国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

本の紹介

2007-11-29 20:18:49 | Weblog
最終巻発売前にフライングで読んでしまった。辛抱がたりまへんな。トオリル・ハンを破り盟友ジャムカも殺害、ついに全モンゴルを手中に収めた。当時は氏族を中心として軍を形成していたが、チンギス・ハンはこれを無視し多国籍軍を編制。有能な人材は弱小民族出身でであっても重要なポストにつけた。この政策によって能力本位の組織にした。さてこれからは西方制覇。ウラジオストックとは逆の発想。

年賀状

2007-11-26 07:12:59 | Weblog
今年も年賀状を書かねばならない季節になった。因習とも思うのだが、疎遠になっても年に一度の近況報告を頂くことは嬉しいものだ。ところでJPに移行し、組織が意識変化を果たしたのか年賀状商戦に積極的に乗り出してきている。斬新なイラストやディズニーのキャラクターのプリント、差出人、文面印刷までも。昨年までも行われていたようだが、今年は社員が戸別訪問し明らかに熱の入れようが違う。これまで郵政ははがきの販売が主、大手プリント会社などがその後の加工と棲み分けができていたが参入で一気に市場が変化した。実はしわ寄せを食ったのが中小の印刷工場。PCの普及により自宅で簡単に作られるようになり、またネットで送るため需要は激減したが、ここにきて一気にマイナスに加速した。友人が経営する印刷工場も四苦八苦の様子だ。「民にできるものは民へ」の論法だったが、結果民から仕事を奪うことになろうとは。


歓喜の渦

2007-11-24 15:36:18 | Weblog
「吹雪」でも不思議でなかったように、道内はここ数日すっぽりと「寒気」に覆われていた。例年雪が少ない噴火湾の八雲町で積雪量50㌢を記録、朱鞠内では60㌢を超えた。しかし天佑か札幌は気温が上がり「紙吹雪」が舞った。大通り、駅前通は「歓喜」の渦。沿道の観客は昨年とまではいかなかったが8万人を超えたとのこと。NHKを含め各局は生放送で伝えたが、残念だったのはUHB。上品とは思えないリポーターはただ騒ぎに加わっているだけ。別スタジオの芸能人も下らないコメントの連続。芸能人絶対主義はフジの悪影響なのか。さすがだったのはSTV、日ハムOBをポイントに配し、ヒルマン監督がオープンカーから降り大沢親分に駆け寄る姿を引き出した。完全なる勝利。写真は今回も先導役を果たしたぶんぶん号だが、昨年同様一度もTVに映されることはなかった。運転した部員にはハムのユニフォームまで着せているのに。残念残念。



本の紹介

2007-11-22 21:38:26 | Weblog
変化してゆく環境に適応する手段として、生物は雌雄を生んだ。広範な遺伝情報が生き残りのカギとなる。純粋培養は淘汰の対称と判断したのかー。申し分のない純血種。就任前、北朝鮮にとった強硬姿勢も岸信介を髣髴とさせ、支持率を大きく上げる要因となった。しかし守勢に立たされたとき国民に脆弱な姿を露呈してしまった。度重なる閣内の不祥事、迅速で有効な対策を講じることなく、いたずらに時間を浪費していった。当然支持率は下降の一途をたどる。「このままでは参院選を闘えない」、不満の声は与党からも聞かれるようになる。参院選惨敗の総括、自民党議員に面罵されながら彼は何を考えていたのだろうか。閣僚たちへの怨嗟、機能不全を起したチーム安倍、こんなはずではなかったと悔やんでも全てが遅きに失した。福田も小泉も純血種、だが決定的に違っているの辛酸をなめた回数。それにより老獪さを身に着けた。これは政治家にとってもっとも重要な資質。欠落したものは淘汰される。

初冬

2007-11-19 07:34:03 | Weblog
「今年はもしかするかも(注・来ないかもしれない)」と淡い期待を寄せていたが、やはり冬はやってくる、札幌中心部は吹雪。昨日の朝刊でセルフガススタンドで誤給油の記事が載った。軽乗用車に乗っているため軽油を入れるケースが多いのだという。また、単に安さに引かれた利用者も。冗談のような話だがどうやら捏造ではなさそうだ。ガソリンの高騰も痛いが灯油の急騰もじわじわ効いてくる。わが家では10月下旬に火を入れた暖房用のボイラーは来年4月まで消されることはない。二酸化炭素排出抑制のため、下着でビールを飲むような室温設定は改めるべきとお上から指摘されている。よって今冬は焼酎のお湯割り(ちょっと熱めの)になりそうだ。「冬来たりなら春遠からじ」。ポジティブに考えようとするが、残念ながら本格的な冬はまだまだ先。

リブ運動

2007-11-17 15:49:32 | Weblog
昭和45年11月14日第一回のウーマン・リブ大会が渋谷で開催された。抑圧された性の解放をスローガンに60年代から動き出した米国に呼応したもの。それにしても運動は当時子供ながら奇異に見えた、「逆だろう」と。それから約40年、先日内閣府が未婚男女を対象にDVの調査を行った。「急に機嫌が悪くなったり、優しくなったりしていつも気を使わされる」の質問に女性は25.4%、一方男性は42.2%がイエスと答えた。携帯電話に関するものでは「電話に出なかったりメールに返信を出さなかったりして怒られた」は男性45.3%、女性32.3%。「メールや着信・発信履歴を勝手に見られた」は男性17.2%、女性16.2%。携帯電話があったとすれば、調査の数値に大きな違いはないだろう。実際は結構耐えている男性の姿が浮かび上がる。

本の紹介

2007-11-15 21:17:35 | Weblog
ディーゼル型の潜水艦の中ほど劣悪な環境はない。希薄な空気、狭隘な船内、プライベートなスペースは皆無、船窓から魚群を楽しむことも勿論できない。閉所が苦手な人には5分も持たない空間。さらに交戦時には敵艦の爆雷と圧壊の恐怖と戦わなくてはならない。船殻の外は500㍍の深海。損傷はすぐさま死につながる。防衛省守屋前次官が納入業者からさまざまな供与を受けていたことが判明した。八年間でゴルフ300回、1,500万にも上る。尋常な額ではない。その他身内の便宜まで。水増し請求、部下との不明朗な資金提供など元次官の闇は尽きない。最前線の隊員は過酷な状況で日夜任務を遂行する。あまりにも対照的だ。


転びバテレン

2007-11-12 07:00:14 | Weblog
 転向したキリスト教徒は権力に組み込まれ、組織に激しい弾圧を行う。俗に「転びバテレン」と呼ばれる。一水会前代表鈴木邦夫氏は転向した共産党員を「転び日共」と表現する。瓦解した自民党と民主党の大連立構想をアレンジしたのは読売渡辺恒雄主筆であることが明らかになった。渡辺氏は東大学生のころマルキストだった。憲法改正を紙面で強硬に主張するなど、針を逆に振らせているのはまさか上記の訳ではないだろう。マスコミは「第四の権力」といわれる。司法、立法、行政を監視する装置、あるいはそれに続く権力。原則は分立、等間隔でなければならない。それぞれがにじり寄っては力の均衡が保てず、ひいては国家原則の崩壊にもつながりかねない。記者は取材対象とある一線を越えてはならない新兵の記者でも重要にする。それは決して当事者にならないこと。距離を保つ、等間隔でいることだ。渡辺氏は著書の中で記者当時権力に食い込んだ経験を述べているが、現在でも同じ手法が通じるとは時代錯誤もはなはだしい。いいや時代を遡っても手を染めてはならないエリア。朝日は社説で「誰もが似たようなことをしていると思われたら迷惑だ」と不快感を隠さない。また紙面で仲介者を主筆と断定しない、小沢代表にに責任転嫁する姿勢を「読売で真実を読みたい」と辛辣に批判している。これは朝読関係以前に健全な主張だ。しかし各社の論調は一様ではない、本誌も絶対的にど真ん中に直球を投じるべきタイミングで変化球、いったい誰の目を気にしているのか。他紙も傍観者然。テレビは事実をなぞり笑いに転じるだけ。今自浄機能を作動させなければ将来にわたり禍根を残す。それほどの問題であり、放置はジャーナリズムの死につながる。
ナポレオンは「三つの敵意ある新聞は千の銃剣よりも恐ろしい」と語った。しかしこのままではスタインベックが言ったとおり「新聞は世界中で一番便利なものだ。読むことはできないが、他のことになら何にでも使える」になりかねない。

「偽」

2007-11-10 15:47:11 | Weblog
司馬遼太郎は「菜の花の沖」で嘉兵衛が成功した原因を「商品の目方を偽らなかったこと」と見る。嘉兵衛がいた港では、粗悪品の混入、数量不足は当たり前だったようだ。そもそも日本の商売において倫理観のが定着したのは江戸期後期になってから。しかしそれも疑わしい事件があまりにも多く表面化している。ミートホープ、石屋製菓、秋田と宮崎の地鶏、高級料亭、お土産の餅・・・詳述するには紙幅が足りない。毎年12月中旬京都の清水寺で「今年の漢字」が発表される。世相を反映する一文字が選ばれ、昨年はいじめ自殺の問題などにより「命」。さあ今年は、残念ながらここまで多発すると「偽」に間違いなさそうだ。

本の紹介

2007-11-08 18:40:48 | Weblog
現在の生物の定義は増殖能力、エネルギー変換能力、恒常性維持能力。これを厳密に適用すればウイルスは生物ではない。ウイルスは物質を取り込むことも排泄することもない、つまりエネルギーを生産することがない。しかし定義はもちろん人間が一方的にウイルスの主張や抗弁も聞かずに作成したもの。哺乳類は胎生で褐色脂肪細胞の機能で恒温性の生物とされるが、カモノハシなどの訳のわからない生き物もいる。かなり掘り下げて書いてはいるが煮え切らなさが残る。しかしこの作者はガリガリの理系でありながら、多くの訳本もあり文章力も確か。このままこの路線で行けば安部公房になりうるか。

スランプ

2007-11-05 07:04:27 | Weblog
谷福美という北海道恵庭市出身の女子プロゴルファーがいる。1989年には日本女子選手権を制覇、その年は年間3勝をマークし、賞金ランキングも3位に入った。翌年も4位。将来を嘱望された選手だった。しかし92年にはランキングを98位まで落とし、翌年の獲得賞金でのツアー出場権を失った。2001年以降獲得額はゼロ、つまり予選通過は一度もなかったことになる。デビッド・デュバルは98年ウッズを押さえてLPGAの賞金王になり翌年には世界ランキング一位の座もしとめた。ウッズと二人が牽引する時代がしばらく続くと誰もが疑わなかった。しかし02年には極度の不振に陥り予選落ちが続き、いまだに復活の兆しはない。ゴルフは客観視できないスポーツといわれ、自身の狂いを自覚できない。そのためティーチングプロが重要な役割を果たす。福島晃子はツアーでも活躍した江蓮プロの指導でスイングを改造見事復活した。ウッズといえどもプロに修正を求める。だがそれが的を射たアドバイスであれば谷やデュバルの悲劇は起こらないはず。宮里藍選手は今年スランプにある。記事の通りすでに春先からショットの不調に苦しんでいる。昨日のミズノオープンでも惨憺たる結果。父でありコーチの指導でシャフトをシャットに上げたり、タイミングを変えるなどして調整しているが、抜本的な打開策にはなっていないようだ。このままでは消えていった沢山の選手の二の舞にもなりかねない。方法は唯一コーチを変えること。理論は同じだろうがその切り口の違いだけで福島のように問題の本質を見えてくることもある。それにしてもゴルフは難しい。小生もラウンド途中で何度シャフトをへし折る衝動を抑えたことか。The Hawkの異名をもつホーガンは晩年ゴルフを「ゴルフは単純だが、それを理解するには時間がかかる」といったが、理解できるゴルファーが少ないことは紛れもない事実。

ストーブリーグ

2007-11-03 14:52:00 | Weblog
敗戦の翌日札幌は初雪を観測した。文字通り今日からはストーブリーグが開幕する。名将といってもいいだろうヒルマン監督が大リーグに復帰し、ジェントルマン梨田監督が後を引き継ぐ。新体制になり選手ではセギノール、田中幸雄ら、コーチ陣では残念ながら投手王国を築き上げた佐藤(これには後ほど一言いわせてもらう)、淡口の退団が決定している。4番の座は米国からの選手になるだろうが、中田に実力で奪ってもらいたいもの。いずれにせよ、一時的な戦力低下は否定できない。最悪の場合来期はBクラスに甘んじることも。思い起こしてほしい。日ハムが札幌に移転した当時、誰もが短期間に優勝争いができるチームになるとは考えてはいなかったはず。ソフトバンクが絶対的な強さを誇り、Aクラスに入ることが当面の目標だった。しかしそれでもHOKKAIDOと刻まれたエンブレムに無条件で胸が熱くなった。これからがファンの真価が問われるとき。昨年今年と北海道を燃えさせてくれた以上のエールで後押ししたいものだ。


本の紹介

2007-11-01 17:53:00 | Weblog
「人間が見ているものはすべて過去のもの」。普通の生活では決して感じることができないが、人間が物を見るということは、網膜で結像した画像が視神経を通り視覚中枢に送られ、最終的に前頭連合野で処理され始めて物として認識できる。タイムラグは約0.25~0.5秒。しかしこの面倒な誤差を脳はあえて認識しない作業をしている。つまりリアルタイムであるかのように。たとえば車を時速60キロで走らせていると、その認識時間0.5秒に移動する約8mの間に起こるすべての事に対応できない。事故を起こしそれまでの一部始終を記憶しているとしても、それは脳が事後つなぎ合わせたもの。5年ほど前、企業の安全運転管理者、緊急・救急自動車の運転者を養成する唯一の機関で缶詰になり教育訓練を受けた際、非常に面白い経験をした。定速で走行している車両がある地点のセンサーを通過すると、先の信号が変わる。当然その地点で信号の変化を認識できると考えていた。ところが「見える」のはセンサーを通過して0.5秒後。時速100Kなら約14m先になった。講義の内容を実体験した。本書は上記のような脳の働きを多少の余談を絡めて説明している。前著「脳はなぜ心を作ったか」には及ばないが十分読める内容だ。