア:DETA(ヨコハマゴルフの代表作となる。しかしその後は衰退)
⑤マックレガー:マックテック2(高反発ヘッド。一世を風靡する)
⑥BS:ツアーステージ(公式大会では高反発が使用できなくなる)
⑦キャロウエイ:ディアブロ(マキロイが使用し話題に)
⑧そしてテーラーメイドRBZ2(ロフト等を自身で調整できる、通称カチャカチャ系に)
さらにこの間、ヘッド容積は軽量化により180ccから現在は460ccが普通に、また溶接から鍛造に。シャフトはスチールからカーボンに。
さてここまで高性能になったクラブ。スコアーアップにつながらないところがゴルファー最大の悩みなのだが。


本の紹介

2013-08-12 09:08:21 | Weblog
評価=
ご先祖をお迎えするお盆を前にしてそぐわないジャケットと内容であるがご勘弁を。それではお盆に引っ掛けて、新宿歌舞伎町は間違いなく仏教でいうところの彼岸である。大きな川を渡りそこを生活の場とすることは、不作為の行動力が必要になる。亡くなられた方のいる彼岸とここの大きな違いは、亡くなられた方は年に一度現世にに戻ることができるが、ここに一度足を踏み入れたら二度と脱出できず、人々の記憶からも消し去られること。その姿は狂乱的な喧騒を念仏とした巨大な無縁塚。

缶詰旨し⑦

2013-08-09 09:06:01 | Weblog
醤油で味付けされたサバ缶。水煮あるいは味噌煮が主流であるサバ缶にあって奇をてらった感はぬぐえないものの、その野心的創作意欲は高く評価したい。。さてところで先日テレビの健康番組の中で、サバの水煮缶がダイエットに効果アリということが放送された途端、なんとスーパーからサバ缶が一斉になくなるという現象が起き、現在も継続している。缶詰アナリストとしてはとんでもない営業妨害。そういえばいつぞやはトマトジュース、また納豆がなくなったり。日本人はつくづくこういったミニゲームが好きなのだと思う。

平成の爆食王9

2013-08-07 09:05:25 | Weblog
豊饒な前浜を抱える余市には新鮮な海産物を激安で提供する店が多くある。その中の老舗といえば余市ふじ鮨。30年ほど前まだ小樽に進出する前、観光ルートに乗る以前だと思うが、ネタの新鮮さに驚かされた記憶がある。10年ほど前に開店した柿崎商店も余市観光の顔として存在感を増している。そして忘れてならないのはファミリーすしガーデンハウス。ふじ鮨や柿崎商店がどちらかといえば観光客相手の商売なのに対して、ここは地元密着型といえばいいだろうか。とにかく地元客であふれている。そして売りはなんといってもメガ盛り系。写真は特大まんぷくちらし1350円。ここまで盛られるとすでにちらしの域は脱しているように思うが。これを昼完食したNは夜にカニをたらふく食い、そして居酒屋に流れた。恐るべし。

本の紹介

2013-08-05 06:36:17 | Weblog
評価=
実は前著が非常に面白くまた好評だったため迷わず手に取ったが、これが見事にハズレものだった。第二弾はスカとうのは世の常なのだろうか。だからと言ってこれで終わらすわけにもいかず少し膨らませるとに。
ここで唐突だが人間の球結膜いわゆる白目の役割とは?その前に実は球結膜が露出している動物は人間の他いない。犬を見ても類人猿にも見当たらないことから人間の独自進化と考えられる。想像されるのは、白目があることで角膜の動きがより鮮明になりその個体がどこを見ているのかわかりやすくなるというものだ。つまり何に興味を示しているのか、あるいは何に注視しているのか他の個体が判別しやすくなる。犬を飼ったことがある方ならお分かりになると思うが「こいついったいどこを見てるの?」と思ったことがあるはず。これは逆説的に捕食する際、獲物に気付かれない利点を生む。人間の場合は集団生活をすることで、捕食以上に目の動きによって集団のコミュニケーションをとる方が重要だったためこのように進化していったのだろう。
さて無理やり本を関連付けるが第一印象で最も重要なのは、このように進化していった目だろう。いくら笑い声をあげていても目が怒っている竹中直人みたいでは親近感は湧かないだろうし、三白眼など論外。相手は警戒以外の感情は湧かないはず。したがって笑みを湛えた目が好感を呼ぶことになる。因みのこんな話は一切載っていない。良書を選ぼう。

MEW

2013-08-02 09:07:40 | Weblog
小泉今日子のベストソングは絶対的に「夜明けのMEW」だと思う。男性側の立場の歌詞だが小泉今日子のユニセックス性と絶妙にマッチした名曲と言っていいだろう。「もっと もっと もっと もっと キスをすればよかったよね」。愛しあう事、肉体的接触は現実、全てを超越する力を持つ。「愛をごめんね 愛をごめんね」強いて言えば「(自分が若いゆえに完全ではない、未熟な)愛ごめんね」と言いたかったのだろうか。1986年発売、作詞は若き日の秋元康だった。
さてその小泉が出演するNHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」が好評だ。前作の出来があまりにもひどかった反動か、平均視聴率も20%を超え、NHKとしては久しぶりのヒット作となった。ストーリーは東北の片田舎に暮らす女の子がアイドルを目指して上京する。そこのボスはAKBの生みの親秋元康的な敏腕プロデューサー。いや丸っきり秋元康だが。ところが時代の紐を手繰り寄せると、小泉扮する女の子の母親とプロデューサーとかた結びで絡み合っていた。そしてその原因の挿入歌「潮騒のメモリー」が一昨日発売された。時代設定は「夜明けの…」のリリースと同じ1986年。歌詞には当時の流行ったフレーズなどがいやというほど挿入されている。低気圧:高気圧ガール(山下達郎)。ジョニーに伝えて:ジョニィへの伝言(高橋まり)。マーメイド:小麦色のマーメイド(松田聖子)。私はギター:私はピアノ(サザン)。ここまで徹底した遊びはむしろ愉快だ。札幌市内はすでに売り切れ状態で、番組人気と相まって紅白出場は決定的になったともいわれる(歌詞の「三途の川」がネックだが)。決まれば視聴率で負けた半沢直樹に倍返しできるという寸法だ。