国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

本の紹介

2015-06-29 09:11:23 | Weblog
評価=
どうもテレビで展開する孫崎さんの論調についていけない部分が多かったので、あまり著作を読んでいなかったが、これは至って真っ当。冒頭TPP、集団的自衛権、原発再稼働を上げていたが、原発に関してノータッチだったことが少し残念。さて、張作霖の爆殺から始まる陸軍の暴走、思想では血盟団事件、さらに515、226事件など、この時すでに日本では広義の意味で内乱状態であったといってもいいだろう。それの乗じて開戦に舵を切る文官。排除されかねない天皇。もはや国家の体をなしていなかった。アメリカのシグナルそしてリットン調査団の報告、これを真摯に対応しなかったのは、ポーツマス条約や三国干渉等の怨念の蓄積だと思うがどうだろうか。

元少年

2015-06-26 09:11:25 | Weblog
もしこれが全く同じ内容で第三者の手によって書かれ出版された物であれば、これほどの非難はないはずだ。事実この手の本は掃いて捨てるほどある。実母の他若い女性2人を筆舌に尽くしがたい方法で殺害しすでに死刑執行された山地悠紀夫の犯罪を克明に綴った「われ思うゆえに我あり死刑囚山地悠紀夫の二度の殺人」では、殺害された女性の親族からあるいは社会からも著者の小川善照氏はバッシングを受けたことは聞いていない。同じく少年犯罪を題材にした「心にナイフをしのばせて」「謝るならいつでもおいで」また「宅間守精神鑑定書」も同様だと思う。だが「われ思うゆえに我あり…」中の殺害シーンでは小生も活字から目を背けたくなる描写があった。家族感情を考慮するなら不適切と言わざるを得ないだろう。コメンテーターの辛抱氏は「私は誓います。この本を出版した会社が、今後いかに優れた書籍を販売することがあっても、絶対に買いません。私は今、そのくらい怒っています」と行間から憎悪さえも感じる。尾木直樹氏は「サカキバラの残忍な殺人行為を認めてしまうことにつながる怖さ感じる。読みたくないです」など、出版に否定的意見が大勢を占めている。
批判的意見の論旨はこの三点に集約される。①遺族は出版に反対している、遺族感情へ配慮していない②印税は元少年の手に渡る③出版社の見識。至極当然な意見だと思う。事件からわずか十数年、遺族の心の傷が癒えぬ間に、さらに出版反対の中での強硬は批判されても致し方ない。印税は全て償いのために使われるものとも限らない。出版社も道義的な面からも問題がありそうだ。だがあえて言うが、これだけ世間を震撼させた事件を起こしておきながら口を噤んだまま死なせてはならないということだ。事件の背景に何があり、なぜ強行に走ったのか。たとえサイコパスといえども。出版肯定論を説くつもりはない。だが嗜虐的正義論に屈服して、事件の真相を埋没させてしまうことはあってはならない。この騒動を見て皆さんはどうお思いか。

JFP⑳

2015-06-24 09:08:25 | Weblog
評価=4.1
1.5玉シリーズの味噌味。味噌本来の味に辛みを持たせるシンプルな造りだが、味と香りはしっかりと演出されている。
さて、JFばかり食べていたことが理由ではないと思うが血圧が急上昇。どうも体調が思わしくなくて会社の医務室で測定したところなんと210-110。「すぐに病院に行ってください」と指示された。当然入院かと思っていたが、高血圧で入院することは稀でそのかわり、強い降圧剤でコントロールすることになった。現在もまだ完全に下がっている状態ではないが、まあ何とか仕事だけはできるようになった。医者はストレスではないかというが、それほど繊細な神経を持ち合わせていない。皆さん健康には十分お気を付けを。

本の紹介

2015-06-22 09:07:02 | Weblog
評価=
新聞が軍の顔色をうかがいそして戦線拡大に加担した典型的な例として「肉弾三勇士」報道がある。上海事変で敵鉄条網を破壊する際に戦死した三人を英雄視した物語は各新聞で大きく取り上げられ、天聴にも達したと報道された。このように少国民とて、国のために殉じることで天皇に名を呼んでいただけることはこの上ない名誉なことで、これほどの戦意高揚はあるまい。「金鵄輝く日本の…」多分小生以下の年代なら聴いたこともないだろうが、我々の子供の頃にはゴム飛びの歌としてごく普通に歌われていた。戦後30年も経ってからのこと。悍ましい浸透度と言っていいだろう。

オービス

2015-06-19 09:06:15 | Weblog
オービス(自動速度取締装置)は赤外線ストロボを使用しているため、夜間車内でもはっきりと運転者を撮影することができる。オービスが赤く発光したらその時は最後、言い逃れは効かない、覚悟したほうがいい。高性能レーダーを買い渋ったツケが回ってきたのだ。その時の常套句は、「レーダーよりウーンと高くついた」後の祭りである。さて、17日群馬で24歳男性が道交法違反で逮捕された。制限速度を112キロ超過する172㌔で一般道を走行した容疑だ。容疑者はオービス(速度違反取締装置)の前を172㌔、125㌔、130㌔と合計三度も速度違反で走行し、その模様を動画サイトに投稿していた。その際に顔を半分ほど隠していたが、ナンバープレートそのままだったようだ。ナンバープレートを偽装するなり、特定されない努力をする愉快犯なら過去例があるが、ノーガード戦法とは、全くもって何を考えているのか。この代償はことのほか大きい。50㌔以上の速度超過は12点、前歴がないとすれば長期免停で済む。しかし刑事罰では三度も行っているので悪質ととらえられ罰金刑ではなく懲役刑となる可能性が高い。アホというのかなんというのか。

JFP⑲

2015-06-17 09:20:49 | Weblog
評価=4.0
札幌ラーメンの看板を東京で掲げる「大島」の味噌。ニンニクと生姜を利かせた純連系で若干のとろみでスープをまとめているが、はっきり言うと可もなく不可もなくといったところ。もう少し特色を出してほしかった。

本の紹介

2015-06-15 09:13:33 | Weblog
評価=
幕末からの薩長史観を是正するために全精力を傾けている印象を受ける。あの美化されしすぎている大河ドラマ「花燃ゆ」を観て怒り心頭で書いたわけでもあるまい。錦旗を偽造し意に従わないものを殺戮していく集団の正当性に疑義をはさむという氏の論理も十分肯ける。昭和61年萩市議会が会津若松市に友好都市関係の締結を申し入れたが会津側に拒否されている。長州の蛮行で傷ついた会津人の心は百数十年を経た現在まで消えることはないということだろう。話はそれるが、一昨年放映された大河ドラマ八重の桜は薩長に攻め落とされる会津藩に生きた女性の話だった。時を経ずに同じ時代背景で長州側の視点で描くこのドラマに政治的な臭いを感じた方も多いうと思う。真相は藪の中だがあの低視聴率は一つの表現だと思うがいかがだろうか。

落日のウッズ

2015-06-12 09:08:21 | Weblog
PGAツアー過去10度の賞金王を獲得し絶対的王者として君臨してきたタイガーウッズが落日を迎えている。先日の米ツアーでは優勝したリングメルトになんと約30打の差をつけられ単独の最下位、彼のプライドはズタズタになったことだろう。ウッズは間違いなく、二クラウスやパーマー、ホーガンとともにゴルフの長い歴史の中に名を刻む名選手の一人だ。だが、列挙した名プレーヤーと根本的に違う点は、ゴルフをアスリートがしのぎを削るマッスルスポーツにした点だ。彼のゴルフは革命だった。ウッズが放つ異次元な飛距離のドライバーショットは、ホールの長さを伸ばしたり、あるいはパー5をパー4に変更するなど協会も対応せざるを得ない程で、それまでの技術重視のゴルフを完全に凌駕し、太刀打ちできるプレーヤーは誰一人いなかった。その点でゴルフはウッズ登場前とその後とで明確に分けることができる。現在ワールドランキング上位の選手たちはみなウエートトレーニングで体を作った屈強なアスリートたちばかりになった。用具の進歩もあるが、バッパ・ワトソンの平均飛距離(ドライバー)は315ヤード。ウッズ前より30ヤードは伸びているはずだ。この波にウッズ自身も巻き込まれていく。さらなる飛距離を求めるため行ったスイング改造で左ひざは限界を超え、4度の手術を受けても完治することは困難な常態だ。ワールドランキングは現在181位、巻き返しは苦しい状況だ。
全盛期のプレーを目に焼き付けられた我々世代は非常に残念に思うがウッズも今年40歳、世代交代もやむなしか。

JFP⑱

2015-06-10 09:08:53 | Weblog
評価=4.1
以前UFOシリーズを酷評してしまったが、これはそれなりにまとまった感がある。カレー風味のスパイスも十分だが、なんといっても粉チーズとの相性が抜群だ。喉の奥が下品さで収縮する。斬新なアイディアを評価したい。

本の紹介

2015-06-08 09:06:14 | Weblog
評価=
密室政治、談合政治と、今までの政治の在り様を散々非難してきたマスコミは、小泉の政治手法も「劇場型政治」「ワンセンテンス・ポリティック」と揶揄した。分かりやすい政治を標榜し、国民の関心を引くことと、理解に努めた手法だがこれも非難の対象となるとは。5年半の在任期間、政局ではことごとく勝ちを収めた。また、道路公団民営化、郵政民営化という政策でも大きな仕事を成し遂げた。しかし改善の兆しの見えない格差社会を生んだことも確か。だが、当時若い年代を中心として多様な働き方を望む声が強かったのも事実だ。「スローライフ」という言葉が生まれたのもこの時期ではなかったか。具体的には、長時間会社に拘束されない生活を望み、それにより給与が減ったとしても許容する。それを傍観していて「若者はずいぶんと緩いことを考えている」と思ったものだ。社会的にそれを容認したのは人質問題で支持を得た「自己責任論」と無関係ではないような気がする。自身が判断しその全責任は自身が負う。
話はそれるが、業務実績を給与に反映させる成果主義導入の際にも強い推進力になったのは若い世代の声だった。所謂今までの会社で取り入れられてきた給与の護送船団方式に異議を唱え、最も成果を上げていると誤解した若い年代の給与を上げるべきだと。会社は社内の活性化が競争力ににつながるとして大きな抵抗もなく導入されたが、蓋を開けてみると若者の意に沿った結果になっていなかった。現在の格差社会に続く二つの大きな判断ミスがあったと思っている。
さて、小泉以降自民党は組織崩壊を起こし、大混乱の民主党政権時代へと向かう。さて。

JFP⑰

2015-06-05 09:10:46 | Weblog
評価=4.0
いつも斬新な新商品に驚かされる一平ちゃんシリーズ。発売されてからネット上では「JFでここまでタイカレーの味を出せるとは」などと高評価を得ていた。だが実際に食べてみると、そこまでの衝撃は感じられない。期待値が高かっただけに少々残念だが、新たな可能性にトライしていく姿勢は高く評価する。

勝負の綾

2015-06-03 09:08:44 | Weblog
セパ交流戦第2ステージ対中日三連戦で日ハムは何とか勝ち越し、昨日も劇的な逆転勝ちでパリーグ首位を死守した。しかし中日との第3戦目看過できない対応があった。中日に3点差まで追い上げられた終盤7回、制球の定まらない中日リリーフ西川から先頭の田中、中田が連続四球を選びノーアウト2塁1塁の絶好の追加点チャンスを迎えた。ここで5番に抜擢された岡に定石通りの送りバントを命じたのだが、セカンドランナーは腕を故障している田中。痛みのため走塁時全く腕を振れないばかりかスライディングでさらに悪化し、DH出場のない広島戦に欠場しかねない事態に陥る危険があった。さらにここで追加点を上げればダメ押しになり8回で攻撃は終わり賢介に打順が回ってくることはない。あそこは絶対代走を出す場面だった。もう一点は9回の守備。これは先週テレビ解説した岩本氏も指摘しているところだが、レアードが3塁線を空けたポジション取りをしているため当てに行った打球でも2塁打になる可能性がある。僅差のゲームでは長打警戒のため三塁線を締めて、たとえ三遊間を抜かれてもシングルヒットにおさえるなければならない。現にそのような場面が何度か見受けられた。本人としては破られない自信があるためそのようにしていると思うが、やはりベンチから的確に指示を出すべきだった。まぁ小生なら間違いなく9回は飯山にサードを守らせた。三塁線は破られなかったが、レアードのエラーで1点を献上することになった。
ほんの小さな采配ミスや無為が時として勝負を決することになる。これが勝負の綾。蟻の一穴、ベンチは是非とも気を付けてもらいたい。

本の紹介

2015-06-01 09:05:08 | Weblog
評価=
完結編。まぁこのような終わり方になるのではないだろうか。ちょっと穿った見方としては、王獣が国軍。過去に敵軍と行った戦闘により自国民をも巻き込み大きな犠牲を生んでしまった。統制されていた軍は血を見ると狂気し一切制御が効かない殺戮集団と化してしまう。その惨禍は筆舌に尽くしがたものだった。二度とこのような事態に陥らないために、国軍を作るのを止め、方法のすべてを封印した。その封印は憲法9条と読み替えてもいい。しかし、先の大戦を知らない指導者は、国を守るための大義を優先させ、またもや悲惨な事態が繰り返されることに。評価や書評を見てもこのような見方をしている読者はいなかったので、無理なこじつけだとは思うが。