本の紹介

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収録されている二話とも幸運にも敵に巡り合って見事本懐を果たした話だが、その他多くの敵討ちは、相手を打ち取るどころか見つけだすこともできず、路銀や生活する金にも事欠くに至る。中には刀を売り町民に身を落とすものも多かったようだ。何せ、士分にあるものが敵討ちをする場合、脱藩に近い暇を願い出なければならない。つまり扶持がそこで途絶えるわけだ。並大抵の覚悟ではなしえなかった。

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地球の全球凍結（スノーボールアース）を知ったのは2004年ＮＨＫの「地球大進化」を観て。1999年にネイチャーに論文が掲載されてからだから、かなり時間が経ってから知ったことになる。それにしてもなぜ、どのような作用で全地球が凍結してしまったのか、当時は疑問が多かったが、今となっては理論が整備され必然性が勝っている。ところで、放送後出版されたイラストを多く使った同名の本全8巻。私持ってます。

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産経新聞のジャンルは既に東京スポーツと同じカテゴリーになっているような気がする。90年代中盤までは気骨な右派ジャーナリズムを標榜していたが、路線が急に狂った。先日面白いコラムを見つけた。都知事選で失言した稲田防相に「安倍所掌の足を引っ張るな」の内容。産経にたしなめられる右派国会議員というのもどういうものなのか。