国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

本の紹介

2011-05-30 09:16:30 | Weblog
評価=
進化の移行化石の発見がここまで進んでいたとは。新たな発見は、新聞やテレビなどで断片的に報道されるるが、その扱いは決して大きなものではない。したがって、この分野にあまり興味のない方には、教科書等の知識から依然として深化していのかもしれない。特に創造論者たちが心のよりどころにする「ミッシングリンク」は80年以降、各生物の進化過程で発見、確認されている。その確固たる証拠を突きつけられれば、原理主義者はもとより、園児でも理解しないわけにはいかない。著者は反進化論者を論駁後、終章で問題の核心に迫る。
それでも納得できない方は、7月2日から北翔クロテックで開催される「地球最古の恐竜展」をご覧くだされば一目瞭然。一般1300円、弊社が共同主催していますが、小生の名前を出しても安くはなりません。あしからず。

国旗と国歌

2011-05-27 09:07:32 | Weblog
大阪府議会最大会派「大阪維新の会」が、議長に提出した「学校行事で教員に国歌斉唱時の起立と斉唱義務」条例に続き、これに従わなかった場合、免職を含む懲罰処分の条例案提出の動きを見せている。これに社説で「同会のマニフェストには何も書いていない」「殺伐とした空気のしわ寄せを受けるのは子どもたちである」と早速断固反対を主張したのは、国旗、国歌問題を1丁目1番地とする朝日。他社に後れを取るわけにはいかない。桜井よし子さんは「法令によって強制するのはおかしなことではある」としながらも「しかし、教育現場で日の丸・君が代について教えることに反対する教職員がいるのであれば、条例によって起立や斉唱を義務化することもやむを得ないだろう」と維新の会に一定の理解を示した。民族問題や国家感も希薄だった道内の状況だが、今春の入学式で教職員が起立しなかったケースは激減したそうだ。ちょうど10年前、式典で掲揚した国旗を教員が持ち去った事件があったが、小林千代美の選挙違反問題ですっかり牙を抜かれてしまったのか。国歌を「君が代」国旗を「日の丸」とする国家国旗法は96年小渕内閣の時に施行された。その時に反対票を投じた管首相は今や国旗に深々と首を垂れる。村山首相は自衛隊の観閲式にも出席した。上がそうなのだ。教職員組合も考えなきゃ。

勝君

2011-05-25 09:12:20 | Weblog
「運が悪かった」では納得できないだろう。5試合連続で打線からの援護が全く受けられずに5敗目を喫した。その間の防御率は1.88、堂々たる数字だ。一昨日の試合も要所を締め2点に抑えたが、野手は横浜と同じ5安打ながら拙攻に次ぐ拙攻で点をもぎ取ることができなかった。ベンチ内で平静を装う勝の姿が放映されたが、どこかで見たような…そう、好投するも勝ちに見放され、不本意な成績に終わった昨年のダルビッシュと全く同じではないか。「勝君よ悲観することなかれ」勝負事はちょっとしたことで真逆に潮が流れる。泰然自若としていれば結果はついてくるはず。だが、傲慢な小生がその立場ならこう言う「打つのが仕事だろう。それで飯食ってるんだろう、ボケ!来季の年棒どうするんや!」。やっぱりチームスポーツには向かない性格だな。

本の紹介

2011-05-23 09:13:28 | Weblog
評価=☆☆☆★★
最近の会見で印象に残っているのは原発事故対応での枝野官房長官。初期対応の遅れが判明した今となっては評価が下落したが、当時誠実に質問に答える姿は国民から多くの支持を集めた。その頃ネットではこんな川柳も「枝野寝ろ、石原黙れ、管起きろ」そして下の句が返された。「やっぱり起きるな、管寝てろ」。痛烈だが見事的を射ている。もう1例、ユッケによる食中毒事件で会見に応じた焼き肉チェーン店社長の態度に違和感を感じた方も多かったのでは。ほぼ逆切れに近い1回目の会見から、手のひらを返したような土下座。裏返る声で謝罪を繰り返す姿に背筋が寒くなった。対照的に真摯な謝罪で、マスコミから処断されなかったケースもある。酒井法子やSMAPの草薙氏もはその典型。いずれにせよ、日本人なら殊勝でなければ許されないということ。

イノブタカレー

2011-05-20 09:06:13 | Weblog
淡路島の特産品といえば、ミカンや海産物を思い出すが、イノブタの生産量が全国一を誇っている。四国、近畿地方では一般的に食卓に上る。馬肉の大量消費地が限定されるように、各食肉文化偏在化の典型のようだ。さて、北海道ではあまり手に入らないイノブタの肉約2キロを取材先で頂き、早速職場でカレーに。肉の味を楽しむため、他の具は一切入れなかった。豚肉の味を残しながら、野性味ある独特の香りを放ち、野趣あふれる絶品に。二人分ほど残っています。試してみたい方は職場まで。

SCB

2011-05-18 09:10:57 | Weblog
庶民は江戸後期まで、男女とも、家の中や庭では上半身裸だった。日本の夏を乗り切るには合理的な習慣なのだろう。そもそも高温多湿で、しかも昨今ではヒートアイランド現象で連日酷暑日になる本州の夏に、冷涼な英国で普及したネクタイを着用することなど自殺行為に近い。ばかばかしい限りだった。さて、政府は福島第一、浜岡原発停止に伴う電力不足の対応として、定着したクールビズをより一層軽装化させたスーパークールビズ=SCBの導入を表明した。各企業にも協力理解を求めるが、6月から霞が関が先行するようだ。今年はTシャツやアロハシャツ、Gパンやサンダルの使用が許される。残念ながら山下清のファッションは不可、ランニングと短パンは認められていない。不思議なことに、以前から女性には規定がないそうだ。一定程度以上の肌の露出を政府が推奨、それに応え、お国の非常時にまさに一肌脱いでくれれば、節電効果もさることながら、職場の高揚、作業効率アップ、営業担当に抜擢すれば受注額激増、ひいては少子化対策にもつながる。つながらないな。

本の紹介

2011-05-16 09:13:38 | Weblog
評価=☆☆☆☆★
全体の約7割がプロローグといった構成。それでも苛立ちを感じないのは、上品な笑いがちりばめられていることと、結論に向かって徐々に引き込んでいく卓越した文章のためだろう。さて、翼竜が羽ばたき空を自由に飛ぶには、推定される体重はあまりに軽すぎる。翼を動かず筋肉が少なすぎるのだ。しかし、羽ばたかせる筋力を前提に体重推定するとあまりのメタボな体になってしまう。翼竜の飛翔、そして巨大恐竜歩行の謎。いずれも重力加速度が現在より小さければ解決される。しかし、そんなうまい話はないわな~。

想定

2011-05-13 09:07:57 | Weblog
重要な会議、特に労使交渉の際には、想定問答を用意するのが一般的。資料に盛り込めなかったり、言わずもがなの部分、また、あえて突っ込みどころを作り討論を白熱させる演出も行う。二、三人が目を通すと大方ミスのないものができあがるが、時に思いもよらない質問で苦しむことがある。今回の震災で常套句として使われたのが「想定外」。想定外の巨大地震。想定外の津波の波高。想定外の電源喪失。写真は想定範囲を大きく上回った津波により破壊された「津波の危険を伝える標識」。何と皮肉なことか。今後30年以内で東海地方を震源とする巨大地震が起こる確率は約90%。想定内であれば浜岡原発を停止させることは必然。経済界がなんと言おうと。「想定の範囲内」と表現したのは堀江貴文元ライブドア社長。先日最高裁で控訴棄却され近く収監が決まった。検察が事件を肥大化させるとは想定外だったのだろう。想定とは個々人の歴史や知識に依拠する。比較される貞観地震でさえ1000年ほど。それが数千年のスケールになれば…「真理は涯底あることなし、人知は反って窮極するところあり」=清沢満之。人間の想定とは所詮そんなもの。

GW

2011-05-11 09:03:25 | Weblog
夢のようなGWもあっという間に過ぎ去ってしまった。来週もGWだったら、来年が待ち遠しいなんて呆けたことを言っている場合ではない。福島第一では炉の安定化に不眠不休の態勢で挑んでいる。そしてそのほとんどが、協力企業といわれる、下請けや孫請けの作業員の皆さんたち。頭が下がる。東京電力社員も連日行われる記者会見で休みどころではない。しかも今回は民主党が掲げる「会見のオープン化」により、さまざまなメディアや団体が押しかけ、明らかに的を外した質問や、場違いな罵声怒声が飛び交い、さながら低民度の市民裁判の様相。さて、過去に視聴者が嫌悪した会見として有名なのは、2000年雪印集団食中毒事件で社長が「寝ていないんだ」と会見を打ち切ろうとしたことに「こっちだって寝ていないんだ…」と記者がヒステリックに叫んだシーンと、福知山脱線事件では状況説明するJR社員に「あんたらもうええわ、社長呼んで」といった場面が思い浮かぶ。会見の教育を受けた新聞社やテレビの記者でさえこの有様なら、勘違いした輩の発言は推して知るべしだろう。そもそも記者も似非記者であっても真実を大衆に届ける装置であり、特に一部大衆の代弁者ではありえない。高圧的な姿勢など決して取れないことを自覚するべきだ。

本の紹介

2011-05-09 09:09:05 | Weblog
評価=☆☆☆★★
「波長の合う作家」はいる。吉村昭もその一人。多分、センテンスの奏でるメロディーが小生のそれと同調するからなのだろう。「破獄」「天狗騒乱」「生麦事件」も一気に引き込まれていったし、この本のもとになる「戦艦武蔵」も数行読んだだけですでに心は長崎港にあった。この本は映画に例えるなら「メーキング」もの。しかし、侮れるものではない。むしろ、書く衝動となった背景を余すことなく書かれている点は、「戦艦武蔵」とセットとして読まなければ完結しないものとさえ思う。

鯉のぼり

2011-05-06 12:01:11 | Weblog
この季節観光地や企業などでたくさんの鯉のぼりを上げるイベントが定着したようだ。四万十川の川渡しはとくに有名だが、札幌定山渓温泉でも対岸に渡したロープに結ばれた約250匹の鯉のぼりが悠々と泳ぐ。小生の自宅の近くでも、重機に取り付けられた鯉のぼりが住民の目を癒してくれている。本来は「男子の出世」を願った行事だったが、今や元気を与える象徴に変わってきたようだ。さて、下写真は岩手県の避難所に揚げられた鯉のぼり(5月4日)。ここにも多くの子供たちの暮らしがある。元気の素になってくれることを祈りたい。

本の紹介

2011-05-02 08:28:22 | Weblog
評価=☆☆☆★★
20年ほど前だったか「空想科学読本」は面白かった記憶がある。ウルトラマンや仮面ライダーの必殺技を科学的に突き詰めるとありえないことで、自傷行為、自殺行為だと。純真無垢な子供たちが泣き出してしまいそうな内容。この本はその法律版で、「ジャミラ」は怪物状態にあるが、某国の宇宙飛行士であり、それを殺してしまったのだから、「殺人罪で起訴できるのではないか」「いや、その前に破壊行動があるため正当防衛が成立するのでは」。ウルトラマンは怪獣を追跡中、ビートル機と衝突し、結果ハヤタ隊員が死んでしまった。この場合は「業務上過失致死」に問えるのではないか―と現役の弁護士が、ヒーローたちが現行法に抵触していなかったかを検証する。まぁ奇天烈本だが、通勤途中にたまに読むには許せるかな。