国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

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2016-08-31 09:09:38 | Weblog
「感動ポルノ」とはよく言ったものだと思う。視聴者に「これでもか」と感動の波状を攻撃をかけ落とす手法はあの番組が始まって以来の常套手段になっている。それまで一度も努力の場さえ与えられなかったような本人が努力の尊さに覚醒する、以降力強く前向きに生きていこうとする。自責の念にかられていた家族がそれを見守る。涙を拭くことも忘れ声援を送る芸能人、琴線にぐいぐい切り込む曲。多くの視聴者はこれら執拗は攻撃によってついに落涙する。「また始まったか」と嫌悪感に襲われ思わずチャンネルを変える。これが毎年の恒例行事。辟易していたところだった。
よくぞ言ったNHK。賛辞を送りたい。これ以降の番組作りが恐ろしく難しくなると思うが。

本の紹介

2016-08-29 09:09:51 | Weblog
評価=
文庫本でも700ページに迫ると読み応え十分。後半は同じく吉村昭「ポーツマスの風」と重複する部分も多いが、それでも一貫した歴史の流れの中では省略することはできない。ロジェントウエンスキー長官から指揮権を委ねられたネボガトフ提督が一度の交戦もなく白旗を掲げたと思い込んでいたが、数時の戦闘ののち降伏。「残念ですがネボガトフ提督…」秋山真之演じる本木雅弘の声が甦る。それにしてもロジェ、ネボガトフ、ステッセルの運命は過酷すぎる。

11.5

2016-08-25 09:11:59 | Weblog
 首位を独走するホークスとファイターズとのゲーム差は最大11.5ゲームあった。プロ野球史上10ゲーム以上離されてそれを逆転して優勝したケースは4度だけ、きわめて少ないそうだ。われわれ道民も、応援するとは言いながらも「今年も銭をかけたチームが優勝するのか」とあきらめムードが漂っていた。よほどの神風でも吹かない限り優勝は無理だと感じていた。
 ところが、その神風が吹いた。けがで戦線を離脱していた岡大海が復帰した途端15連勝の球団記録を塗り替える快進撃。さらに指のまめが潰れたことが原因で打者に専任させた大谷の存在感が絶大だった。外角球をいともたやすくレフトスタンドまで運ぶ破壊力を前に相手投手は唯一インローの変化球でしか勝負できなくなった。だがそれも少しでもコントロールを間違えると上手く腕をたたんで2遊間に強烈なゴロヒットを打つ。打率は規定打席達していないが3割4分を超える、手が付けられない状態だ。3割に乗せた西川、1軍復帰した石井の存在も大きい。流れは完全にハムに傾いた。それを象徴するようなゲームが8月23日ホークス対イーグルス戦だった。イーグルス0アウト1塁、銀次の打球はショート正面、難なく643のダブルプレーで終わるところだった。ところが、2塁盗塁対応のためダイヤモンドの内側にいた塁審の足に打球がぶつかるアクシデント。ゲッツーでチェンジのはずが打者走者とも生き残る結果になった。信じられないプレーはさらに続く4番ウイラーの打球はサード松田のほぼ正面。これを何と右足にぶつけるミス、ボールが三塁側ファールグランドに点々と転がる間にイーグルスが先取点を奪取した。その後同点にされたが、9回絶対的守護神サファテが島内のピッチャーゴロに足が躓き転倒、決勝点を献上することになった。プロ野球を長く観ているがこんな予期しないプレーが1試合に3度も起こることなど見たことはない。潮目なのではないかと感じた次第、時に優勝するチームには信じられないような幸運が訪れる。確信した。

本の紹介

2016-08-22 09:08:53 | Weblog
評価=
い33の沈没事故で多くの搭乗員は酸欠により死亡した。最も苛烈な死だったことは想像に難くない。みな一様にベットの上であたかも生きている姿ごとく9年後に発見された。酸素の消費量を最小にとどめるために臥してひたすら救出を待っていたのだろう。一人として取り乱すことなく。しかし収容された遺体は驚くほどの速さで腐敗を始める。9年間の緊張が一気に解かれていったの如く。

本の紹介

2016-08-08 09:13:14 | Weblog
評価=
やたらと忙しい繁忙期に突入したようだ。10月から11月にかけて業務使用するあるものを購入するため約6000万円分の交渉やら見積もり、稟議などに忙殺されている。いずれもお盆休み前までに片づけなければならないため青色吐息の毎日。そんなこんなで本の紹介しかアップできない状態、ご勘弁を。
いや、面白かった。人間の探究心はいかなる障害があろうと前進するように作られているのだろう。特に幸吉の場合はその力が尋常ではなかったということ。命を賭す行動はその結末がどのようなことになろうともやらずにいられない。そういうことだろ。