先日厚労省が公表した日本人の喫煙率はついに20%を切った。ピークだった1965年当時の専売公社のデータでは男性が80%を超え、平均でも50%というから、半世紀で30ポイントも下落したことになるが、この結果にも飽き足らない厚労省は2022年度まで12%台に引き下げようとしている。ここまで行くと邪悪な宗教の臭いさえ感じる、全くあほな話だ。喫煙率が減少している一方、肺がんの発生率はここ数年激増している。常人なら大気汚染物質や化学物質を疑うものだが、よほど仇にしたいようだ。
さてそんな中JTが新ブランドthe peaceを発売した。価格は20本入り1000円。なんでもバージニア葉を100%使用した最高級品だそうだ。厚労省に対する反旗の意味や、話題作りというより、たばこ税が近い将来あげられることを踏まえた、消費者動向を探る観測気球と見るべきだろう。パッケージの鳩はpeace同様、ノアの箱舟になぞらえ新天地発見を表している。
peaceが発売されたのが昭和21年。戦後の荒廃の中で、このパッケージに一条の光明を見出したかったのだろうか。あれから70年が経過し、望み通り繁栄を謳歌した後は、過去の遺物にされ、諸悪の根源とまでも。まるで東京裁判だ。今新たに解き放たれた鳩はははたして新大陸を発見できるのか。
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peaceが発売されたのが昭和21年。戦後の荒廃の中で、このパッケージに一条の光明を見出したかったのだろうか。あれから70年が経過し、望み通り繁栄を謳歌した後は、過去の遺物にされ、諸悪の根源とまでも。まるで東京裁判だ。今新たに解き放たれた鳩はははたして新大陸を発見できるのか。