ＮY株、大幅安のあとの買い戻しで反発、米債券利回りが10年来の高さを記録、20日の米FOMCの0.75%利上げを織り込む、一方、バイデン米大統領は「パンデミックは終焉」発言に米医療関係は時期尚早と反論

（学校で教えてくれない経済学）


「エリザベス女王の国葬が19日、ウエストミンスター寺院で執り行われた。天皇陛下、バイデン米大統領はじめ各国から要人が参列した。②米10年債利回りが2011年来初の3.5%を超えた。20日の米FOMCでの0.75%までの利上げを織り込んだ、③米ホームビルダー協会の住宅指数が3ポイント下落47を記録した。④モルガンスタンレーは米企業業績に「向かい風が強まっている」と顧客レポートで指摘した。」と19日ブルームバーグ電子版が伝えた。19日、ロイター電子版は「①フェデックス、キャシーパシフック、仏物流大手CGMがそれぞれが国際貨物便の減少予測を発表した。背景として食料、燃料代、家賃高騰、中国のパンデミックによる規制を指摘した。②NYダウは債券利回り上昇を受けて263ドル下げて始まったが、引けにかけて大幅安の反動により買い戻され197ドル上げて取引を終えた。」と伝えた。19日、WSJ紙電子版は「米国債利回りで10年物が10年来、2年物が15年来最高を記録した。②バイデン米大統領は18日の米CBSテレビのインタビューで「パンデミック（世界的大流行）は終わった。(Pandemic is over)」と宣言した。米医療当局は「時期尚早だ」と反論している。」と伝えた。

19日、NY市場でダウは31,019ドル、197ドル、0.64%高、S&P500は3,899と20ポイント、0.69%高、ナスダックは11,535と86ポイント、0.76%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは25.76と2.05%低下、米10年債利回りは3.496%へ1.43%上昇した。NY外為市場で1ドル=143.23円、0.21%高、1ユーロ=143.54円、0.30%高、1英ポンド=163.74円、0.33%高で取引された。NY原油（WTI）はバレル85.09ドル、0.39%高、北海ブレント、同91.84ドル、0.54%高で取引された。一時、WTIはバレル82ドル台まで値下がりしたがバイデン米大統領のパンデミック終焉宣言や中国成都のロックダウン解除情報の後値を戻した。NY金はオンス1，684.50ドル、0.06%高、ビットコインは1万9,565ドル、0.77%高で取引された。

20日朝放送のNHk/BS「ワールドニュース」で英BBCは「エリザベス女王国葬が19日、ウエストミンスター寺院で執り行われ別れを告げた。500人の王族関係者、バイデン米大統領夫妻はじめ世界の首脳入れて2,000人が参列した。アフリカから50人以上が参列した。あとエリザベス女王が長年住かとしていたウインザー城へ向かった。非公開の式の後埋葬される。ウインザー城の周りには大勢の人が集まっていた。ある一人は何が何でもここにきて女王にお別れをしたかったと話した。」と伝えた。シンガポールCNAは「①バイデン米大統領は台湾が前例のない攻撃を受ければ、アメリカは台湾を防衛すると語った。中国の毛報道官は「中米共同コミニュケに反する。中国は断固非難する」と語った。ホワイトハウスは「アメリカの対中国政策に変更はない。」と声明を出した。バイデン氏はホワイトハウスを苦しい立場に追い込んだ。②韓国は北朝鮮が核を用いればあらゆる手段で防衛すると韓国国防相は発言した。米空母ドナルドレーガンがプサン港に寄港する。」と伝えた。韓国KBSは「エリザベス女王国葬にユン大統領夫妻が参列した。バイデン米大統領、トラス英首相、天皇陛下と挨拶を交わした。」と伝えた。岸田首相は「検討します」をただ繰り返している。（了）

景気悪化懸念から債券が売られ利回りが上昇、米FRBの積極的利上げ警戒でＮY株続落、一方、日米金利差拡大で年内1ドル=155円とゴールドマンが予測（学校で教えてくれない経済学）

「ミシガン大学消費者信頼感指数は8月59.5（7月：58.2)と高水準を維持した。1年先のインフレ期待率は低下した。ガソリンが下げた。しかし、食料、住宅費は増加した。「物価の高さは生活水準を損ねている」との回答者は42%を占めた。9月20.21日開催の次回米FOMC会合で0.75%利上げ（年:3.0~3.25%）を予想している。）と16日、WSJ紙電子版は伝えた。16日、ブルームバーグ電子版は「①米FOMC会合の翌日、22日に日銀政策決定会議が開かれる。黒田総裁はマイナス0.1%金利（ゼロ金利政策）継続見込みである。米国は利上げ、日本はゼロ金利。日米の金利差拡大でゴールドマンサックスは年内1ドル＝155円を予測している。②米物流最大手Fedexが6~8月の1株当たり利益を3.44ドル（予想：5.10ドル）と発表した。2023年5月見通しの発表を見送った。株価は一時24%値下がりした。フエデックス株価急落が引き金となり16日、NY株価は値下がりした。米10年債利回りが一時3.490%まで上昇したことも相場を押し下げた。」と伝えた。16日、ロイター電子版は「習近平主席は2027年までに台湾を獲得できる軍事力強化を望んでいる。一方、プーチン露大統領は「ウクライナでの戦争は一段と深刻化する」と語った。」と伝えた。

16日、NY市場でダウは30,822ドル、139 ドル、0.45%安、S&P500は3,873、28ポイント、0.72%安、ナスダックは11,448、103ポイント、0.90%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは32.83と0.55％上昇、米10年債券利回りは3.457%と0.05%低下した。NY外為で1ドル＝142.97円、0.36%安、1ユーロ=143.14円、0.18%安、1英ポンド=163.24円0.78%安で取引された。NY原油（WTI）はバレル85.27ドル、0.20%高、北海ブレント、同91.51ドル、0.74%%高で取引された。NY金はオンス1，684.10ドル、0.40%高、ビットコインは1万,728 ドル、0.15%高で取引きされた。

17日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスF2は「①ジョージ新国王は英国複数の街を廻り国民との対話を深めようと活動を始めた。偉大な女王の後であるだけに容易なことではない。エリザベス女王の国葬は19日午前11時から1時間の予定でウエストミンスター寺院で執り行われる。女王の棺はウインザー城内の礼拝堂に埋葬される。②フランスの電気自動車はフランス全体の車の10%以下である。ガソリン車と比べてどちらが安いか。充電施設が国内に不十分な状態だ。自分で2,100ユーロ出して充電設備を設置した人もいる。」と伝えた。ドイツZDFは「ロシアからの原油供給が来年1月から停まる。関連に製油所を連邦政府管理下に置き雇用を保証する。ロシア以外の供給先が確保されるまでの緊急避難措置だ」とショルツ首相は述べた。」と伝えた。香港TVBは「ウズベキスタンで開かれた上海協力機構で演説し「ゼロサムとグループ政治は放棄すべきだ」と述べた。プーチン露大統領は「イラン加盟はプラスだ。違法な制裁を使うべきでないと西側を非難した。」と伝えた。シンガポールCNAは「プーチン大統領は上海協力機構で「西側の制裁が解除されればロシア産肥料を提供する用意がある」と述べた。問題は日本である。時々刻々変化する世界。膨大な情報が溢れている。中でも国のリーダーの対応が厳しく求められている。（了）

ワクチン接種会場風景（スケッチ＆コメント）

ワクチン接種会場風景

新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種日の9月15日（木）午後2時半前に指定場所の東神戸センタービル8階へ出かけた。

広い会場は閑散としていた。接種会場入り口で検温、手の消毒をすませたあと本人確認書類と申し込みの際同封されていた過去の病歴現在の体調などを記載したシートを提出のあと問診を受けた。

異常なしでブルーの板で仕切られた接種ボックスに案内された。担当医師と看護師さんがおられた。

「利き腕はどちらですか」と聞かれたが、利き腕の右手を差し出し、チクリとやってもらった。看護師さんから「今晩、お風呂ＯＫです。2~3日後遺症があるかもしれません。その際はご連絡ください。苦労様でした。」の言葉の末、全て終了した。

後遺症が心配で4回目を見送った方もおられると聞いた。ワクチンを打っていた方が重症化しないという触れ込みだけが独り歩きしている。

会場奥にざっと20ほどの椅子が並んでいた。接種を終えた4~5人が座っておられた。掲示板に「15分から30分安静にお待ちください。」との文字が見えた。行きがけの駄賃と言えば言葉は悪いが、いつものように会場の様子をスケッチ、帰宅後軽く彩色して仕上げた。

左手にノートを持ち右手で鉛筆を走らせている変なおっさんが居るなと思うらしい。係の方が傍に寄ってこられたので絵を見てもらった。せっかくだとおもい2～3質問した。

「１日どれくらい来られるのですか？」と第1問。「60人ほど来られます。」と。「今日は少ない方ですか？。」と第2問。「いままで１日80人が一番多い日でした。」と答えた。

ついでながら神戸市のホームページで最近の新規コロナ感染者件数を検索した。9月15日の神戸市全体の感染者件数が968件、前日比313件減と出ていた。減り方が半端でない。

15日までの１週間合計の感染者件数は7,402件、8月21日締めの1週間合計の22,942件をピークに劇的に減ってきていることが分かった。

日本全体でも新規コロナ感染者件数が減少している。なぜ8月にかけて急増し、9月中盤から急に減っているのか。素人の分際では理解不能である。

9月15日のＮYタイムズ電子版によると、米国の新規コロナ感染者件数1日当たり6万4,318件、週間対比28%減、入院患者、3万2,272件、11%減、死者、491件、4%減と出ていた。ＮＹブロードウエイは1年前に既に解禁している。

エリザベス女王の棺に別れを告げる人の数が一日70万をこえたと16日朝放送の英ＢＢＣが伝えていた。見落としでなければいいが、誰もマスクをつけていない場面ばかりだった。

日本もマスクなしの姿を見かけるようになったがまだ日本はマスク姿がほとんである。近くのスーパーでもマスク着用を店内アナウンスでお願いしている。

日本政府も今まで厳しく規制していた海外からの旅行客に個人旅行のケースに限り規制解除すると発表した。30年間、経済成長なしの日本経済の起爆材として、インバウンド復活なしには期待できないのだろうか。期待半分、心配半分が、現時点では、正直なところである。（了）

利上げ警戒感根強く、ＮY株反落、一方、8月、米小売り、前月比0.3%増と「米経済は見た目以上に良いかもしれない」との見方もあるとWSJ電子版、習プーチン対面会談を世界が注目

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「米債券利回りが上昇し株価が反落した。指標となる30年債利回りが上昇し米住宅ローン金利が6.02%を記録した。買うか借りるか迷うところに到達した。米輸送最大手のFedexが貨物量の先行き減少を見込み陸上貨物を減らし航空貨物据え置き、日曜勤務時間を削減を15日発表した。時間外取引で株価は15%急落した。一方、8月米小売り高が前月比0.3%増加した。先週の失業保険申請件数がその前の週より減少した。個人消費は見た目より良いかもしれないとの見方もある。米中間選挙の上院の争点は物価高、世界景気悪化、犯罪増加、中絶問題となっている。」と15日、WSJ紙電子版が伝えた。

15日、NY市場でダウは30,961ドル、173ドル、0.56%安、S&P500は3,901と44ポイント、1.13%安、ナスダックは11,552と167ポイント、1.43%安で取引された。恐怖指数VIXは26.27と1.42%上昇、米10年物債利回りは3.449%と1.08%上昇した。NY外為市場で1ドル=143.27円、0.26%高、1ユーロ=143.44円 、0.48%高、1英ポンド=164.62円、0.34%安で取引された。NY原油（ＷTI)はバレル85.03ドル、3.90%安、北海ブレント、同90.72ドル、3.59%安で取引された。NY金はオンス1，673.10ドル、2.10%安、ビットコインは1万9，822ドル、2.02%安と冴えない。

16日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①ウエストミンスター大寺院でエリザベス女王の棺にお別れの列が6キロを超えて6~7時間かかるが「グラスゴーから夜行バスで朝6時半に着いた。夜行バスで帰る。来られてよかった」と話した。どこで列を切るかが課題だ。障碍者にはリストバンドを付け別ルートとなる。「800メートル歩いたあと女王とお別れが出来た。ありがたい。」と話した。②プーチン露大統領は上海協力機構会議に出席でウズベキスタンに着いた。習近平主席と対面で会談した。プーチン氏は「中国はバランスの取れた立場を維持。中国を理解してくれている。」と感謝を表明した。会談の詳細な内容は発表されていない。ロシアは「友人がいることを示すことに狙いがある。」と伝えた。ドイツZDFは「習近平主席とプーチン露大統領はロシアのウクライナ侵攻後はじめとなる対面での会談を行った。プーチン露大統領は中国に何を期待しているのか。ロシアはマイクロソフトチップが不足している。中国はロシアからガスを輸入できる。一方、中国はロシア支援に限度がある。欧米はロシアに制裁を課している。制裁の動きには中国が引き込まれないようにする配慮が見られる。」と伝えた。

シンガポールCNAは「米上院外交委員会は台湾を軍事支援することを明文化した法案を提出した。台湾政権は最大の感謝を示すとの談話を発表した。毛中国報道官は米国の米中関係を破壊する行動は許せないと批判した。台湾国民は米国と中国の板挟みになる。中国の台湾軍事侵攻を懸念するとの声が先のぺロシ米下院議長訪問の際70%を占めた。米上院の今回の動きでさらに強まる可能性がある。」と伝えた。いつものことながら問題は日本である。国際問題、国内問題問わない。日本国民一人一人がどうするかに全てが係っている。（了）

ＮY市場、1,300ドル急落のあとも様子見、小幅高、米8月のＰPI(生産者物価指数）前年同月比9.7%高、一方、IAEA,都市封鎖継続の中国の原油需要2.7%減予測（学校で教えてくれない経済学）

「米労働省は14日、8月のPPI(生産者物価指数）を発表した。前年同月比8.7%増（予想;8.8%増）、前月比0.4%増。ガソリンは低下した。サービス価格は前月比0.4%増加した。人手不足に伴う賃金上昇見込みから米FRBによる積極的利上げが予想される。9月19~20日開催の次回米FOMCでの0.75%利上げは相場に織り込まれた。14日、NY株式市場は小幅反発して取引を終えた)と14日、ブルームバーグ電子版が伝えた。

ブルームバーグ電子版は「①ＪPモルガンは顧客レポートに「9月のFOMCでの1.0%利上げはない。「車の運転が上手な人は目的地が近づくにつれて速度を上げるようなことはしない」と書いた。②IAEA(国際エネルギー機関)は最新月報で「今年の原油需要はロックダウン（都市封鎖）の中国の原油需要1990年後最大の2.7%減見通しで世界の原油需要は200万バレル/日増レベルまで減少すると予測した。中国は人口2,100万の成都はじめ各地での都市封鎖に加えて住宅価格が11か月連続で下落している。③ウクライナ軍はウクライナ東部のハルキュー州のほぼ全域を奪還した。ロシア国内に挫折感が広がっている。」と伝えた。

14日NY市場で前日の1,300ドル急落後も利上げ警戒感で様子見ダウは31,135ドル、30ドル、0.10%高、S&P500は3,946と13ポイント、0.34%高、ナスダックは11,719と86ポイント0.74%値上り。恐怖指数VIXは26.32へ3.48%低下した。米10年債利回りは3.412%と0.32%低下した。NY外為市場では1ドル=143.16円、0.96%安、1ユーロ=142.85円、0.88%安、1英ポンド=165.21円、0.55%安で取引された。NY原油（WTI)はバレル88.75ドル、1.65%高、北海ブレント、同94.30ドル、1.21%高で取引された。NY金はオンス1，706.10ドル、0.66%安、ビットコインは1万,9,925ドル、1.22%安で取引された。

15日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「エリザベス女王の棺がウエストミンスター寺院に安置された。多くの弔問客が列を作った」と伝えた。米ABCは「莫大なエリザベス女王の遺産がジョージ新王に相続税なしで譲渡された。一方、王室に年間2,500万ポンド（41億円）の王室予算が用意されている。英国はエネルギーコストが昨年の3倍、10月から電気、ガス代が共に値上げを予定している。不公平感が国民の間に高まっている。」と伝えた。ドイツZDFは「14日のEU議会でホンデアライアンEU委員長は「EUのガス料金は高い天然ガス相場にスライドして決められている。そのためガス供給会社は高収益を上げている。収益を需要者に還元する必要があると提案した。」と伝えた。フランスF2は「中国には全国で800以上の俗に「釘の家」と称する家屋が存在する。立ち退きを拒む人の家や建物である。誰も住んでいない家もある。」と伝えた。シンガポールCNAは「9月15日から上海機構会議がウズベキスタンで開催される。習近平主席が2年振りの国外での会議出席となる。プーチン露大統領との会談が予定されており何が話し合われるか注目されている。」と伝えた。いつもの事であるが問題は日本がどうするかである。蚊が止まって血をたらふく吸っていているなと気づけばせめてはたき落す気力は持ちたい。（了）

8月米CPI8.3%上昇、米ＦRBによる積極的利上げ警戒、ＮYダウ、一時、1,300ドル超下落、一方、日韓逆転現象目立つとNHK/BS「キャッチ!世界のトップニュース」で特集

（学校で教えてくれない経済学）


米労働省は13日、8月の消費者物価指数（CPI）が前年同月比8.3%増（7月：8.5%増）（予想：8.1%増）と発表した。8月のガソリンは前年同月比25.6%増（7月:44.0%増）、7月比10.6%下落した。食料は11.4%増加した。エネルギー及び食料除くコア・インフレ率は6.3%増（7月 :5.9%増）と加速した。13日、WSJ紙電子版は「ガソリンは値下りしたが、コアCPI指数が前月比0.6%増、前年同月比6.3%増加しことで、来週開催の9月FOMCの3回連続となる0.75%利上げを予想、13日、NYダウは前日比1,276ドル安、ナスダックは5%以上値下がりした。米債券が売られ、利回りが上昇、ドルが買われた。」と伝えた。

13日、NY市場でダウは 31,104ドル、1,276ドル、3.94%安、S&P500は3,932と177ポイント、4.32%安、ナスダックは11,633と632ポイント、5.16%安で取引を終えた。個別では半導体トップのインテルが29.29ドル、7.10%安、1銘柄でダウを75ポイント押し下げた。住宅ローン金利の更なる利上げを警戒、米住宅最大手のホームデポが277.93ドル、6.59%安、1銘柄で129ポイント、ダウを押し下げた。恐怖指数VIXが27.27と14.24%急伸した。米10年債利回りは3.411％と1.48%上昇した。2年債利回りが3.741％と4.89%上昇、FOMCの12月会合での積極的利上げ継続をシグナルした。NY外為市場でドルが買い戻された。1ドル＝144.53円、1.20%高、1ユーロ＝144.07円、0.33%安、1英ポンド＝166.12円、0.43%安で取引された。NY原油（WTI）はバレル87.59ドル、0.23%安、北海ブレントは同93.43ドル、0.56%安で取引された。NY金はオンス1，713.00ドル、1.59%安、ビットコインは2万274ドル、9.65%安と大きく売られた。

14日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCはニューストップで「エリザベス英女王の棺がバッキンガム宮殿に安置された。40万人が女王と最後のお別れをするとみられる。9月14~17日と期限を限定している。状況如何では早めの終了が見込まれる。」と伝えた。ドイツZDFは「ロシアはウクライナ侵攻後はじめての大規模な撤退を余儀なくされている最悪のタイミングでロシアが支援するアルメニアとトルコが支援するアゼルバイジャンがナゴルカルバスを巡り紛争が起こった。」と伝えた。

韓国KBSは「韓国映画「イカゲーム」がエミー賞6部門全てで受賞が決まった。韓国で人気がある映画が世界でも人気があることが証明され嬉しいニュースだ。」と伝えた。14日NHK/BS[キャッチ!!世界のトップニュース]で「日韓逆転」特集番組で韓国の若手研究者の第一人者の一人、イ・チャンミン教授が出演。「韓国の躍進に対し日本の停滞が特にデジタル化で顕著だ。デジタル化率で１位デンマーク、2位が韓国。日本14位。外国人留学生数で1位中国、2位インド、3位韓国：3万9,451人。日本は11位：1万1，785人。GDPに占める開発予算で日本は3.29%、韓国、4.81%。国会議員の女性化率：日本9.8%、韓国、18.6%を挙げた。少子化が問題だが韓国は万事ダイナミックだと説明した。果実だけを得ようとする横着な人が増えた気がする。失われた30年をどうするか。真摯に受け止めて欲しい。（了）

「神戸の温暖化はどんなんか？」by気象予報士、南利幸氏（スケッチ＆コメント）

第131回「酒蔵文化道場」

画・江嵜 健一郎

8月28日（日）午後4時から第131回「酒蔵文化道場」にNHKの土・日・祝日朝5時50分登場のおなじみの気象予報士、南利幸さんを講師に迎えて「神戸の温暖化ってどんなんか？」の話を聞いた。

南さんは「兵庫県西宮市の生まれ。NHKの現在の番組に出始めて17年経つ。放送のある前の夜に西宮の自宅から新幹線で上京する。」と話し始めた。「自分の前にはカメラのみで人がいない。」と放送の様子を会場正面に映した。「原稿はありません。途中で何があるか分からない。なにかあると原稿があると喋れなくなるからです。」との冒頭の言葉を興味深く聞いた。

「天気予報の見方は昔と変わって来た。何といっても気温の上昇です。激しい雨が増えた。」と話したあと「大昔は天気予報はなかった。色々なことわざを参考にしている。「猫が顔を洗うと雨が降る。」雨が近いと猫のひげが湿めるからだ。「下駄を飛ばして下駄がひっくり返ると雨。」下駄の鼻緒が湿気で重くなるからです。「山が傘をかぶると雨」「つるし雲が出ると山は大荒れ」「飛行機雲が消えないときは雨が降る」など次々紹介された。クイズ形式で会場に呼びかけながら話を続けた。

次にお天気マークの説明に移った。曇りマークの横に傘は曇りのち雨。曇りマークの横の傘マークが半分ほどの大きさだと時々雨などと細かく説明された。ＮHKと他の放送局と若干違いますが基本的には同じですと話された。

温度はどこで測るのか。神戸気象台の庭にある小屋の中の温度計で測る。百葉箱は今は使っていない。

本題の神戸の気温の話に移った。「神戸の年間の平均気温は1897~1947は16℃だった。それが1977年から少しづつ上がりはじめた。1987年にバーンと上がりました。次に2007年にまたバーンと上がりました。」とグラフを映しながら説明した。

神戸の年間の平均気温は1980～89年は16.1℃でした。それが2012～2021年では17.2℃に上昇しています。今の神戸の気温は1980年の宮崎並みです。

2～3月の気温を見れば1980～89年は5～8.5℃でした。2012～2021年は6.9～10.8℃へ1，8度上昇しています。

8月で見れば27.8℃が28.9℃になっています。南さんは「これはグアムとほぼ同じ気温です。グアムまで出かけなくてもよいことになりますね」と話した。神戸の気温は熱帯並みに既に上昇してしまっているなと厳粛に受けとめた。

神戸には昭和13年（1938）に大水害を経験した。第二次世界大戦後では台風13号（昭和28年）（1953）,伊勢湾台風（昭和34年）(1959)は近畿地方に甚大な被害をもたらした。

まとめとして①気温は確実に高くなっている、②海水の温度もつれて高くなって来ている。③雨の降り方がより激しくなっていると話した。

質問時間に入り数人が手を挙げた。筆者は3番目に手を挙げた。「本物の南さんにお会い出来て光栄です」と前置きして「日本列島の天気予報の地図に韓国や中国がいつも書かれています。天気予報で韓国や中国と情報交換はあるのですか」と聞いた。

南さんは「いままで情報交換をしたことは私はありません。日本気象庁のデータ予報をもとに説明しています。気象庁同士ではやっておられるかもしれません。」と答えられた。

恒例により搾りたてのお神酒をお猪口一杯いただきご機嫌で帰路に就いた。貴重な機会をご用意いただいた神戸酒心館の安福会長様にひたすら感謝である。（了）

9月のＣPI警戒感の中でＮYダウ４営業日続伸、インフレ抑制が利上げにより機能しているとしてリスクオン、一方、習主席、プーチン大統領,モディ首相が集まる上海協力機構会議を注目

（学校で教えてくれない経済学）


「米ＦRBによる積極的利上げが、米国のインフレ抑制に機能しているとして週明け12日、NY市場でダウは200ドル以上値上がりした。②ロシア軍がウクライナ東北部の占拠していた複数の町から撤退した。一方、欧米に更なる武器弾薬の供与を要請した。」と12日、WSJ紙電子版は伝えた。12日、ブルームバーグ電子版は「①12日、NY市場でダウは4営業日続伸した。アップルのアイフォン新タイプの予約が好調に推移している。②米住宅市況が痛みを伴うリセットに直面している。」と伝えた。12日、ロイター電子版は「①NY連銀の8月の一年先のインフレ期待率が5.7%へ7月の6.2%方低下した、②李克強首相は12日、追加の経済安定化策を発表したと政府系メディアが伝えた、③アップル14新モデルが中国で好調スタートしたとJPモルガンがレポートした。」と伝えた。

12日、NY市場でダウは32,381ドル、229ドル、0.71%高、Ｓ＆Ｐ500は4,110と43ポイント、1.06%高、ナスダックは12,266と154ポイント、1.27%高で取引された。個別ではアップルが163.43ドル、3.85%高、１銘柄でダウを39押し上げた。一方、薬品のアムジエンが23762ドル、4.07%安、1銘柄でダウを66押し下げアップの上げ分超を相殺した。恐怖指数VIXは23.85と4.65%上昇した。米10年債利回りは3.354 %と0.99%上昇した。9月の米消費者物価指数CPIを市場は注視している。NY外為市場では1ドル＝142.82円、0.30%高、1ユーロ＝144.53円。0.61%高、1英ポンド＝166.82円、0.74%高で取引された。NY原油（WTI）はバレル88.11ドル、1.52%高、北海ブレントは同94.32ドル、1.59%高で取引された。NY金はオンス1，73590ドル、0.43%高、ビットコインは2万2，408ドルと2.62%高で取引された。

13日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で「①エリザベス女王の棺がスコットランド、エディンバラのセントジャイルズ大聖堂に安置され、多くの弔問を受けた。長蛇の列が出来た。19日、ロンドンのウエストミンスター大寺院で国葬が取り行はれる。②ウクライナ軍が反撃、ウクライナ東部の3,000㎢の領土を奪還した。ロシア側はウクライナの攻勢を見落としていたようだ。ロシアによる核攻撃も含めた報復を警戒している。」と伝えた。ドイツZDFは「①ウクライナ軍は東部ハルキュー州のロシアに占領された街を次々奪還した。ハルキュー市長はロシア軍は浄水場含めてインフラ施設を標的にミサイル攻撃を再開した。余談を許さない状況だと話した。一方、モスクワとサンクトぺテロブルクでプーチンを支持していた地区議員の一部がプーチン非難を始めた。過去一度も見られなかった。注目すべき変化だ。」と伝えた。フランスF2は「エリザベス女王の棺がスコットランド、エディンバラ大聖堂に安置され数万の市民が哀悼を示した。スコットランドのイギリス連邦からの離脱の住民投票をスタージェン首相は表明している。スコットランドでの壮大な行事には政治的意味が含まれている。」と伝えた。シンガポールCNAは「ウズべキスタンで開かれる上海協力機構会議に習主席、プーチン大統領、モディ首相が揃って参加する。相互の首脳会談が早くも注目を集めている。」と伝えた。日本の立ち位置が曖昧模糊としている。（了）

リスク選好でＮYダウ、377ドル高、チャールズ３世英国王の即位スピーチを世界のメディアが報道、一方、日本は「失われた30年」をどうするのか。ラフカディオハーンの作品「顔のない男」の姿が目に浮かぶ

（学校で教えてくれない経済学）



「チャールズ3世英国王は母エリザベス2世よりdiverse(多様性)は多く一方彼に対するするdeferential(敬意)は少ない環境のなかで即位した。②週末9日、NYダウは377ドル高、3週間分の値下がりを埋めた。ウオーラー米FRB理事や複数の地区連銀総裁が9月の月のFOMCで積極的利上げを支持した。」と9日、ＷSJ紙電子版は伝えた。9日、ブルームバーグ電子版は「①9日、NY株はrisk on(リスク選好)を強め値上がりした。NY外為市場でインドの外の外貨準備高が1日で79.4億ドル急減、インド・ルピーが値下がりした。円安介入警戒感からドル円相場が値下りした。」と伝えた。

9日、NY市場でダウは32,151ドル、377ドル、1.19%高、S&P500は4,067と61ポイント、1.53%高、ナスダックは12,112と250ポイント、2.11%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは22.79へ3.47%低下した。米10年債利回りは3.321%へ0.89%上昇した。ＮＹ外為市場で1ドル＝142.66円、0.99%安、1ユーロ=143.26円、0.54%安、1英ポンド=165.27 円、0.30%安で取引された。NY原油（WTI）はバレル86.16ドル、3.14%高、北海ブレント、92.23ドル、3.45%高で取引された。NY金はオンス1，727.00ドル、0.40%高、ビットコインは2万1，336ドル、10.38%急騰した。

10日朝放送のNHK/BS[ワールドニュース]で英BBCは「チャールズ3世国王はバッキンガム宮殿に戻った。国王スピーチは母エリザベス2世への感謝の言葉で始まった。妻カメラの支えが大きい。カメラが王妃になる。息子のウイリアムズにプリンス・オブ・ウエールズの称号を与える。最後に、愛するママの御霊にはただひとつ。ありがとう。安らかに眠ってください。英国、英連邦のために献身的に行動する。」と述べた。」と伝えた。ドイツZDFは「チャールズ3世英国王はスピーチで①母への敬愛の念。②国民への奉仕、③息子ウイリアムズへ橋渡しする意向の様だった」とバッキンガム宮殿から特派員の言葉を伝えた。フランスF2は「①チャールズ3世英国王は国王即位のスピーチで「1947年のエリザス二世のスピーチの言葉を引用し献身的に仕えると述べた。世界は今緊張状態にある。英国は様々な危機に見舞われている。新国王よりウイリアムズの方に人気がある。②ウクライナ状勢ではウクライナ軍がハルキューなど奪還したがロシアの猛反撃が真近に迫っている。」と伝えた。

カタール・アルジャジーラは「8日、2日間のEUエネルギー関係閣僚会議は合意なく終わった。EUはロシア産ガスに40%依存していたが今9%に低下した。ロシア産原油価格の上限設定の討議で全会一致出来ないからだ。ロシア産原油に80%依存しているハンガリーは「ガスの値段は需給できまる」と反対した。」と伝えた。シンガポールCNAは「北朝鮮は法令を改正し核兵器を正規の武器とすることを明文化したと金書記は演説した。」と伝えた。トルコTRTテレビは「105隻が穀物を運んだ。内アフリカ向けは2隻。残りは全て豊かな国に送られた。」と伝えた。問題は日本だ。失われた30年を取り戻すために一人一人の日本人がどう行動するのか。ラフカディオハーンの作品にある顔のない男が目に浮かぶ。（了）

エリザベス女王が8日死去したと各国メディアが揃って伝えた。NHKは「開かれた皇室に努めた」と伝えた。一方、ＮY株は、パウエル利上げ継続発言を消化、買い戻しで値上りしたとＷSJ紙

（学校で教えてくれない経済学）


「エリザベス女王が療養先のパルモラル城で8日死去した。96歳だった。国は喪に服す。世界最長在位の君主だった。価値観の安定と安心の永続性に務めた。」と日本時間9月9日朝3時、ＦT(フィナンシアルタイムズ)電子版が伝えた。同日朝3時過ぎ、ＮYタイムズ電子版はエリザベス女王死去、チャールズ皇太子が後継したとエリザベス女王が1952年、女王即位の際の演説を動画で流した。

8日、WSJ紙電子版は「①エリザベス女王二世が在位70年で8日死去した。チャールズ皇太子が継承した。②パウエル米FRB議長の利上げ継続発言を消化して8日、NY株は値上がりした。米住宅ローン金利が5.86%と2008年以来最高を記録した。」と伝えた。8日、ブル―ムバーグ電子版は「①パウエル米FRB議長は8日、「仕事が完了するまで、利上げを継続する」と発言した。米債券利回りが上昇に転じた。米新規失業保険申請件数が22.2万件と３か月振りの低い水準を記録した。イエレン米財務長官は「インフレが緩和すると期待しているがリスクは残る。」と発言した。②インドがコメ輸出規制を発表した。食料インフレが懸念される。インドのロシアからの原油輸入が昨年比6倍増加した。③中国がエネルギー不足に対応して石炭火力発電を予想以上に増加していることが分かった。」と伝えた。

8日、NY市場でダウは31,774ドル、193ドル、0.61%高、S&P500は4,006と26ポイント、0.66%高、ナスダックは11,862と70ポイント、0.60%高で取引された。恐怖指数VIXは23.61と4.18%低下した。米10年債利回りが3.323%へ1.78%上昇した。NY外為市場で1ドル＝144.08円、0.25%高、1ユーロ＝144.06円、0.15%高、1英ポンド＝165.70円。0.02%高で取引された。NY原油（WTI）はバレル82.72ドル、0.95%高、北海ブレント、同88.56ドル、0.64%高で取引された。ＮY金はオンス1，719.70ドル、0.46%安、ビットコインは1万9,375ドル、0.43%高で取引された。

9日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「エリザベス女王が8日死去した。何十年にわたり英国と世界に安心と安全を与えることに揺ぎ無かった。1952年以来変わることがなかった。チャールズ3世が王位についた。」と伝えた。スペインTVEは「フェリぺ国王は弔意をチャールズ王に伝えた。フェリペ国王はビクトリア女王という共通の祖先をもつ。」と伝えた。フランスＦ2は「フランスではエリザベス女王は忘れられているかもしないがドゴール、ポンピドー、ディスカールデスタン、オランド、マクロンなどフランスの大統領と深いつながりがあった。マクロン大統領は「エリザベス女王はフランスの友人だった」と弔意を届けた。」と伝えた。インドNDTVは「エリザベス女王が8日亡くなりました。モディ首相は「初めてお会いしたときの暖かいお人柄が今も残ります」と話した」と伝えた。韓国KBSは「エリザベス女王が死去、チャールズ王が即位した。25歳で即位、70年以上在位した。」と伝えた。NHKは9日朝「エリザベス女王はイギリスの統合を象徴する存在だった。日本皇室とのつながりも深い。開かれた皇室を実践した。」と伝えた。（了）