国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

本の紹介

2014-09-29 09:04:18 | Weblog
評価=
「どでかい」「どえらい」など形容詞の前につけられる「ど」は強調する接頭語で「どでかい」は「すごく大きい」今風に言うと「超おおきんじゃない」ということになる。さてこの「ど」だが、大昔から使われていたのではない。第一次大戦中に就役したイギリス海軍の戦艦「ドレットノート」に由来する。当時としては規格外の戦力を備えたドレットノートはその後世界の標準艦となるが、同規模のものを「ド級」、それ以上の艦を「超ド級」と表現するようになった①-そうであったら面白かったのだが、「ど」の由来はどうも関西弁らしい「どえりゃ~」(これは名古屋弁)「どアホ」などから発展したらしい。残念。話は①の続き。漢字では「弩」と書かれるが、「弩」とは古代中国で使用されていた「おおゆみ」のことで、実に上手い字をあてたものだ。
アルゼンチンで発見された巨大恐竜の化石は体長26㍍、体重60トンとまさに超弩級なもので、「ドレットトータス」と命名された。もちろんドレットノートが念頭にある。これまでの巨大になると最強の肉食獣ティラノサウルスも敵ではなかったようで、ジュラ紀、森林地帯を何恐れることなく悠然と闊歩していたことだろう。恐竜については、これまでの定説を覆し、ほぼすべての恐竜に羽毛があったのではないかとの新説が支持されている。何せ6500万年以前の話、観た人間がいないことが難点だ。

菓子

2014-09-26 09:02:45 | Weblog
先日新聞記事でこの菓子が新発売されたことを知り、お袋が早速岩見沢にいる姪(小生の従姉)に送ってこさせた。「ココアとチョコチップで黒い石炭を表し、中央には燃える石炭の炎を岩見沢産のラズベリーで表現した」そうだ。買う方はあるいはそこで生活していた方、あるいは万字炭山の存在を知っている方かに限定されると思う。従って非常に少数の方になる。さて売れ行きは?

本の紹介

2014-09-22 09:07:17 | Weblog
評価=
事件後十年以上考古学会を混乱に陥らせた藤村真一の世紀のねつ造事件を題材にしたものではあるが、それを見抜けなかった日本考古学会の硬直化した体質が何によってもたらされたのか。さらに市井の考古学研究家相澤忠洋の存在。これらを丹念に紡ぎ、事件に至る必然性を暴いていく。学閥の対立、功名心、権威主義。考古学会にはびこっていたこれら膿は学者の目を曇らせ、異説を唱えるものを徹底的に排除した。
それにしても証拠となった映像はショッキングだった。毎日北海道の大スクープ。


朝日潰し

2014-09-19 08:49:09 | Weblog
これだけ短期間で報道機関の根幹である記事の信憑性が失われ、結果的に朝日新聞のみならず全新聞の信頼を失わせた罪は決して軽くはない。編集局長の更迭や社長の引責辞任だけでは済まない。
事の発端は32年前済州島で戦時慰安婦のための強制連行が行われたとする「吉田証言」を何ら検証することなく事実として報道したことに始まる。研究者からも疑義を投げかけられていたが、何ら再検証することもなかった。その間、日韓の間では賠償問題が起きたほか、反日運動まで発展したこと、国際間でもいわれなき汚名をかけられ、日本人の信頼を失墜させたことは周知のこと。日本にとってどれほどの利益が失われたか、想像に余りある。為政者の監視、批判は新聞最重要の責務だ。しかし、反政府のためだけの世論を形成、あるいは部数拡大のための記事ねつ造掲載は、イエロージャーナリズムより下等な行為で、言論機関の自殺行為と言える。池上氏のコラム掲載拒否も新聞社にとって致命的な判断ミスと言える。そもそも多様な言論を尊重することが使命の新聞社にとって、自社を批判する言説を排斥することは、ひいては自社に都合の悪い事実を抹殺するという編集方針に繋がり、マスメディアとしてありえないことなのだ。「311吉田証言」の記事はさらに拙劣だ。吉田氏の証言を丹念に拾わなくても「命令違反」には行きつくはずはない。朝日は外部の第三者機関を設置して検証する意向を明らかにし、この記事に至った背景はそれまで待たなければならないが、センセーショナルを狙った虚報との一部見方もある。
さて一連の不祥事を受けて活気づいたのがある全国紙。関東で数百万枚の朝日を糾弾するチラシを各戸配布し、切り崩しと落穂ひろいを始めている。左翼擁護報道に走り自壊の可能性のある新聞社と、紙面で闘うことをせず土台崩しに狂奔する新聞社。読者が新聞に見切りをつけることになるとは考えないのだろうか。

本の紹介

2014-09-16 09:07:42 | Weblog
評価=
カバーは増田俊也著「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」と酷似している。いや失礼だった。初版は前田光世の生涯を描いたこの「不敗の格闘王…」の方がはるかに古く、パクッタとしたらむしろ前者の方だった。さて、それぞれの闘いを克明に記したこの手の本とは違い、国士としての前田の生き方に重きを置く構成になっているため、格闘技フリークは物足りないと思うだろうが、明治生まれの男の気概は感じてもらえるはずだ。

エリアメール

2014-09-12 09:18:40 | Weblog
利尻島や広島県での災害と同じ轍は踏めない、わずかであっても市民を危険に晒すわけにはいかないとのことだろうが、札幌市内34万世帯約70万人に避難勧告を発令する必要があったのだろうか。そもそも最終的に70万人を収容できる施設が用意できたのだろうか。行政としては致し方ない判断で非難できるものではないが、なだらかな丘陵地にある拙宅は、浸水やがけ崩れの心配が全くない地区で、避難勧告も出されていない。にもかかわらず、早朝3時過ぎからエリアメールが鳴りっぱなし。寝られたものではない。80過ぎの母も同じく、長時間着信音と格闘していた。対象地区以外には送信されない手はないのだろうか。今後の課題としてぜひ検討してほしいものだ。
さて8時過ぎ、地下鉄のホームで電車待ちをしている数百人の携帯メールの着信音が一斉に鳴りだし、構内に響き渡った時は壮観で「おっと」と思った。不揃いなメロディと、それゆえの力強さは、どこか素人が大人数で歌う第九のようだった。不謹慎でした…。

蛾その後

2014-09-10 09:22:15 | Weblog
                                 (写真=こいつです)

 先日野趣あふれる夜の練習場での出来事を記した。その続編であるが、気温が下がり始めるとその途端に、夜の蝶ならぬ夜の蛾は姿を消し、秋の虫が逝く秋を惜しむかのように可憐な声で鳴き始める(そういえば先週の民放で、「虫の声を音楽として認識できるのは、日本人とポリネシア人」とあったが、昔日本人とギリシャ人というようなことを聞いた記憶があるが)。そんな情緒ある夜をかき乱す乱暴者が突然出現する。甲虫類か、いやバッタ目になるのか。黒い装甲をつけたバッタを想像していただきたい。それがとにかくかなりの飛翔速度であたりを飛び回り、時に蛾と同じく体にぶつかってくる。あまりの痛さに、クラブを振り回し墜とそうとしても、小生の動体視力と瞬発力では坂井三郎のようにはいかない。
 あとシーズンも残すところ二月、少しでも納得できるラウンドを増やすためにも、虫と格闘しながらがんばりますか。

本の紹介

2014-09-08 09:06:12 | Weblog
評価=
第一次世界大戦勃発から今年でちょうど100年。セルビア事件に端を発した大戦はその後両陣営とも、休戦の機会を失い、文字通り塹壕戦となる泥沼の闘いへと発展し、4年後やっと終結した。その間900万人以上の兵士が死亡する、有史以来最大の犠牲者を出した戦争になった。大戦の賠償などを取り決めたベルサイユ条約がドイツ経済の疲弊と民衆の反発を招き第二次世界大戦につながったというステレオタイプの解釈も最近見直されてきているようだ。当時ヨーロッパの火薬庫と言われたバルカン半島。ウクライナがそうならないとは思うが。

危険運転致死傷罪

2014-09-05 09:04:49 | Weblog
1999年、東名高速道路で大型トレーラーが乗用車に追突し、炎上した乗用車後部座席に乗っていた幼い姉妹が焼死する交通事故が発生した。現行犯逮捕されたトレーラーの運転手は事故当時昼間だったにもかかわらず飲酒運転だったことが分かり、飲酒運転の蔓延が社会に衝撃を与えた。運転手は裁判の結果、業務上過失致死傷罪で4年の実刑が確定した。飲酒運転が原因でこれだけ大きな事故を起こしたにもかかわらず、あまりにも短い刑期が社会問題になり、旧法を厳罰化した「自動車運転過失致死傷罪」「危険運転致死傷罪」が施行されることになった。だが、京都で通学路を歩いていた妊婦と女児等を死傷させた交通事故では、検察が適用範囲の狭い危険運転致死傷罪での立件を見送ったため、今年5月新設法「自動車運転私傷行為処罰法」が施行されたばかりだった。
海の家などで12時間にもわたり酒を飲んだ被告は、自分の車を運転しコンビニに買い物に行く途中4人をはね3人を死亡させた。3人はほぼ即死状態だった。このような悪質な事故の加害者に重罪を課す目的で施行された「自動車運転…法」であったが、今回も検察は同法での起訴を見送った。「過失運転致死傷罪」と「ひき逃げ(道交法)」と併合罪で最高刑は「危険運転致死傷罪」の新類型と同じ懲役15年になり、さらに今回は判決の7割相場ではなくほぼ満額回答になる見込みのため、検察も適用範囲のボーダーにある「危険…罪」での起訴を断念したものと思われる。だが、小樽の事故から日をおかず石狩市内で発生した飲酒が原因の事故では、死者が出なかったにもかかわらず「危険…罪」で加害者を起訴している。遺族が納得できないのはもっともなことだ。
笑い話だが飲酒運転時警察に止められても「酔っていないから大丈夫」で済んだ時代もあったようだ。今はもちろん笑い話では済まされない。飲酒運転で事故を起こした場合は刑事責任や民事責任、さらに社会的制裁も覚悟しなくてはならない。飲酒運転事故の場合、加害者も被害者もないといわれる所以だ。
来週は安全運転管理者に課せられている年に一度の法定講習、今年で7年目だ。こんな話も諳んじられるようになった。皆さんお気を付けください。

引退

2014-09-03 08:51:34 | Weblog
昨年こそ不振にあえいだが、ひざの手術後出場回数が増えるにつれ打率も急上昇、やはりファイターズにはなくてはならない選手と存在感を見せつけていた。だが以前のような右中間をきれいに割るライナー性のヒットや、レフト方向への強いあたりは見られなくなったのも事実。でもまだ十分やれる、来年もスタメンを獲得する実力は存分にあったはずだ。しかしこのスポーツを極めた選手が引退を決めたには相当な、我々一ファンなど想像もつかない理由があるのだろう。我々に立ち入る余地はない、決断は尊重されなくてはならない。
 稲葉選手を語るうえで欠かせないエピソードがある。2005年ヤクルトからFA宣言した時のこと、メジャーを含めどの球団からもオファーがなく、進退窮まった際に唯一声をかけたのが日ハムで、その恩義に応え「ファイターズに拾ってもらった。(だから)骨を埋める」と常日頃語っていた。高年棒や在京人気球団の魅力、引退後放送関連の職に就くためなどいとも簡単に球団を去っていく選手が多い中で(あいつはそうだが、鶴岡は違う)、稲葉選手の姿勢は崇高に映った。本来そうであるべきなのだが。
野球に対する真摯な姿勢、そしてファイターズ愛。誰が引き継がねばならないのか。当人が一番自覚しているはず。今日のゲームで表してくれることだろう。

本の紹介

2014-09-01 09:09:21 | Weblog
評価=
山地悠紀夫は金属バットで母親を撲殺しながら興奮し射精している。第二の犯行の際にも女性を強姦しながらナイフで胸をえぐっている。東京渋谷で少女が2歳児を絞殺した事件で、加害者は「苦しんでいる顔の写真を見ると、エクスタシーを感じてテンションが上がる」と供述しているという。この事件も、被害者の返り血を舐めて興奮を覚えている。いわば、性的倒錯者たちにはどのような抑止材料も効果はない。脳が快楽を求める本能がある限り理性は片隅に追いやられるということではないだろうか。さてその少年はすでに釈放され、決して事件の加害者と特定されない方法で普通の生活を送っている。胸奥にある狂気を隠して。(豪雨被害取材のため礼文島に行った同僚に現物を貸したため、写真はデータから)