国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

本の紹介

2017-07-31 09:11:13 | Weblog
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この本で一番驚かされたのは、巻末の解説をあの「苦役列車」で芥川賞を受賞したで西村賢太が、これまたくそまじめに手掛けているところ。てっきり西村も…と思いきや、そうではなかったようだ。それにしても吉田松陰が野山獄で親しくなる高須久子はあのような運命をたどっていたとは。大河ではあの件が必要あったのだろうか。鑑定のごり押しだったといわれる「花燃ゆ」。安倍へ一矢報いるためにあえて入れたのだろうかと、勘ぐりたくもなる。

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2017-07-24 09:19:31 | Weblog
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学資ローンとはいえ負債であることに違いはない。「自分への投資」という見方もあろうが、巨費に見合うだけ、確実な投資先であることを自身で見極めなければならない。何せ、大学卒業したて、20代前半の若者に800万円を超える有利子負債を返済していくのはかなりきついはずだ。著者は、高等(大学)教育の無償化の早期実施を訴えるが、そう簡単にはいくまい。

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2017-07-18 09:27:06 | Weblog
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矢板実父殺し事件のような苛烈な環境に置かれている子供たちが実に多いことに驚かされる。鬼畜のそのさまは、自身の身を食らっているのと同じこと。「貧困のスパイラル」「貧困の連鎖」と経済的側面だけが問題視されるが、知的貧困の連鎖も、重要な問題だ。

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2017-07-10 12:07:42 | Weblog
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劣悪な環境にあった関西方面の「路地」、いわゆる被差別民の住む地区だ。全く資本のない中から身を興し関西でも屈指の肉卸業者になる。その波乱万丈の…いやそれほどでもないのである。著者は「日本の路地を歩く」で大宅壮一ノンフィクション賞受賞した、主人公の二男でフリーライター。あとがきで、家族との葛藤等をつづっているが、「家族内でやってよ」。

本の紹介

2017-07-03 09:29:45 | Weblog
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明治維新、二次大戦など、日本は苦境に立たされた時に恐ろしいほどの柔軟性でそれを乗り越えてきた。確かに維新では英はボーア戦争、米は南北戦争で国が疲弊。二次大戦は朝鮮戦争という幸運もあったのだが。この国民性が平時には優柔不断や逆に決定力不足と批判されるが、面白い性質であることは間違いない。それでは、311は苦境ではなかったのか。多くの原発がいまだに稼働停止されているが、司法を懐柔し運転再開にこぎつけた原発もある。日本国民と政府は教訓にできなかったことになる。決して大げさではなく日本存亡の危機という認識がなかったのだろうか。あれ以降、ドイツ、先週は韓国が脱原発を宣言した。日本の選択は明らかに時代に逆行している。危機管理上、経済的にも致命的な選択ミスだとは思わないのだろうか。有権者が都民ファーストを選択した意図は?民主党の二の舞だと感じなかったのだろうか。