国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

石ちゃん

2012-09-28 09:06:53 | Weblog
 自由民主党総裁の席に座る破顔した石ちゃん。後ろの棚には米マリンからプレゼントされたチタン合金でできたオスプレイの模型、コレクションの中で最もお気に入りの品。それもそのはず100機限定で製作されたものでシリアルは2/100と刻まれている。もちろん1/100はホワイトハウスのオバマのもとに。棚にはその他に 国防軍の戦闘機やイージス艦の模型が並ぶ。その中に空母に見えなくもない艦船も映し出される。だが、ピントが微妙にずれ判断することができない。しかし、すぐさま中国側は「明らかに空母で、日本が空母を持つ願望を表したもの。つまり覇権国家を目指そうとしている」と過敏に反応する。餌に食いついた石ちゃんは、感情が抜かれた顔で「空母を保有することは、日本国憲法の専守防衛と戦力の不保持の原則に背くとした政府見解は、あくまでも他国への航空兵力の展開が前提の場合のみに限られている。しかし、広域な日本の領土を防衛するために、空母を保持することは、これは政府見解、あるいは憲法にも全く抵触しない。現状を見れば、日本への領海侵犯は頻繁に行われている。国家の主権をかけこれを阻止しなければならないが、海上保安庁と海上自衛隊の現有艦船だけで領海を守りきることは、事実上不可能になっている。また隣国は先日空母を就役させ、この海域のパワーバランスは著しく崩れてしまった。仮に、仮にではあるが我が国が空母を保持したとしても、これは専守防衛のための戦力であり、どの国家からも干渉を受ける類のものではない。選択肢として存在することは否定はしない」――こんな夢想があった。
 石ちゃんは地方票の過半数を獲得したが、決選投票では安倍ちゃんに議員票が大きく流れ、眼前にあった総裁の座ははかなく消えた。そうかあの時蒔いた再チャレンジの種、自分のためだったとは―と臍をかむ石ちゃんだった。

東京銀行

2012-09-26 09:06:03 | Weblog
 カードには「東京銀行」の文字、考えてみれば四半世紀前まだ独身の時に作った代物。昨日ATMに挿入したが、ついに受け付けてくれなくなった。早速再発行の手続きに銀行窓口に行ったが、年に数人このカードを持って再発行に来るお客さんがいるそうで、鼻で笑われた。しかし、合併は銀行側の事情、それに客が振り回される、そんなバカな話はない。
 東京銀行は、96年三菱銀行と合併し東京三菱銀行と改称する。その後三和銀行を母体とするUFJと再合併、東京三菱UFJ銀行(そのまんまかい!)と巨大資本になる。当時何が何だか一時分からなくなるほど銀行の再編が行われた。
 時計の針を戻せば、東京銀行は、日露戦争などの戦費調達に重要な役割を果たした横浜正金銀行に行き着く。戦後GHQにより解体され東京銀行になった。小生のそれは、日本そのものの歴史を刻んだ由緒正しいカード、行員が知らぬはずはあるまい。笑いが、残高の低さなら致し方ないが。


本の紹介

2012-09-24 09:07:49 | Weblog
評価=
子供は物の存在に関して、適切な教育を受けなければ、機械論的あるいは物理的な因果関係説明より、目的‐機能論的説明に傾倒し、以降成長するにつれ堅個になるようだ。具体的には山は、機械論的には、造山活動や褶曲により完成されるが、機能論的には動物の生活のためにあると。これは置かれている環境や宗教色の濃淡には関係ないそうだ。誕生の因果などよくトラップとして使われる、「何千億の中からたった一つの精子と卵子の受精であなたが生まれた」と運命論的な解釈で神の存在に誘導するが、そもそも同じ遺伝子を持つもの。偶然性を見出すことはできない。そして「(神が)自分のことを知っているという感覚がもたらす抑制効果(反集団的行動)は、…自分のいわば遺伝的安全を保証するうえで決定的に重要である」と生物学的進化論から宗教の発芽を解説する。ドーキンスの流れをくむ気鋭の学者。面白い。

インスラー

2012-09-21 09:10:21 | Weblog
インスタント袋ラーメンにプチ高級化のトレンドが見られる。先陣を切ったのが東洋水産の「マルちゃん生麺」。麺を独自製法で乾燥させ、茹で上げ時の美味しさを損なわない完成度を誇る。中でも豚骨味は、濃厚なスープと香り、麺の太さにまでこだわるなど、明らかに従来品からの進化が見られる。CMでも俳優に「(おいしいので)食べてみてください」と言わせるなど自信のほどがうかがえる。小売価格は従来商品と比較してややお高いが、消費者から高く支持され、販売開始からすでに1億食を売り上げている。追随したのがサンヨー食品の「麺の力」シリーズ。驚くことにCMは東洋水産の物と見紛うほど似ている。アピールする点、俳優を使っていることも一緒、あえて同じ土俵での勝負を挑んできたのだろう。そこにトップメーカーの意地を感じる。
 高級ラーメンといえば、80年代初頭に明星食品の「中華飯店」シリーズが嚆矢、腹を満たすだけ「安かろう、不味かろう」との消費者の認識に背反し、一袋300円もする価格設定ながら、好奇心も手伝い商品は飛ぶように売れた。90年代に入り高級カップ麺「ラ王」が発売される。従来の乾燥麺ではなく、生タイプを使用したことで高級感を演出した。しかしその後、カップ麺は高級品と廉価品に二極分化し定着したが、高級袋麺は死に絶えた。300円は無理がありすぎる。
 今回の売りは「わずかながらの贅沢」。この経済状態で許される範囲の、身の丈に合った継続性のあるプチ贅沢。企業と消費者のシビアな金銭感覚が垣間見える。

本の紹介

2012-09-18 09:08:56 | Weblog
評価=
 祖父が遺した手記をもとに自身と一族のルーツを探る旅。外房の漁師の家で生まれた祖父は若くして東京に出たあと、起業しそこで著者の父そして著者が生まれた。だが、高齢ながらまだ外房に多く住む親族とのつながりは強く、そこに一族の強固な団結があり、我々が失った古来の血族の姿を見る。軽妙な文書で読者を引きこむ。
 さて話は飛ぶ、この話題は避けて通れない。尖閣公有化に反対する中国のデモだが、これはすでに大衆行動の域を脱し、暴動に発展したといっていいだろう。暴徒はデパートを破壊したほか、略奪行為まで行なっている。製造工場では破壊の限りを尽くし放火された。それは公安警察の眼前で行われていることから、中共の意思といえる。日本企業の経済損失も甚大だろうが、そこに働く中国人従業員達にも大きな経済被害が及ぶ。そこにしか民衆のガス抜きを設定できない共産主義の理論破綻を見る思いがする。そして尖閣周辺に出漁した1,000隻もの中国漁船の動きも気にかかる。当然海保だけでは対応しきれず、網を潜り抜けた活動家の不法上陸もありうるだろう。法治国家として冷静な対応がカギになる。


天王山

2012-09-14 09:05:02 | Weblog
 この9連戦がペナント旗奪取の天王山になる。だが如何せん打線が湿りがちというより、ずぶ濡れ状態にある。ここ5試合の平均得点は3点にも満たない。だが一方で先日多田野が大量点を献上したものの、投手陣は安定している。吉川がダルの穴を埋める大きな働きをしてくれているほか、中村も大器の片鱗を表し始めた。何かのきっかけがあれば試合もペナントレースも俄然有利な展開に持ち込める、着火マンの出現を期待しよう。
 さて天王山といえば、豊臣秀吉と明智光秀が戦った場所だが、自民党総裁選出馬で光秀に例えられているのが、石原伸晃幹事長。谷垣総裁不出馬を本能寺に擬え、「寝首をかいた」と対抗する勢力がネガティブキャンペーンを張ったものだが、次期衆院選の自民党の顔として谷垣総裁では勝ち目はゼロ、身を引くのは必然的な選択だと思うのだが。党内の分析では、長老の推薦を受けた石原氏に党員の目は厳しく、安倍氏に票が流れるのではないかと見ているようだ。しかし、選挙の目玉は昨日旗揚げした「日本維新の会」であることは間違いない。大敗する民主、その批判票を取り込む維新、落穂拾いの自民。この構図は明らか。報道ステーションでは候補者に政策を聞く枠を儲けて連日放送しているが、村長選挙など誰も関心を持たないのではないだろうか。「土岐は今」ではなく「土佐は今」なのだ。

本の紹介

2012-09-10 09:08:53 | Weblog
評価=
 もし仮にあの大戦で、ドイツがソ連に攻め入らず枢軸国が勝利を収めていたら、首都東京をはじめ、各都市の非戦闘員が生活する住宅地への意図的な爆撃、家屋を灰燼に帰すために開発された焼夷弾M69の使用(今ならさしずめクラスター爆弾、ダムダム弾といったところ)、そして原爆投下は「人道に対する罪」と処断し、トルーマンを吊るしていただろう。そもそもワシントン裁判で裁かなくとも、非戦闘員へ、住宅への攻撃はハーグ陸戦条約の禁止事項、事後法で裁く必要もないか。
 さて、東方社が撮影した未公開写真約600点が発見された。当事者は後世に伝える使命感を持って焼却破棄の命令に背き保管したのだろう。あの時多くの組織で歴史検証のための第一級の資料の多くが灰になった。歴史に空白のページを作る愚かな行為だ。

2012-09-07 09:08:56 | Weblog
                     (写真=9月になっても湧き立つ入道雲)
 マウンダー極小期の影響で冷夏になるはずだったが、秋の気配を感じ始めるお盆を過ぎたあたりから俄然太平洋高気圧が勢いを増し、札幌は連日の真夏日を記録。大気が不安定な状態になった3日深夜には猛烈な雷襲により、目を覚まされた方も多かったのではないか。しかし昨日の雨は季節の境になるようで、徐々に秋らしくなるようだ。
アサヒビールが行った「どんな時に秋を感じるか」というアンケートで、「風呂に浸りたいと感じたとき」「秋虫の声を聴くと」という回答があった。そういえば、ここ数ヶ月湯船に入っていない。そろそろ恋しくなる時期なのか。余談だが、虫の声を音楽として、あるいは快く感じることができるのは日本人を含めそう多くない民族だけなのだそうだ。多民族はノイズ、騒音として認識してしまうそうなのだ。折角の風情が、もったいないことだ。
 小生が秋を感じる瞬間は、9月1日に一気に解禁されるスタッドレスタイヤやストーブなどの季節商品のCMを目にした時と、除雪の案内が届くとき。今年は原油価格がうなぎ上り、家計への打撃は相当深刻になる。こちらもまったく風情のない話だが。

2012-09-05 09:04:28 | Weblog
 ゴルフ場は、自然環境との緩衝地帯、野生動物が珍客ではなくレギュラーとして出演する。以前紹介したように、アライグマがいたり、キツネやシカなどは人間を見ても我関せずだ。ところが先日のこと。ゴルフプレー中に従業員が乗ったカートが突然現れ、われわれにこのように告げた。「4番ホールで羆の足跡が見つかったので、注意してください」。一番スタートの我々はすでにそこをホールアウトしている。最悪の場合遭遇して、ウイリー・ウイリアムスになった可能性もあった。もう少し早く知らせてくれればと思う次第。
 一方札幌でも国道や地下鉄沿線、つまり人間の生活圏のど真ん中で羆が確認されている。一昨日は自動車と接触するなど、いつ大事故に至ってもおかしくない状況だ。羆が頻繁に表れる理由を、生息圏の餌不足、あるいは里山の消失と専門家は指摘する。しかし、もとは全て彼らの土地、新参者の人間は強く文句も言えまい。
(写真=ゴルフ場にいたオニヤンマ、市内では見かけなくなったね)

本の紹介

2012-09-03 09:05:56 | Weblog
評価=
どう料理すればこのように単調な内容になるものなのか。取材対象は、ソープランドチェーン、宝石店の経営者そして日本ボクシング協会の重鎮で、当然戦前戦後日本経済の裏も表も全て知り尽くしている方。読者の興味を引くようなこれらの話はほとんどといってなく、もっぱら当たり障りのない事ばかり。もったいないの一言。