国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

本の紹介

2008-02-28 19:40:18 | Weblog
「白紙は白紙、鳥は鳥、線香紙は線香紙…」。屑屋が集めたごみをより分け再商品化する過程の描写、落語「天下一浮かれの屑屋」の一節。江戸期にはこのように物資の循環が高度に完成されていた社会だった。たとえ屑紙といえども再度漉かれ商品として流通した。陶器が割れても焼き接ぎして使用した。排泄物は重要な肥料として高額で取引された。社会そのものが木と紙で作られていたため、再利用されないものは燃やされこれも肥料となる。それが崩壊したのは明治に入ってから。急速に発展した工業化によりものが溢れ、さまざまなものがゴミと化していった。しかし当時一人当たり一日の排出量は約300グラム、ところが現在では約1,200グラムまでふくらんでいる。そしてその6割までがプラスチックゴミだ。話は飛ぶ。昔給与は上司から現金で手渡しされた。それがいつの間にか振込みになり、明細だけ渡されるようになった。これによって父親の威厳が極端に下がったことは間違いない。ところが小生の職場では春からエコ対策、資源の有効利用の観点から、会社が管理するwebで確認するだけでペーパーは頂けないことになってしまった。給与はオートマチックで通帳へ振り込まれる。そこに小生が関与する隙もない。家庭でゴミ扱いされないか心配な春。無理やりでしたか。

メディア

2008-02-25 07:33:01 | Weblog
旭川道場が旭川のベアーズマガジンというメディアの取材を受けて、ネット上に掲載されています。下記に移動し左上の案内、「空手に通う」からお入りください。当日練習に来られた生徒さんは少ないようですが、稽古の模様を見ることができます。掲載期間は約2ヶ月。現在の動画はバージョン1。約一ヵ月後にバージョン2を見ることができるそうです。
http://www.bear-mag.com/

珍味

2008-02-23 15:04:29 | Weblog
             (写真=前列の白いものが血管)

初めてウニやなまこを食べた人類は興味本位ではなく、飢餓のためだろうということは容易に推測がつく。誰もすき好んであんなものを食べようとは思うまい。旨さは偶然だった。同じようにイソギンチャクも食べたはずだが、こちらはどうやっても食えなかったようだ。蜂やイナゴを食する習慣もたんぱく質摂取のため他に選択肢がなかったためだろう。でも時代が違う。先日職場の連中と行った焼肉屋で出されたのは牛の血管。「これを出している店は札幌にはないはず」と希少性をアッピールする店主。ミノやハツなどの商品名は付いておらずただの血管なのだそうだ。さて味は…コリコリとした食感、ただそれだけ。話題づくりにはこのように一役買ったが、イソギンチャクと同じ運命をたどることは間違いない。


本の紹介

2008-02-21 15:30:26 | Weblog
本の装訂といえば最近特に脚光を浴びる機会が増えたように思う。半年ほど前だったかNHKで装訂家重原隆氏の特集が放映されていたが、確かに平積みされた中でいかに衆目を集めるかで売れ行きが大きく左右する。この本を手に取ったときあまりのチープさに驚かされた。時代錯誤の感も。出版元は高知新聞社。小泉三申と幸徳秋水とのやり取りだが、残念だが中身もチープ。

緊張

2008-02-18 07:50:01 | Weblog
 ゴルフほど緊張を強いられ、プレーに影響を与えるスポーツはないのではないか。サッカーや野球でも相応の緊張感はあるものの、ひとつの動作時間が長いためやがて筋肉は弛緩していく。ところがゴルフの一動作、つまりスイングは1秒ほど。弛む暇などない。以前の任地で開催されていた道北オープン。トップアマが挑む大会だが、歴戦のつわものたちもティーグラウンドではプレッシャーから逃れることはできない。明らかに声が上ずっている、ギャラリーからも膝が震えていることが分かるプレーヤーまでいる。US.LPGA初参戦となる上田桃子選手が一日目の第一打を打つ際に、素振りをいていないばかりか、後で聞くとそのことさえ記憶にないというのだ。スイングは毎回同じ手順を踏む。まずは素振り、次にボールの後方から狙いを確認、アドレスに入り始動する。個人差はあるがほぼこのような流れになる。ルーチンワークといわれる。それは上記の緊張を少しでも軽減するため不可欠な動作、忘れることなど本来ありえない、ましてプロなら。昨年国内ぶっちぎりで賞金女王に輝いた彼女でさえ、重圧に押しつぶされてしまったかのように見えた。スタートホールで左に曲げてボギーとしたものの、その後持ちこたえ初日は1アンダーにまとめた。二日目は圧巻、8バーディを奪い首位と一打差の三位に食い込んだ。その姿は初日に見られた体の強張りも消えていた。最終日一時はトップに並んだが後半スコアを崩し5位に終わったものの初陣としては非難される内容ではない。緊張をうまくコントロールできた結果なのだろう。緊張が起こるメカニズムはホルモンの分泌によるそうだ。本来敵と戦う際に血流を増加させ、素早い行動や的確な判断を行うための生理的な現象。したがってスポーツなどの際にはプラスに作用するはずだが、負のイメージが先行すると過剰に反応し手の震えや思考の混濁など悪影響が起こる。欧米のツアープロたちはかなり以前からこれを克服するため、積極的に精神科医のメンタルトレーニングを採用している。良い結果をイメージしたとえ失敗したとしても、それを引きずらないというもの。フィジカルやテクニカルな面では高度な域に達している日本のゴルフではあるが、常にトップで戦うとなればメンタル面の充足とケアが必要になる。これを協会などが主導し組織的に行うことができれば常勝日本となる日も近い。

降りも降ったり

2008-02-16 17:00:18 | Weblog
昨夜小生が帰宅した12時過ぎ、路面にはすでに10㌢ほどの積雪があった。薄っすらとといった量ではない。除雪のブルに何度か起こされ、仕方がなくベッドを出た朝8時ころには30㌢に達していた。その後間断なく降る雪は朝投げたにもかかわらず、11時ころにはさらに20㌢も積もっていた。札幌気象台は札幌市内で16㌢の降雪と発表しているが、札幌を中心としたすべての高速道路が不通、JRや航空機の運休や欠航も相次いでいるため、自宅のある地域が特異でもなさそうだ。もう二月の中を過ぎている。何か不満でもあるのか。
 5年ほど前から始まった民間による排雪。愛知本部の方にはご理解できないだろうが、重機による道路の除雪、幹線道路の排雪は行われるが、家の前などの生活道路は町内会と市による排雪は年に一度しか行われない。したがってその間降った雪は、道路の両側にうず高く積まれていき道路を圧迫する。車がすれ違えることはない。これに目を付けたのが冬場に需要が激減する土木会社、公共事業の削減も産業として成り立たせる要因だった。年末から週に一度のペース、計10回ほどで料金は一軒25,000円。先細りする土木企業の大きな収入源となった。すきま産業とも言える、見事な着眼点だ。こちらとしても決して安い金額ではないが、車の出し入れのためにも契約せざるを得ない。また近所の手前、我が家だけやらないわけにもいかない。それも来週で終了。今年の残量がまだあるはず。もったいぶらずにその間に降っていただけないものか。


本の紹介

2008-02-14 18:54:38 | Weblog
壮大な歴史のロマン、ミステリーを堪能できる本。版図を最大限に拡大したモンゴル。地図の西端はアフリカ大陸、さらに喜望峰まで及ぶ。一方で独自性を展開する朝鮮。地図一枚にさまざまな情報が組み込まれている。そしてなぜ日本に渡ったのか。だが登場人物が多岐にわたり堪能するにはかなりの読解力が必要。小生の頭の中には情報量の数%しか残っていない。さて交流大会の締め切りが迫っています。出場される生徒さんは早めに連絡を。

中田

2008-02-10 12:12:30 | Weblog
紅白戦では散々な結果に終わったが、評価は高まる一方だ。ヘッドスピードの速さは各チームの主力級に匹敵するそうだ。なかでもフリー打撃で見せたバックスクリーン頂上にぶち当てた推定飛距離150㍍の場外弾には報道陣も度肝を抜かれたようだ。素質は清原、松井以上、30年に一人の逸材とも。注目の阪神との対外試合はまもなくプレーボール。守備は目を瞑る。

鍼灸院

2008-02-10 08:13:37 | Weblog
                    (写真=腕に刺された鍼)
危ない写真ではない。急に首が回らなくなってしまった。借金が原因でも、誰かの呪いでもないと思う。清貧に慎ましやかに暮らしているため。早速20年以上お世話になっている鍼灸院での治療となった。まず鍼を打ち、電気をかけ、お灸の後さらに鍼のフルコースでかなり改善されたが、今度は右足脹脛の肉離れの再発、それと足の突き指。先生には「年齢に見合った運動を、それ以上は体に毒」と忠告を頂戴するが、子供たちの成長は身を切らせるしか計ることができない。とは言ってもやはりローキックパンツを履かなくてはならない年齢なのか。

本の紹介

2008-02-07 07:44:08 | Weblog
小生の子供のころ読んでいたマンガはすでに完熟期を迎えていたのだろう。「明日のジョー」「巨人の星」などストーリー、コマ割り、あるいは文章として読んでも完成されていた。同時期手塚治虫、白戸三平、山上たつひこなど社会問題や哲学的切り口により表現した作品もある。小説に感銘を受けることはなくとも、これらに多大な影響を与えられた世代でもある。小生もたぶんコアの部分で「真っ白な灰」が詰まっているのだろう。昭和40年代後半から50年代前半にかけてジャズ喫茶、小田実や本多勝一などの社会派作家の作品の隣には必ずこれらのマンガが置かれていた。客のほとんどが高校や大学生であり、彼から絶大な支持を得ていたことが窺える。この本の時代はそれより若干遡る。日本マンガの揺籃期とも言える頃。手塚治虫と袂を分かったある天才の話。興味のある方はどうぞ。

有田よちばれよ

2008-02-05 07:18:56 | Weblog
フジテレビ「笑っていいとも」の前身「笑ってる場合ですよ」でくだらない話を延々としていたタレントの田中康夫に業を煮やしタケシが、そばにあった椅子を思い切り投げつけた。生放送なので編集もできない、今で言う放送事故だ。しかし当時田中氏はそんなキャラだった。その後阪神大震災のボランティアを経て長野県知事、新党日本に至る。東国原知事はいまだに驚異的な高支持を県民から得ている。氏も以前はお笑いタレント。先日民主が推薦した候補に倍近い得票差をつけて圧勝した橋下氏は、弁護士の肩書きを持つものの事実上タレントだ。お笑いコンビが地元知事選に出馬するというジョークを描いた焼酎のCMが選管からクレームがつき放送自粛の結末。メーカーには視聴者から「不謹慎」だとの批判の電話もあったと聞く。現在の選挙を風刺した面白いCMだと見ていたので残念。選管もそこまで神経質になることもあるまい。かたや小中高校生を対象に「今の総理大臣は誰か」との質問に小泉、福田、安倍のあとに(爆笑問題の)太田と続いたそうだ。こちらはジョークなのかは不明とのこと。

コストコ

2008-02-03 15:07:19 | Weblog
札幌でも郊外の巨大店舗でのまとめ買いが当たり前だ。しかし一度に買うにも限界があろう。先月末清田地区に店舗を開いた米資本の「コストコ」。期待して訪れたの多くの客を戸惑わせたのは1パックあたりの量の多さ。肉のパックは最小でも1キロ、牛乳は3本、卵はなんと60個。惣菜も巨大。試しにシーザーサラダを買ってみたが洗面器のような大きさのパックに入り、食べきるまで3日もかかった。一方で市内のスパーでは商品の「小型化」がさらに進む。4分割されているレタスやキャベツ。二人前用にすでにカットされているカレーの野菜。核家族化や一人住まいにために考案され定着したものだ。二極化はこれからも進んでいくと思われるが、その中で昔ながらの対面販売が減っていくのがなんとも寂しい。