国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

本の紹介

2014-12-29 12:56:18 | Weblog
評価=
餃子の王将の社長大東氏が本社社屋前で早朝何者かに射殺されてから1年が経つ。先日乗り捨ててあったバイクから硝煙反応が出たというニュースがあったが、犯人迫るような重大な事実の発見には全く至っていないようだ。一橋文哉がどのような情報で真相に切り込むのかと期待して読んだが、キレの悪さはいかんともしがたい。プロローグで登場する老婆の存在も胡散臭さは否定できない。今年最後の紹介としては残念な結果に。

平成の爆食王

2014-12-26 09:12:59 | Weblog
 北1条西8丁目「千寿」。札幌の純連で修業した店主が作る味噌ラーメンは、山椒と生姜が効いた正統派の純連系ラーメンに仕上がっている。どういう訳か札幌中心部にはこの純連系を看板にしている店があまりないためありがたい存在。お約束のライスを一緒に。

「謝」

2014-12-24 09:10:26 | Weblog
記者に追及され、窮鼠状態になった野々村氏は、その突破策に涙を選択した。そしてその涙は、感極まり頬を伝うものではなく、理性を意図的に排し、本能をむき出した攻撃性を帯びたものだった。だがその攻撃力は小型の齧歯動物程度のものでしかなく、滑稽なさまは動画投稿サイトやテレビで何度も再生され嘲笑の的になった。一生の不覚だったことは想像に難くない。
髪を切り、髭を落として神妙な面持ちで会見場に入場した佐村河内氏を本人と分からず、テレビは一瞬フレームから外してしまった。それほどの変貌ぶりだった。終始謝罪する姿勢を見せていた佐村河内氏だったがある一瞬から態度を豹変させ、主従が逆転した。それは、告発者神山氏が深部をえぐる質問を繰り返した時だ。その瞬間から会見は佐村河内氏が主導権を握り、謝罪とは程遠い内容に変わっていった。この機と感じ、そのように仕向けて行ったとすれば、確かに氏は天才なのかもしれない。
小保方さんの会見は、科学的にスタップ細胞の存在について説明されており、真摯な姿勢が視聴者の好感を呼んだ。もしかして、再現実験が成功しないのは追試者のミスではないのか。あの言葉「スタップ細胞はあります」を聞くまでは。語尾を不自然に上げたあの言い方は明らかに「女性」を前面に出したものだ。彼女が意図したどうかは分からないが、彼女の本質を晒した結果になった。番外編ではあるが、「ナッツリターン」の父親の会見も振るっていた。「チョ・ヒョンアの父親として、国民の皆様の寛大なご容赦を改めて望みます。私を叱ってください。私の過ちです」。このように謝罪されては、二の矢は打てない。
さて、過去にも山一破たん、雪印食中毒事件、尼崎列車脱線事故など話題になった会見があったが、今年のそれは一線を画している。やはり今年の漢字は「謝」だよね。

本の紹介

2014-12-22 09:13:01 | Weblog
評価=
江戸の土地の約70%が武家屋敷で、主に山手側を占有していた。庶民は寺社地を除く約10%(下町)に押し込まれていたわけだが、人口比でみると武家人口が約35万人、一方の商人職人はその倍の70万と言われている。人口を収容するため長屋が必然となった訳だ(1700年代)。一方大阪、京都の人口はそれぞれ41万、37万。開府により一気に逆転したことになる。さて、男女比は2:1で圧倒的に男性が多かった。理由は参勤交代のお伴たちと仕事を求めてやってきた独身男性が多かったこと。ピンク産業が華やいだ訳がそこにある。

来期の日ハム

2014-12-18 09:16:31 | Weblog
ベテランの大引、小谷野のFA移籍は守備面で大きな痛手となる。来期の日ハムの惨状は容易に予想できる。スモールベースボールを標榜し、守備のリズムから攻撃につなげるチームだったはず。二人の移籍はチーム戦略を根本的に考え直さなくてはならない事態だ。さて昨年FAでソフトバンクに移籍した鶴岡は、日ハムから年棒現状維持、1年契約を条件にされた。自身最高打率を達成したにもかかわらずだ。一方ソフトバンクは年棒1億3年契約、この条件提示で移籍しない選手などいないだろう。逆説的に日ハムは積極的慰留を行わなかったといえる。大引はコーチから試合中軽視されたとしか思えない言葉を聞き、さらに残留を強く求める言葉も聞けなかったことが移籍の理由だったといった。打撃好調だった小谷野もベンチを温める機会が増えたことが移籍を決意させた。FA以外でも糸井との交換トレードで獲得した赤田が引退、木佐貫は今期全く戦力にならなかった。かたや首位打者である。誤算と企業プライドをかけた代償は大きすぎる。
評判になった「日本ハムに学ぶ 勝てる組織づくりの教科書 」。そこにどっぷりと浸りきっていたのだろう。ある程度成績を残せば、ファンは見限ることはないのだと。しかし、観戦者数は毎年減り続けており、ファンはその理由に、主力選手の流失を上げる。成績主義の陥穽がそこにある。考えてみてもらいたい。

本の紹介

2014-12-15 09:10:18 | Weblog
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山本譲司といえば「塀の中の懲りない面々」を書いた…あれは安部譲二。「みちのくひとり旅」を大ヒットさせた…あれは山本譲二。政治資金規制法違反等で逮捕された衆議院議員…やっと行き着いたか。
さて刑期を終え出所したあとは、受刑者の待遇改善や、累犯障害者の治療など、塀の中の問題を改善に尽力、参院法務委員会で参考人として発言したことも。このことが契機になった訳ではないだろうが、2006年には監獄法を改めた受刑者処遇法が施行された。受刑者の約三分の一に知的障害があり、そして刑が確定するまでの過程を見ると塀の中ではなく、問題は入り口にあると言わざるを得ないという氏の主張は納得できる。

2014-12-11 09:02:43 | Weblog
エマージェンシーブレーキや前後の誤発進防止装置、さら自車を俯瞰的映像で見るアラウンドビューモニターと「これでもか」というぐらいに車の安全装置は進化し安価になっている。スバルのエマージェンシー…は約10万円、悩む価格ではなくなった。そんな中、先日試乗した車に関心させられた。それはルームミラーに映し出されるのが、車後方に取り付けられたカメラが撮影した映像というもの。なぜ単なる鏡ではダメなのかというと、リアウインドの汚れや後部座席に乗った人の影、ラゲッジスペースに積んだ荷物などによって後方視界が十分に取れないことがままあるが、そんな時のためだそうだ。もちろんボタンで単なる鏡に切り替えることができる。他社にとっても盲点だっただろう、脱帽ものだ。
さて車から灰皿がなくなって久しい。我々喫煙者は、別に灰皿を購入しなくてはならないことになる。ところが先日見たハイエースには立派な灰皿が。さすが職人御用達ワンボックス。メーカーも分かっていらっしゃる。というか、これは無礼ではないかと思う次第。


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2014-12-08 09:05:09 | Weblog
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福島第一での作業員の被ばく線量上限が250㍉シーベルト。しかし、東海村臨界事故で亡くなった作業員の被ばく量は20シーベルトで福島のそれの100倍にあたる。さらにもっとも人体深くまで破壊する中性子線に被曝しており、日本の最先端医療でもそのダメージから回復させることができなかった。事故原因は、柄杓でウラン化合物をバケツに移していたことなど、単純な人為的ミスとは言い難い、信じられない杜撰な取り扱い方だった。ヒューマンエラーの他に人間は思考的、制度的なミスも犯す。失敗があってはならない設備でも。

地下鉄

2014-12-04 09:16:09 | Weblog
朝地下鉄に乗ると、いつもの金属的な暖房の匂いがないことと、足元が妙にひんやりしていることに気付いた。本を読むために出している手が冷たくなるほど。そういえば、札幌市営交通が12月1日から地下鉄車内の原則暖房停止発表をしていた。市長は暖房を停止しても車内は10度くらいに保たれる。不要なものをカットすると説明しているが、厳寒の屋外を歩いてきて、やっと乗った地下鉄がこの状態だと心まで薄ら寒い気持ちになるのは小生だけではないはず。
泊原子力発電の稼働停止以降、どこの企業であっても照明の間引き、室内の設定温度の見直しなどの節電が行われている。あれだけ「電力需給が逼迫する」「一部停電の可能性もある」といわれれば、非協力的なことはできまい。札幌地下鉄では暖房停止の他、ホーム駅名看板の全消灯、減速エネルギーの再利用などにより、交通局全体の最大電力供給を311前比較-8.4%を目指すというが、暖房費単体の削減効果・目標等の説明は全くない。これは、単なる節電ではなく、節電の名を借りた経費の削減、というより、今まで怠ってきたツケを利用者に負担させている気がしてならない。さらに言えば節電といえば錦の御旗と同義語で、誰も異論をはさめないような翼賛的空気を作り出している点も我慢できないところだ。「地下鉄の車内を20度以上の常夏空間にする」こう公約してくれる候補者がいれば、一考するのであるが。

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2014-12-01 12:12:41 | Weblog
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「ある者は軍の力を背景とし、ある者は勢いに乗じまして、いわゆる独善的な横暴な処置をとった者がると信じます。ことに許すべからずことは、軍の不当なる政治干渉であります。…全国民諸君に衷心からお詫びを申し上げます。…」日本帝国陸軍最後の大臣が行った最後の帝国議会での答弁である。2次大戦での敗北への謝罪ばかりでなく、戦争に至る過程で軍が取ってきた行動を、国民の前で初めて自ら認め謝罪したのだ。この時議場の全員が立ち上がり、下村陸軍大臣に拍手を送ったそうだ。あれから70年、今度は軍ではなく政治家が、一部声の大きい国民の右傾化した思想を担保に、国家を再度危険な方向に導こうとしていると思うのは気のせいだろうか。明日は衆院選公示。