日テレさん。途中で止めるのなら放送権は取るな!
早いものでまもなく4月、新年度である。新年度といえば4月に賃金改定する企業が多いが、製造業、販売業では今春闘で満額回答を得たどころか、ベアまで獲得した単組もあるそうだ。まったくもって羨ましい限りだ。一般的に個人の賃金は、昨年度の業務評価が反映される。成果主義、能力主義的評価と言われているもので、上司が部下を評価し、期待以上の結果を残せば賃金はある程度上がる。だが期待を下回れば、ご想像通りになるというシステムだ。小生の評価欄には多分「献身的」「実直」「模範的」などを書かれていることだろう。少なくとも「反社会的」に括られていることはなかろう。
教師が烙印を押した「半社会的」とは一体どのよう生徒なのだろう。まさか反社会的組織に属している中学生ではあるまい。自民党を支持する親を持った生徒なのか。学校側の説明によると、同級生とケンカをした生徒をこのように分類したようだが、だがはたしてケンカの経験のない男子生徒というのは存在するのだろうか。ケンカをすることで社会性を身に着けていくと考える小生はすでに時代から置き去られているのか。いずれにしてもケンカ=反社会的と結びつけてしまうのは強引すぎるばかりか悪意さえ感じる。
「障害」とは。報道では、落ち着きがなかったり云々とあるが、これには思い当たるフシがある。小学校のほぼ全期間の通知表の通信欄にはもれなく「落ち着きがない」と書かれていた。だがこれも落ち着きがある小学生などいないことを馬齢を重ねた後に悟った。「超低学力」との文字も。自分たちが教えている生徒たちに低学力と表現するのも抵抗があるが超を付けるとは、天に唾吐く行為にならないか。
この漏洩事件がなければ、いまだにこの言葉が、何の疑問を持たれずに使われていただろうし、札幌市教育委員会は否定するものの、他校でも同じようなことをしているのではないかと疑うほうが自然だ。それにしても、このような表現しか浮かばなかった教師、また訂正することもせず放置していた組織の「超低学力」と、「反社会性」には唖然とさせられる。
「教育改革の手始めは、まず教職員から」と実感する。
教師が烙印を押した「半社会的」とは一体どのよう生徒なのだろう。まさか反社会的組織に属している中学生ではあるまい。自民党を支持する親を持った生徒なのか。学校側の説明によると、同級生とケンカをした生徒をこのように分類したようだが、だがはたしてケンカの経験のない男子生徒というのは存在するのだろうか。ケンカをすることで社会性を身に着けていくと考える小生はすでに時代から置き去られているのか。いずれにしてもケンカ=反社会的と結びつけてしまうのは強引すぎるばかりか悪意さえ感じる。
「障害」とは。報道では、落ち着きがなかったり云々とあるが、これには思い当たるフシがある。小学校のほぼ全期間の通知表の通信欄にはもれなく「落ち着きがない」と書かれていた。だがこれも落ち着きがある小学生などいないことを馬齢を重ねた後に悟った。「超低学力」との文字も。自分たちが教えている生徒たちに低学力と表現するのも抵抗があるが超を付けるとは、天に唾吐く行為にならないか。
この漏洩事件がなければ、いまだにこの言葉が、何の疑問を持たれずに使われていただろうし、札幌市教育委員会は否定するものの、他校でも同じようなことをしているのではないかと疑うほうが自然だ。それにしても、このような表現しか浮かばなかった教師、また訂正することもせず放置していた組織の「超低学力」と、「反社会性」には唖然とさせられる。
「教育改革の手始めは、まず教職員から」と実感する。
評価=
ロバート・キャパといえばスペイン内戦の劇的瞬間をとらえた「倒れし兵士」注:現在は「崩れ落ちる兵士」と呼ばれているが以前邦題は「倒れし兵士」だった。ノルマンディー上陸戦を激闘を伝えた「波の中の兵士」この2作品があまりにも有名だ。沢木耕太郎は「倒れし…」の構図がキャパが攻撃する側に背を向けて撮影していたことの不自然さや、第二の「倒れし…」との関連、「突撃する兵士」の背後に写る「倒れし…」の兵士の存在とその姿勢から、狙撃された瞬間でないと疑念を抱く。また、画角やアングルから撮影したカメラはライカではなく、ローライフレックスの可能性が高いことから、撮影者はキャパではなく行動を共にしていたゲルダであるとの結論に至る。詳しくはNHKオンデマンドから。
ロバート・キャパといえばスペイン内戦の劇的瞬間をとらえた「倒れし兵士」注:現在は「崩れ落ちる兵士」と呼ばれているが以前邦題は「倒れし兵士」だった。ノルマンディー上陸戦を激闘を伝えた「波の中の兵士」この2作品があまりにも有名だ。沢木耕太郎は「倒れし…」の構図がキャパが攻撃する側に背を向けて撮影していたことの不自然さや、第二の「倒れし…」との関連、「突撃する兵士」の背後に写る「倒れし…」の兵士の存在とその姿勢から、狙撃された瞬間でないと疑念を抱く。また、画角やアングルから撮影したカメラはライカではなく、ローライフレックスの可能性が高いことから、撮影者はキャパではなく行動を共にしていたゲルダであるとの結論に至る。詳しくはNHKオンデマンドから。
写真=小生のデスク。F15jが緊急発進に備える。
沖縄基地からスクランブル発進した航空自衛隊F15j4機は、400㎞の距離を音速の2.5の速度で飛行、わずか10数分の飛行時間で尖閣上空に到着した。緊張状態にあった尖閣だったが、日中中間線付近に進出していた中国の空母遼寧から発進した8機の中国海軍機により領空侵犯が行われたのだ。通常であれば、隣国からの領空侵犯は鍔迫り合いの後、侵犯した側が自国領空に進路を向けるものだが、今回は違った。
視界のはるか彼方の中国戦闘機殲が放った1発の空対空ミサイルが、レーダーに表示され、同時にアラート音がf15jのキャノピー内に響き渡る。8Gもの重力がかかる急旋回でかわしたミサイルは行き場を見失い、迷走の後視界から消えた。最初のミサイル発射が偶発的なのもであったのか、その対応に逡巡している間に第二波のミサイル群が飛来する。今度は急旋回の際に放出されたチャフとフレアに見事に食いつき次々落下していく。態勢を整えた4機のうち2機のF15Jから4発のスパローが隊長機の命令で発射される。戦後初めて自衛隊法84条の正当防衛が実行に移された瞬間だ。獰猛なスズメは、確実に殲を追い詰めていく。急旋回で赤外線ホーミングから必死にもがくも、搭乗員の練度が低く3機が撃墜される。次に残る2機が4発のスパローを発射し、残る殲は2機になった。ドッグファイトで殲はもはやF15Jの敵ではない。殲の後方に素早く回ったF15jの6連装バルカン砲により次々撃墜される。
その数分後、嘉手納基地から発進した米空軍のF16と空自のF15jが現場に到着し、日米計12機で警戒行動をとったが、その後、中国機は二度と現れず、遼寧は日中中間線からの離脱が確認された。
日本には、自重を要求しながらも、尖閣諸島の測量を正当な行動だと主張する。こんなことが起きなければいいが。
沖縄基地からスクランブル発進した航空自衛隊F15j4機は、400㎞の距離を音速の2.5の速度で飛行、わずか10数分の飛行時間で尖閣上空に到着した。緊張状態にあった尖閣だったが、日中中間線付近に進出していた中国の空母遼寧から発進した8機の中国海軍機により領空侵犯が行われたのだ。通常であれば、隣国からの領空侵犯は鍔迫り合いの後、侵犯した側が自国領空に進路を向けるものだが、今回は違った。
視界のはるか彼方の中国戦闘機殲が放った1発の空対空ミサイルが、レーダーに表示され、同時にアラート音がf15jのキャノピー内に響き渡る。8Gもの重力がかかる急旋回でかわしたミサイルは行き場を見失い、迷走の後視界から消えた。最初のミサイル発射が偶発的なのもであったのか、その対応に逡巡している間に第二波のミサイル群が飛来する。今度は急旋回の際に放出されたチャフとフレアに見事に食いつき次々落下していく。態勢を整えた4機のうち2機のF15Jから4発のスパローが隊長機の命令で発射される。戦後初めて自衛隊法84条の正当防衛が実行に移された瞬間だ。獰猛なスズメは、確実に殲を追い詰めていく。急旋回で赤外線ホーミングから必死にもがくも、搭乗員の練度が低く3機が撃墜される。次に残る2機が4発のスパローを発射し、残る殲は2機になった。ドッグファイトで殲はもはやF15Jの敵ではない。殲の後方に素早く回ったF15jの6連装バルカン砲により次々撃墜される。
その数分後、嘉手納基地から発進した米空軍のF16と空自のF15jが現場に到着し、日米計12機で警戒行動をとったが、その後、中国機は二度と現れず、遼寧は日中中間線からの離脱が確認された。
日本には、自重を要求しながらも、尖閣諸島の測量を正当な行動だと主張する。こんなことが起きなければいいが。
政治家の発言で「もったいない」思う場面がしばしばある。多くは、結果的に一言が多かったため、上げ足を取られることになるのだが。麻生元首相の「ホテルのバー」発言はその典型。だが、ここでこのように返せば、支持率UPには直接つながらないまでも、政治面の囲み記事にされ、好感をもたれるのではないかと思われることも少なくない。
その場面は、今月初め休日を利用して夫人とゴルフをした後、ぶら下がり取材を受けたとき。記者にスコアを尋ねられた首相は、一瞬間を置き「少し疲れが出たのかな」。だがここで機転をきかせ「国家機密に属することなので」と答えれば、どうだったのだろう。
動静だけで記事化しなかった本紙でも、これでは掲載しないわけにはいかないだろう。
タイトルはズバリ「首相スコアは国家機密」。これを読んだ読者は、スコアがあまり良くないことを暗に認めたうえで(スコアがよけれは反感を呼ぶ)、そして許される範囲内での高度なジョークで、好感を持つことはあっても反感を買うことはあるまい。揚げ足を取りたい朝日も傍観するわけにはいかず、何らかの方法で記事化するだろう。答えるまでの一瞬の間に色々な思いを巡らしてしていたのかもしれないが。チャンスは掴んでこそ。惜しい好機を逃した。
その場面は、今月初め休日を利用して夫人とゴルフをした後、ぶら下がり取材を受けたとき。記者にスコアを尋ねられた首相は、一瞬間を置き「少し疲れが出たのかな」。だがここで機転をきかせ「国家機密に属することなので」と答えれば、どうだったのだろう。
動静だけで記事化しなかった本紙でも、これでは掲載しないわけにはいかないだろう。
タイトルはズバリ「首相スコアは国家機密」。これを読んだ読者は、スコアがあまり良くないことを暗に認めたうえで(スコアがよけれは反感を呼ぶ)、そして許される範囲内での高度なジョークで、好感を持つことはあっても反感を買うことはあるまい。揚げ足を取りたい朝日も傍観するわけにはいかず、何らかの方法で記事化するだろう。答えるまでの一瞬の間に色々な思いを巡らしてしていたのかもしれないが。チャンスは掴んでこそ。惜しい好機を逃した。
評価=
「冬ソナ」に端を発した韓流ブーム。その後「少女時代」や「KARA」などK-POPのヒットで、ここ10年韓国文化の流入は激しさを増す一方。だが、隣国でありながら様々なものが途絶した状態であったことが異例であって、その水位の差が激流の原因。今日の姿がむしろ自然なことなのだろう。また、血の交流は連綿と続いている。隣国と歴史の宿命として。
「冬ソナ」に端を発した韓流ブーム。その後「少女時代」や「KARA」などK-POPのヒットで、ここ10年韓国文化の流入は激しさを増す一方。だが、隣国でありながら様々なものが途絶した状態であったことが異例であって、その水位の差が激流の原因。今日の姿がむしろ自然なことなのだろう。また、血の交流は連綿と続いている。隣国と歴史の宿命として。
先日空拳塾さんと合同スパー会を行わせていただいた。同じ道場生同士だとどうしても馴れ合いで緊張感の薄い組手になりがち。いつも組手をしない別道場の生徒さんのスピードや技に触れるだけでも大きな刺激になる。敵わなければ悔しい、そして蹴られれば痛いということも実感できる。これを来月の大会の糧にしてほしいものだ。いや「是非して!」。
10日に行われた審判講習会に今回も百人を超える選手、約50人の受講者が集まった。試合では初中級の域を超えたテクニックと試合運びに驚かされた。10年前初めて全道規模の大会に参加させていただいたときには、これほどではなかった。どんな練習方法や経験と積ませればあのような選手になるのか。畢竟指導者の日々研鑽ということなのだろう。
評価=
あの大震災から今日でちょうど2年。
福島第一は廃炉の工程表も作成できないどころか、毎日数百トンも発生する汚染水を貯蔵する巨大なタンクが日を追うごとに増え内陸部まで浸食する。その間放射性物質は漏出し続け、基準値の5000倍ものセシウムを含んだアイナメが見つかる。いまだにまだ数万人もの被災者が仮設住宅での生活を強いられている。
一方で汚染されていなくても、瓦礫の受け入れをかたくなに拒否する自治体、住民がいる。あれからずっと何かにより試されているような気がするのは、小生だけではないはず。
あの大震災から今日でちょうど2年。
福島第一は廃炉の工程表も作成できないどころか、毎日数百トンも発生する汚染水を貯蔵する巨大なタンクが日を追うごとに増え内陸部まで浸食する。その間放射性物質は漏出し続け、基準値の5000倍ものセシウムを含んだアイナメが見つかる。いまだにまだ数万人もの被災者が仮設住宅での生活を強いられている。
一方で汚染されていなくても、瓦礫の受け入れをかたくなに拒否する自治体、住民がいる。あれからずっと何かにより試されているような気がするのは、小生だけではないはず。
先日朝の民放で、我々世代(昭和ど真ん中)が当たり前に使っていた物々の使用方法や存在まで知らない子供たちが増えてきているという番組があった。ダイヤル式電話の指をかける穴を押す者、受話器を上げずに架けようとするもの。そもそも、はたして子供たちは「受話器」という言葉を知っているのだろうか。
缶切りを手にした小学生は、切り口の先端部を缶にこすり付けて穴を開けようとする。確かにほとんどの缶詰はプルトップになっている。これは無理もないか。
「テレビのチャンネルを回す」や「ブラウン管」も近い将来確実に死語になる。
背広という言葉も知らないという。GUSOKUⅡに確認すると、ジャケットやスーツと呼ぶが背広は聞いたことがないという。ミニ講座=ロンドンの高級洋服店街「SAVILE ROW」が語源だとする説も(双子山親方)。
極めつけは栓抜き。全く予想が立たないようだった。ミニ講座=この事実にタイガージェットシンやブッチャーもさぞ残念だろう。建築関係者はコーラの栓を玄能の柄で器用に抜いた。転じて100円ライターで抜くことが主流に。
「常識もないのか」と笑っているばかりはいかない。逆もまた真である。若者の言葉や、習慣などほとんど知らないのが現実。「校長先生」「GHQ」「二金」…当然わからないだろう。これは、新たに芽生えたカルチャーを理解できていない、時代が見えないのと同じこと。笑い話ではなく「下げポヨ」なことなのだ。
答え
「校長先生」=話が長く、中身が面白くない人。
「GHQ」=連合国軍最高司令官総司令部ではなくGo Home Quicklyつまり帰宅部。
「二金」=立ち読みのこと。二宮金次郎から。
缶切りを手にした小学生は、切り口の先端部を缶にこすり付けて穴を開けようとする。確かにほとんどの缶詰はプルトップになっている。これは無理もないか。
「テレビのチャンネルを回す」や「ブラウン管」も近い将来確実に死語になる。
背広という言葉も知らないという。GUSOKUⅡに確認すると、ジャケットやスーツと呼ぶが背広は聞いたことがないという。ミニ講座=ロンドンの高級洋服店街「SAVILE ROW」が語源だとする説も(双子山親方)。
極めつけは栓抜き。全く予想が立たないようだった。ミニ講座=この事実にタイガージェットシンやブッチャーもさぞ残念だろう。建築関係者はコーラの栓を玄能の柄で器用に抜いた。転じて100円ライターで抜くことが主流に。
「常識もないのか」と笑っているばかりはいかない。逆もまた真である。若者の言葉や、習慣などほとんど知らないのが現実。「校長先生」「GHQ」「二金」…当然わからないだろう。これは、新たに芽生えたカルチャーを理解できていない、時代が見えないのと同じこと。笑い話ではなく「下げポヨ」なことなのだ。
答え
「校長先生」=話が長く、中身が面白くない人。
「GHQ」=連合国軍最高司令官総司令部ではなくGo Home Quicklyつまり帰宅部。
「二金」=立ち読みのこと。二宮金次郎から。
写真=付箋だらけの取説
携帯電話や家電の取り扱い説明書を開いた経験のない小生が、400ページにも及ぶ取説を熟読する羽目になるとは。
ある装置を支社に設置することになった。既存の物とはあまりにも違う操作方法に、導入前から相当数の問い合わせが寄せられた。「導入と予算には関与したが、そんな細かいことは現場でやってよ」と知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいたが、ついに逃れきれなくなり現場で説明会を開くことになった。
しかしこれが難題。昨月東京でメーカーから説明を受けていたとはいえ、そもそも小生が扱うことのない製品ゆえ、操作方法や詳細など微塵も理解しなかったのだ。
取説から重要な部分を抜粋し、Q&Aを作り、これをパワポと紙に落とす。猶予は5日間。「必殺必中仕事屋稼業」で頑張るしかないか。
携帯電話や家電の取り扱い説明書を開いた経験のない小生が、400ページにも及ぶ取説を熟読する羽目になるとは。
ある装置を支社に設置することになった。既存の物とはあまりにも違う操作方法に、導入前から相当数の問い合わせが寄せられた。「導入と予算には関与したが、そんな細かいことは現場でやってよ」と知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいたが、ついに逃れきれなくなり現場で説明会を開くことになった。
しかしこれが難題。昨月東京でメーカーから説明を受けていたとはいえ、そもそも小生が扱うことのない製品ゆえ、操作方法や詳細など微塵も理解しなかったのだ。
取説から重要な部分を抜粋し、Q&Aを作り、これをパワポと紙に落とす。猶予は5日間。「必殺必中仕事屋稼業」で頑張るしかないか。
評価=
「事実は小説より奇なり」。将来松岡洋佑の密偵になるべく幼少期から高度で特殊な教育を受けた人間の半生。アイヌであるがゆえにいわれなき幾多の迫害を受け、抹殺される寸前に松岡の力が少年を救う。大陸に渡り終戦後の言語を絶する暴虐に耐えて生き延びてこられたのは、アイデンティティつまり、逆境に耐え抜いたアイヌの血が彼を支えたのだろう。3時間ほどの映画にしても面白い。
「事実は小説より奇なり」。将来松岡洋佑の密偵になるべく幼少期から高度で特殊な教育を受けた人間の半生。アイヌであるがゆえにいわれなき幾多の迫害を受け、抹殺される寸前に松岡の力が少年を救う。大陸に渡り終戦後の言語を絶する暴虐に耐えて生き延びてこられたのは、アイデンティティつまり、逆境に耐え抜いたアイヌの血が彼を支えたのだろう。3時間ほどの映画にしても面白い。
「内政は世間の評価ほどひどかったのでしょうか」「コンクリートから人へのようなメッセージを発信したのは自民党政権ではありえないこと」「市民文化を政治に持ち込み、社会を厚くしたのは民主党政権なら」と民主党政権の3年半を高く評価するのは北大大学院の教授。山口教授が転籍され北大のシンパは根絶されたと思いきやまだご健在のようだ。最後には「10年、20年単位で党を育てていくという意識を持つことが大切です」と空恐ろしいことも。その間確実に日本そのものが消滅する。
一方反民主の評論家は、「反自民の旗だけで結集し、自民党ではない政治とはなんなのか描けていなかった」「民主党が新勢力の中核になることや政権を担う政党として生き残ることは考えにくい」と衆院選惨敗の原因をこのように分析し、党の将来を悲観視する。
さて、有権者にとって、国民にとっての「民主党政権とは何だったのか」との質問に置き換えてみると、誰でも一度は感染する「政治の麻疹」だった。と言えるのではないだろうか。パンデミックを誘発させたのは、待望論を流し世論を操作したメディア。そして、政権交代の必然性を説いた民主シンパの識者たち。
クリーンな政治を希求した有権者は55年体制に初めて拒否権を発動して細川連立内閣が発足する。その後ねじれきった政治は社会党と自民党が手を組むという禁じ手の後に、再度政権は自民に渡る。それから15年有権者はまたしても自民を否定し、民主党政権が成立した。これは免疫が有効に機能しなかったことと、麻疹の危険性を認識しない若い有権者の多くが政治に幻想を抱いてしまったその結果に他ならない。だが今回の麻疹は毒性が過去最強で、国民の多くを苦しめることになった。その分強い耐性ができあがったといえる。もうしばらくは罹患の危険性がないように思う。
一方反民主の評論家は、「反自民の旗だけで結集し、自民党ではない政治とはなんなのか描けていなかった」「民主党が新勢力の中核になることや政権を担う政党として生き残ることは考えにくい」と衆院選惨敗の原因をこのように分析し、党の将来を悲観視する。
さて、有権者にとって、国民にとっての「民主党政権とは何だったのか」との質問に置き換えてみると、誰でも一度は感染する「政治の麻疹」だった。と言えるのではないだろうか。パンデミックを誘発させたのは、待望論を流し世論を操作したメディア。そして、政権交代の必然性を説いた民主シンパの識者たち。
クリーンな政治を希求した有権者は55年体制に初めて拒否権を発動して細川連立内閣が発足する。その後ねじれきった政治は社会党と自民党が手を組むという禁じ手の後に、再度政権は自民に渡る。それから15年有権者はまたしても自民を否定し、民主党政権が成立した。これは免疫が有効に機能しなかったことと、麻疹の危険性を認識しない若い有権者の多くが政治に幻想を抱いてしまったその結果に他ならない。だが今回の麻疹は毒性が過去最強で、国民の多くを苦しめることになった。その分強い耐性ができあがったといえる。もうしばらくは罹患の危険性がないように思う。