国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

旬を食らう

2010-09-29 09:11:20 | Weblog
「会社で旨いものを喰う会」。前回の放射能を浴び巨大化した岩内産ウニに続き、今回は今年根室に転勤した同期に頼み花咲カニを送ってもらった。毛ガニやタラバに比べ漁獲量が少なく、札幌でも流通量が多いとはいえない。味はタラバや毛ガニより濃厚で、独特の脂に包まれた脚の部分と、内子とミソと脂が合いまった通称ふんどしと言われる部分はカニ通から絶賛される。ただ残念なのは、食べ始めると誰も話さなくなること。みんな手をギトギトにして一心不乱に貪る。まあこれがカニの醍醐味ではあるが。ところで北方4島の海域では、タラバカニが無尽蔵にあると、実家が根室で漁業を営むYは力説する。北方墓参団に随行したYは、水深1mほどの浅瀬に50センチほどのクロガシラが折り重なるように群棲する様子を実際に確認している。誰か実効支配する憂国の戦士はおらんのか。

本の紹介

2010-09-27 12:14:42 | Weblog
評価=☆☆☆★★
10年ほど前だったか、「話を聞かない男、地図を読めない女」という両性の行動原理を最新の脳科学によって解明する本が出版され、非常に興味深く読ませてもらった。この本はその続編のようにPRされていた。しかし、科学的見地から書かれていることは確かだが、冒頭の表現はあまりに下品。編集者の意図だろうが、下劣。あれでは訳者がかわいそう。

そんなバカな

2010-09-24 22:21:34 | Weblog
今から約120年前、滋賀県大津で日本国民を慄然とさせる事件が起こった。来日していたロシアニコライ皇太子(後のニコライ2世)の街頭警備にあたっていた滋賀県警巡査が突然所持していたサーベルで皇太子を斬りつけ負傷させた大津事件である。事件が起こった1891年明治24年、日本はまだまだ小国だった。この事件でロシアが激怒し、海軍を派遣すればひとたまりもない、そんな存在だった。内閣はロシアの怒りを収めるために、実行犯の津田三蔵の死刑を画策した。しかしそれは、法の適応範囲外だった。その圧力に毅然と抗ったのは大審院院長だった。院長は、司法の独立性から圧力をはねのけ、国内法に則った判決を下した。この事件の推移は海外でも報道されていたが、司法の独立を堅持したこの判断は、新興国日本の存在を示し、ひいては、日英同盟につながり、日露戦争で日本が勝利を掴む。何を言いたいのかお分かりになると思う。尖閣諸島で巡視船へ故意に衝突させ、公務執行妨害で逮捕拘留されていた漁船の船長が今晩釈放されることになった。中共は、逮捕は違法でありこれに抗議する。対抗措置の全ては日本政府に責任があると恫喝外交を始め、報復措置としレアメタル輸出停止を通告、また、関係もない現地法人を拘束したばかり。釈放にあたり那覇地検は「日中関係を考慮した」と異例の会見。お聞きしたい、それはどんな法に照らし合わせてのことなのか。さらに言えば、地検の小役人にそんな判断を下せるはずは断じてない。一等国になることが国是だった明治。坂の上の雲を追いかけていた。そして一時期、経済的には羨望される存在になった。だがこの判断は明らかに凋落の兆し。
(仁ちゃんは明日の卓上四季で大津事件に引っ掛けるかな)

決戦の金曜日

2010-09-24 12:59:41 | Weblog
昨日で一歩抜け出されたかと覚悟したが、心優しきロッテ選手の粋な計らいによって3位に浮上した日ハム。今日は先発に大ベテラン木田を立て、総力戦で臨む。今日勝てさえすれば明日はダル。CS進出も見えてくる。今年は両リーグとも大混戦。3位までの間にセは2.5ゲーム3チーム、同じくパは3.5ゲーム4チームがひしめき合っている。まれに見る大接戦。これでなきゃあ。

松茸は本当に美味しいのか

2010-09-22 09:18:21 | Weblog
「香り松茸、味シメジ」と言われるように、日本人は古くは縄文時代からあの独特の香りを愛してきた。古今和歌集などにも松茸を詠んだ和歌が多く収められている。今年の猛暑の影響で松茸の生育が遅れていた品薄感から、先日岩手県産の松茸が築地市場で400グラム22万円で競り落とされた記事が載った。日本人の松茸に対する並々ならぬ思いが伝わる記事だ。多分DNAにしっかりと刻み込まれているのだろう。また、この季節和食店のコースメニューには欠かせない食材だ。ところが、松茸を好んで食す国は日本と朝鮮半島、中国の一部しかないそうで、欧米では「靴下の匂い」に似ていると嫌われているようだが、実は小生も…。やはり北海道なら松茸より「ボリボリ」「落葉」「舞茸」のほうが俄然旨いし、断然安い。これは否定し難い事実だ。小生を嫌っている方、だからと言って、嫌がらせに庭に松茸を投げ入れないでほしい。因みに饅頭も嫌いです。

本の紹介

2010-09-20 06:48:03 | Weblog
評価=☆☆☆☆★
興味深く読ませてもらった。確かに核実験がテーマなら、ゴジラはニューヨークやパリを破壊するのが筋。ゴジラの上陸で広島、長崎、第五福竜丸に続く4度目の核の惨禍に日本が見舞われることになり、反核が製作者の意図ではないことが読み取れる。神州を守るため南太平洋の海深く沈んでいった英霊たちが、大東亜戦争を否定するどころか、手足をceがれ、その属国然と成り下がった当時の日本を血涙を流し破壊する。ゴジラの咆哮は号哭。「何のために我々は命を投げ出したのか」と。そして前著「敗戦後論」の筆者のアイディアは「ゴジラは、靖国神社を破壊する」。もう一つ、かなり過激な表現もあるが、ここには記さない。知りたい方はご購入を。全体的に否定しがたい考察だが、ただ一点、ラヴィエルの「ピアノ協奏曲ト短調」、ジャンジルの「レクイエム」いずれもあのテーマ曲には聞こえない。

ペーパーレス

2010-09-17 09:12:43 | Weblog
ついに我社の給料袋が完全廃止されることになった。一部職場で先行実施していたが、問題も、反論も起きなかったため来月から廃止、上司から手渡されるという儀式は消滅する。「今月もご苦労様」「いや来月はもっと頑張ります!」こんなやり取りもなくなる。支給額はPCで確認、必要なら各々紙出し。家人が使用しているAUも、社を上げてペーパーレスを推進し、将来的に請求額はPCや携帯で確認することになるらしい。業務で使用しているETCカードの明細も来月から郵送されなくなった。PCで確認できるが、どうしても必要な場合は別途105円請求される。おかしな話である。エコ・環境対策の錦の御旗に反論は許されない。先日予定期限を前に予算が尽き終了したエコカー補助金。300万台以上が交付を受けたようだ。その反面、まだまだ使える車が棄てられる反エコの現実もある。札幌の自動車解体工場では、前年比30%増の廃車が持ち込まれている。腹立たしいのは小生の車より明らかに新しい車がスクラップにされること。実は来週、小生の車を車検に入れる予定。丸9年、10万キロも乗っている。止めて、スクラップ工場で安く車を買うのが得策か。

尖閣諸島

2010-09-15 09:08:37 | Weblog
「小沢氏の敗北に最も落胆したのは中国共産党かもしれない」
中国の領土固執は異常と思えるほどだ。ベトナム国境付近では満潮時に水面下に没する岩礁の上に構造物を建て実効支配し、国境線を変えようとしている。北京大学教授の「沖縄は中国の潜在的領土」との重大発言を中共は否定しない。沖ノ鳥島はただの岩とし、日本の領土と認めるが、排他的経済水域は設定不可と主張している。チベットの侵略も然り。何せ、清朝の最大版図回復が国是、何をするか分からない。尖閣諸島で海上保安庁が中国漁船を拿捕し、船長を逮捕した事件で中国側は沈静化の意図がないようだ。再三在北京日本大使を呼びつけ激しい抗議を続けるばかりか、白樺ガス田の開発交渉の延期を一方的に通告してきた。しかし、これは単なる領土問題だけではない。民主党代表選挙で不利に立たされている小沢氏への擁護行動と見る向きもある。小沢氏は長年中国への朝貢外交を続け、先だっては百数十人もの国会議員を連れ立ってご機嫌伺いに訪中したばかり。また、昨年末には、天皇と中国国家副主席の会見では強引な手法を取ったほどの筋金入りの親中派。小沢首相の実現が中国の国益に繋がると判断し、菅政権と、菅派への揺さぶり、メッセージの意味合いがあるのだろう。それほどしたたかな国なのだ。小沢氏の敗北を受けてさらに行動がエスカレートするオプションもある。菅首相、目先の経済に左右されることなく、腹を括る覚悟はあるのか。

本の紹介

2010-09-13 09:17:37 | Weblog
評価=☆☆★★★
1910年日本が韓国を併合してから今年でちょうど100年。「虐政を施しながら土地と農産物を仮借なく収奪した。南北すべての朝鮮人は、当時の亡国の辛さを思い浮かべると、今でも身の毛のよだつのを覚える」当時を語る南北朝鮮の方は一様。だが、日本は朝鮮半島へのインフラ、教育機関の整備などを積極的に行い、李朝時代より明らかに豊かになったと体験談から語り、著者はその歴史的な解釈に一石を投じる。それは自虐史感ではなく、客観的で至極中立なスタンスに見える。歴史は恣意的に塗り替えられたのか、あるいは、現在の論調の如き、圧政で人民を踏みにじったのか。残念だが、判断するのは日本人ではない。

プチ同窓会

2010-09-10 09:12:41 | Weblog
去年からどういう訳か女子も参加するようになった。女子と言ってもカテゴリーとしてはそうだが、あえて言うと「昔女子と言われた人」。かく言う小生も昔男子と呼ばれた人。そういえば小学校からの付き合い、同窓と言うよりは幼なじみといったほうが適切か。さて、昔話にいまいちストンと合点がいかない部分がある。話に登場する同級生の顔が思い出せないのだ。ハリマヤさん?マタハリやハリマオなら知っているが…。さらに会話中にやたらと指示代名詞も多い。ん~。来年は小生が卒業アルバムを持ってきま~す。

持っている者

2010-09-08 09:15:19 | Weblog
フジサンケイクラッシクゴルフ最終日、石川に2打差をつけて迎えた園田の最終18番ミドルホール。林の中からグリーンを狙った第2打は大きくオーバーし、バンカー奥の深いラフの中にボールが沈み込んだ。園田がパーを狙うにはバンカーとその間にあるラフを越え、カラーに柔らかいボールを打つことが必要とされる。それには、高度なテクニックが要求されるばかりか、神のご機嫌も必須だ。だが冷静に考えると難しい18番、石川がバーディーをむしりとる確立はそう高くはない。ダイレクトにピンを狙わずにボギーでもいいと割り切る選択もあったはずだ。しかし、園田はあえてその困難に挑戦する。左足下がりでボールを上げ難いライにクラブフェースを開くロブショットで対応した。イメージはエッジに落ちるはずだったろうが、無常にもボールはバンカーとグリーンの間の深いラフに再度落ちた。神のご機嫌がほんの少し悪かったばかりに。続く4打目さらに高難度のテクニックが必要とされる場面。同じようにエッジに落とさなければ、ボールの勢いで2段グリーンの上に切ってあるカップを過ぎ、その勢いでグリーンの外に転げ落ちダブルボギーの可能性もある。そうなれば石川に逆転を許すことも。園田の打ったボールは彼の予想以上の大きな弧を描きカップの上空を通過しようとしていた。観客の誰もが、ドラマチックな石川の逆転優勝シーンが脳裏をよぎった瞬間だった。しかし、その時損なっていた神の機嫌が急に直り、園田に微笑みかけた。カップを横切る瞬間ポールの先端に取り付けてある30センチ四方ほどの小さなフラッグにボールが包まれ、真下に落ちた。しかもフラッグに巻かれスピン回転がかかり、10センチほどカップ近づいた。「そんなことが…」テレビの前で思わず叫ぶ。フラッグは風が吹いていなければ、たなびくことなく垂れ下がる。園田が打った瞬間に僅かに風が吹き、そしてボールを包んだのだ。まさに神の仕業としか思えないシーンである。約2時間前の11番ホール。園田のバンカーショットはハーフトップし、大トラブルになるところだったが、中継用の鉄塔にボールが当たり幸運にもグリーンに跳ね返った。これが序章だったのだ。二度の奇跡に守られて園田は石川に1打差をつけてホールアウトした。神に愛でられたルーキーの優勝はこのように決まるのかと18番を見守る観客は納得した。一方の石川は、園田に1打差に詰め寄ることが計算できる17番ロングホールで約6メートルのバーディーパットを大きく外し、最終18番のティーショットもクロスバンカーに入れた。紋切り型でいうとまさに絶体絶命、後がない状況である。勝負をかけた残り176ヤードのセカンドを石川が8番で振り抜いたボールを一瞬中継用カメラが見失う。刹那、鳥が運んだようにピン手前約1メートルにボールが静かに落ちる。一瞬の静寂の後、大歓声がグリーンを覆う。予想を超えた歓声が集音器の許容範囲を超えたため、テレビから出力された音は大きく割れていた。二度の幸運をも、石川の実力が粉砕した。その後プレーオフは4ホール目までもつれた。解説の戸張捷は永遠に続くかに見えた戦いを「ゴルフの神は両方負けさせたくないのですね」と表現した。昨年からJPGAではこのような劇的なシーンが多く見られるようになった。そして、出演者の中に必ず石川遼が含まれている。これが「持っている者」の証明なのだろう。近い将来必ずやメジャーを制す、それを確信したゲームだった。

本の紹介

2010-09-06 09:28:29 | Weblog
評価=☆☆☆☆☆
「私はバリケードにこう記す。「造反有快」(叛逆は、なにより愉快だ)と。もとより、叛逆のために人生を費やすとしたら、これは虚しい人生に違いない。だが人が、叛逆という全身体と全感覚を発揮させる快挙を経験せずに一生を終えるとしたら、それはなんと貧弱な人生ではないだろうか。…だが心底恐れるべきは、失うことだろうか。失うことより恐れるべきは、あらゆるものをもってなお虚ろであることではないだろうか。…ただ叛逆することだけが語るに足る経験ではない。しかし「叛逆すること」はその渦中に身体と感覚を溶け込ませた誰にでも、語るに足る豊穣で心地よい人生の可能性を経験させてくれた。だから叛逆は愉快であり、日大全共闘をめぐる経験は私にとって「造反有快」に他ならないのだ」本文から。著者は闘争当時にあっても自分自身を客観視する能力をもち、各セクトとノンセクトラジカルが発展した全共闘が思想的に決して融合することのない組織であると理解していた。その上での「造反有快」である。しかし、より過激な思想を持つものが羨望されるように、大学の問題を解決するには、その根源である国家の変革が必要であり、そのためにはラディカルな行動や、方向性は誰も否定できないという論理飛躍やセクトの洗脳に気付かずやがて取り込まれていく方がいかに多かったか。1968年を語った多くのかたの著作は、往々にしてまだマインドコントロールから開放されるていないかたが多く、読んでいて不快な思いをすることが多いが、この本は清々しさを感じる。目線の高さは共感できる。

北海道弁

2010-09-03 12:28:58 | Weblog
ある親子の会話「お釜に米と水入れて、良くかまかしてさ。その時水まかしたらだめだよ。30分くらいうるかしたらスイッチ入れて~。おかずはザンギとカスベの煮物があるから。鍋におつゆもあるよ」。北海道ではごく自然に使われているが、他の地方では通用しない言葉が多く含まれているようだ。愚息に尋ねたら「したっけ」は、意味は分かるが使うことはまずないとのこと。小生の子どもの頃は「したら」「したっけ」は常套句。今でも「バイバイ」など使った記憶がない。「あめる」もそう、食物が痛んで食べられなくなることをいうが、転じて人にも使われる、たとえば「あいつの頭はあめってる」。東京の大学に進学した友人がガソリンスタンドで店員に「このゴミなげて」と頼んだら驚かれたそうだ。こんな話を満載した本が弊社から出版された。「これが北海道弁だべさ」。北海道文化の伝承のため是非ご購入を。
それでは来週まで「したっけ」。
道外の方のために解説
かまかす【動サ五】=かきまわす
まかす【動サ五】=こぼす
うるかす【動サ五】=水を含ませる
ザンギ【名】=鶏のカラ揚げ
カスベ【名】=エイ
おつゆ【名】=味噌汁

ソバ

2010-09-01 12:01:41 | Weblog
年間出勤日250日のうち多分150日は昼食で冷たいソバを食べている。理由は簡単、冷たいソバだけは食べることに否定的な材料が見つからないからだ。例えばラーメンなら「今日は暑いしやめておこう」、弁当なら「昨日は飲みすぎたし」など、どこか緩慢ながらも拒否の種は見つかるが、万能なソバは付け入る隙がない。そしてこのところの暑さである。冷たいソバしかのどを通らない。一昔前までは、お盆が過ぎたら秋風が吹き、急に寒くなるのが北海道の季節の特徴だったが、月曜の気温はなんと34.1度、今期のバッケンレコードを記録した。続く火曜日も朝方雨が降ったのに昼間は32度を超えた。今日も午前9時ですでに30度。いつもの年なら、脂の乗ったサンマを食べている頃だが、そうか、こちらは違う意味で食べられないのか…